見出し画像

メキシコ・オアハカでモンテ・アルバンへ行く

食を目当てに訪れたオアハカですが、なんとユネスコ登録の遺跡が!!ということで行ってみた。
*掲載の金額は2024年8月のものです


モンテ・アルバンとは?

一言で言えば、スペインによる支配以前に原住民が何世紀にもかけて建造・利用した宗教施設の遺跡、または、サポテカ文明(Zapotecs)の首都らしい。ただ、スペイン支配の数世紀前には最盛期にはメソアメリカ最大、世界でも指折りの首都だったこの地域の人口は急激に減少していたとか。なぜなのか、という点に関してや、歴史事実の詳細についてはまだ発掘・研究が進んでおらず、不明点や推定であることが多いそう。アメリカ大陸の原住民の歴史にはまだまだ謎なことが多いんだな〜。やっぱ資本の問題なのかなあ…

所要時間・おすすめの時間帯

遺跡はオアハカ中心地から10キロほど離れたところにあり、バスを利用して約30分ほど。

遺跡自体も、想像以上に大きな敷地面積でした。大体の観光客は、遺跡全体を見るのに約2時間半〜3時間費やすよう。私たちは、ガイドを利用せず、Google翻訳を利用して、遺跡にちらほらある説明文を読みながらゆっくり周り、2時間45分かかりました。

8月上旬のオアハカは朝は寒いのに昼は日差しが強くだいぶ暑くなりますし、昼に近づくにつれ観光客が増え、昼には駐車場がいっぱいに。早起きは三文の徳ですね。体感では、メキシコ人(アメリカ人もですが)朝は比較的遅めな感じ…?わたしは朝8時半のバスを利用しました。

モンテ・アルバンへの行き方

交通手段は3通りあります。タクシーを利用する、ツアーに参加する、またはツアー会社のシャトルバスを利用する、です。

タクシーは、行きはいいけれども、もし観光客があまりいなかった時に帰りの車を捕まえられなかったらどうしよう…という不安や、値段交渉が面倒ということもあり却下。
ツアーは、口コミを見るとちょっと説明してあとほとんど自由行動だった、というようなものを多く見かけたこと、モンテ・アルバンだけでなくミトラという近辺の遺跡など半日でなく1日かけるツアーが多かったこともあり、今回はツアー会社のシャトルバスを利用することに。

シャトルバスの会社は2つ存在を知っていましたが、Viatorという以前カンクンで利用したツアーのサイトで見かけた会社、Lescas Co. Toursに目星をつけました。ウェブサイトでは244.07ペソ、とありましたが、ゾカロに窓口があるというので、バス利用予定日の前日昼頃に直接訪れてみたらなんとサイト掲載価格の半額!往復で一人120ペソ。その場で予約をお願いすると、時間のリストをいただき、どれにするかその場で決めます。朝一番の便(8:30)をお願いし、現金で支払いをしました。ちなみに、行きは8:30から1時間毎、帰りは10時から1時間毎に便が出ていて、駐車場で領収書を見せれば乗せてもらえるとのこと。

明日は予約時間の10分前くらいにこのオフィスに来てね、と言われ、電話番号の記載された領収書をもらいます。

当日、朝は空いているお店があまりないだろうと思っていたので、事前にパン屋さんで「明日のパン」を購入。朝はパンで軽く済ませ、先日予約したオフィスへ向かうと、数組の観光客の姿が。全員が集まったことを確認すると、バス乗り場まで案内してもらい、そこでバスに乗車。比較的綺麗な小型のバスです。幼稚園の送迎バスのような…

バスが移動を始めると、1箇所ホテルに寄り、追加の観光客を乗せました。彼らはオンラインで予約していたのかもしれません。そのあとは、モンテ・アルバンの駐車場までノンストップ。渋滞もなく、約25分で到着しました。ものすごく揺れる、ということはありませんでしたが、標高が高めなので、耳にくることは時々ありました。

到着後、駐車場を後にし、坂を5分もしないくらい登ると、チケットブースとマシーンがあります。チケットブースで入場料の95ペソを支払い、出てきたチケットを係員に見せ、入場です。クレジットカードの利用もできましたが、現金があると無難です。内部には少なくとも1箇所(ピラミッドエリアの前にある墓地エリア)トイレがありますが、気になる方は入場前のエリアで事前に済ました方がいいかもしれません。

帰りのシャトルに乗るには

モンテアルバンの駐車場にて。バスはこんな感じです。

駐車場まで歩いて行くと、往路に乗ってきたバスと全く同じデザインのバスがすでにありました。領収書を見せて、乗っていい?と聞くと、「これはツアー用だからもうちょっと待って。5分ですぐ来るよ」とのこと。ですが、もう一人のおじさんが、「乗って乗って!出発するよ!」とのこと。乗せてもらい(乗れるんかい)、出発。30分しないうちに、ゾカロ近くで降ろしてもらいました。

わたしが持って行ったもの・服装(8月上旬)

・長袖ジャケット(朝は寒いので長袖必須!)
・日焼け止め(日差しを遮るものはほぼなし、塗り直しました)
・つばの広めな帽子
・サングラス
・水(売店でも買えますが、一応)
・履き慣れた運動靴(ピラミッドの階段はかなり急勾配です)
・ウェッティー(ピラミッドの階段は手をつかないと登りにくいところも)
・現金、クレジットカード
・ティッシュ(トイレに紙がないことが多いです)

服装は、スカートはお勧めしません。ピラミッドはかなり急勾配です。
気温にかなりの変化があるので、調整しやすい服装がマストですね。

事前学習のススメ

遺跡内にはこんなこんな感じの説明書きがちょこちょこあります

モンテ・アルバンにはあまり説明書きがあまり無いのが難点。ですが、サポテカ文明についてはオアハカ文化博物館(Museo de las Culturas de Oaxaca, Santo Domingo)に発掘された遺品や文化、歴史についての説明があります。入場料95ペソ。この場所は修道院の敷地内にあって、同じく敷地内にはオアハカ原産の植物を展示している植物園があります。こちらはツアーのみでの入場になっていて、11時より英語でのツアーがありました!2時間じっくり説明してもらえて、料金は一人当たり100ペソ!スペイン語がわかる方であれば、10時より毎時ツアーがあるそう。とてもお勧めです〜!

植物園はこんな感じ

また、メキシコシティには国立民族博物館(Museo Nacional de Antropologia)にオアハカ、サポテカ文明、モンテ・アルバンについての展示もあります。こちらはオアハカ文化博物館よりも詳しく説明があります。展示は人類の始まりからスタートしたのでちょっとびっくり。入場料95ペソ。こちらの博物館もとても混むので、開館と同時に行かれるのが吉。博物館内におしゃれなレストランがあり、私たちは標高にやられたのか疲れ果ててしまったので、ここでお昼を食べて、近くにあるチャプルテペック城にも行きました。

国立民族博物館にあるモンテ・アルバンの復元模型

それに加えて、ウィキペディアにもたくさんお世話になりました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?