【序章】色弱の男の子が幼稚園の先生からガチギレされた

私の幼少期の記憶をたどると
・怖い
・寂しい
・恥ずかしい

この3点がずっと付きまとった時期でした。

幼少期の私は
『色の見え方が周囲と少し違う』
という自覚はもちろんなく、
漠然とお絵かきや工作の時間が怖かったのを覚えています。

〜お花を描く〜
園庭に咲いている植物を描く時間でした。

クレヨンでお花を描く
ある程度、大人になって分かったことですが

茎は『茶色』
葉っぱは『緑色』
地面は『茶色』
お空は『青色』
花びらは○○○
花弁は○○○

というように、
色に対する一般通念というのが存在するのですね。

もちろん、幼少期は一般通念なんて分からないので
目に入ってくるものをそのまま表現する。

私はお絵かきが好きだったので、
気分は上々、ルンルンで描いておりました。

お絵かきの時間も終盤となり、
先生が各園児の描いている絵を見ながら褒めたりしてて、

『ボクのも見てほしいな♪』
『褒めてほしいな♪』

と思い先生に見せにいきました。
そしたら

「何でこんな色で塗っているの!」
「描き直しなさい!」

私は
『何で怒られたの?』
『この色の何がダメなの?』

という疑問と共に
怒られた『悲しさ、怖さ、恥ずかしさ』でいっぱいになりました。

もしかしたら、その場で
「何でこの色がダメ?」
と聞いたらよかったのかもしれません。

しかし、
みんなの前で怒られて恥ずかしいし怖い
という思いが勝って、
ただただ萎縮するしかありませんでした。

そんなことがあって私は、
お絵かきの時間が怖くてたまりませんでした。

『また怒られるんじゃないか』

両親にもお話しができず、
ひたすらに怯えていたのを覚えています。

そして描き直し。
塗った色の上から、先生が教えてくれる色をのせる。

どんどん描いた絵が暗くなって、汚くなって、
私はどうしたらいいのか分からないまま
言われた通りに
一生懸命に
ひたすらに
指定された色をぐしゃぐしゃにのせていました。


出来上がった『ボクが描いた絵』

こんなもの、ボクが描いた絵じゃない。
そんなもの、おかあさんに見てもらいたくない。

この頃に私は『人の顔色をうかがう』というのを
自然と覚えたのではないかと思います。


このスキル、適度はいいかもしれませんが、
過度に熟練度が上がるとこれから書いていく予定の
青年期以降に大きな影響が出ていることを実感できました。

無論、性格上の性質かもしれません。
家庭環境かもしれません。
周囲の環境だったのかもしれません。

色んな因子を含んでいるので、
みんながみんな同じということはないでしょう。

私が臆病で神経質で根性無しだったから招いた結果だったのかもしれません。
今の時代にはナンセンスなワードですね。

私はこの一件があり、
どんどん殻に閉じこもるようになっていきました。

いわゆる『内気な男の子』の完成

流されるままに流れて、
人の輪の端っこで作り笑顔をして仲間外れにされないように食らい付いていた

☆次回☆
工作の時間にガチギレされた
おとうさんへの大切な贈り物が。。。
そして倉庫裏が専用食堂になった
太陽が先生に連れていかれた


〜目を通していただいた読者様へ〜
まずはリアルを知っていただきたく、
少々悲しい文面になりました。

大昔の話しなので多少のズレはあるかもしれませんが、
そんなに狂いはないかと思います。

ただ、同じようなことでお悩みの親御さんや先生
周囲にいる色弱のお友達
もちろん色弱の人へ

この文章は世界中の人々に向けて
少しでも世の中の色んな個性を持った人が
日々の何気ない生活をより楽しく、豊かになるきっかけになるような
そんな文章を書いていけたらと考えています。

最後まで乱雑な文章にお付き合いいただきありがとうございます。


【作者略歴】
◼︎幼少〜小学校
体育教室でゴリゴリの体育教育を受ける
野球少年になる
◼︎中学校
最後に奇跡の男と言われる
◼︎高校
途中で野球を辞める
オーケストラでバイオリンに出会う
◼︎大学
オーケストラのコンサートマスターになる
デザイン系ソフトと出会う
◼︎社会人
◻︎出版社制作部入社
◻︎WEBスクール入学・卒業
◻︎WEB会社に転職(WEBディレクター)
ディレクション帰りに盲腸が爆発する
◻︎市民オーケストラでコンサートマスターになる
◻︎手取り10万を切る会社でWEBデザイナー
◻︎経営コンサル会社で群馬の山奥の老舗ホテルに監禁される
◻︎女性にこっぴどくフラれる
◻︎お菓子売りの行商を始める
犬に噛まれて筋肉が断裂する
◻︎なぜか高学歴しかいないWEB会社に転職
陰湿ないじめを受ける
◻︎現在のWEB会社に役員として転職
◻︎特命係という危うい肩書きをもらう
◻︎濃厚接触とかなかったのに会社でコロナをもらう(自分だけ)
現在

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