妥協と優先順位の話②(または食事の手間について)

こんにちは。前回(一年半前!)の記事の続きです。


やりたい事とやるべき事のバランスが取れずに苦しいのは相変わらずなんですが、あれから分かったこと、ちょっと前進したこともいくつかあります。


一日でやれる事が少ないっていうのは、要領が悪くてこなせる仕事(家事、課題、食事etc)が少ないという意味合いもあるのですが、どちらかというとそれらに割ける体力や精神力の量が足りないという要因が大きいです。


そして私の場合、体力や精神力の源は食事と水分です。飲み食べをサボると、サバイバルゲームのごとく思考力と判断力がガリガリ減っていきます。


部屋にいる時に意識して水分を摂るのは難しいことです。私は普段電気ポットで1Lほどお湯を沸かしてお茶や湯冷ましを飲んでいますが、ポットのお湯を切らして数日そのままになる事もあります。


また、私は寮に住んでいるのですが、寮は炊事場が共用のため作った料理はすぐ回収しないといけません。コンロに鍋を置いて少しずつ食べる、という事が出来ないんですね。また冷蔵庫も共用で、だいたい14人でひとつの冷蔵庫を使っているので一人分のスペースが少なく、おかずの作り置きも難しいです。そのため普通に自炊すると毎回作らねばなりません(他人が使ってて使えない時もよくある)。自律生活初心者なのになんというハードモード。


そういう問題があって、一年前の冬、だいたい前回の投稿のあたりで私はスロークッカーを買いました。金属製の外鍋の中に陶器の内鍋が入っていて、内鍋に水と調味料と野菜や炒めた肉をほおりこんで、スイッチを入れると外鍋が熱くなって数時間かけて調理をしてくれるというシンプルな調理器具です。


これの良い所は炊事場を占領せずにスープや煮物を作れるところ、調理中に放置して別な事が出来るところ、また容量が3Lあるので多めに作って次の日食べる事も可能なところです。料理を部屋に放置するのは衛生的にちょっと怖いので気温が高くなってきたら控えないといけませんが。


また、少し前から、買い物に行く時はペットボトルのお茶や野菜生活も買っておくようになりました。そして母からの仕送りがある時は缶の野菜ジュースを頼んでいます。炊事場まで行かなくてもそこに飲み物がある安心感は大きいです。今年はコロナの影響で配信授業になりましたが、去年までの普通の授業がある日はペットボトルのお茶が特に重宝していました。特に遅刻しそうで売店でお茶を買う時間が無い時には。


それで食事や水分にかかる手間が減るのがどう良いかって言うと、食事の機会が増えたのに加えて、「お湯沸かして貯めておかなきゃ」「作れるおかずが少なく十分に食べられない」という心配が以前より減ったので(スロークッカーだけでは補いきれないので空いてる時にご飯は作りますが)、精神に以前より余裕ができました。未だに部屋は散らかってたり洗濯物溜めたりダメダメなんですが、少なくともベッドに体が張り付いたみたいに何も出来ない、という状況が無くなったのでそこは進歩だと感じています。


今は特にGW中も帰省せず寮にいる人が多く、その分コンロも混みやすいので、スロークッカーの安心感は大きいです。


一つ一つに割ける気力が少ないなら、一つ一つを省エネ化すればいいんです。食事以外でもどうにか工夫できないか、動く手間と考える手間を減らせないか現在模索中です。


なんでそこまでして自炊したいんだって話も今度できたらいいですね。


それでは

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