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#23　再現VTR

モ サク

おはようございます！よろしくお願いします！！

モサク（@mosaku_actor）です。

映像系のお仕事には、「映画」「TVドラマ」「CM・CF」「PV」「再現VTR」等々、様々なお仕事があります。
また、「再現VTR」のなかにもいろいろあり、バラエティ番組内での再現や、異人偉人等の過去を再現するもの等、取り上げられる題材によって色が変わってきます。

今回は、そんな中でもバラエティ番組内で放映されるエピソード再現VTRについて、したためたいと思います。

【再現1、お化け役】

お化けです。

実際に体験したことを再現するのですが、何も全員が全員人間とは限りません。夏場などによくありますよね。怪談体験的な感じです。
ざっくり話は聞いていましたが、現場到着して少々面喰います。

スタッフさん（衣装さんではないらしい）から、衣装を借ります。
「これに着替えてください！大丈夫ですよね！！」

と、渡されたのはタキシードと蝶ネクタイ…
白装束とかやないんやね。
（´･ω･｀）


困りました。着たことがありませんので、装飾品関連をどのようにつけていいかわかりません。
（白装束のほうがヤバかったかもですが）
スマホで装着後の姿を検索し、それをみながら、鏡をみながら、装着していきます。
途中、バタバタと会ったばかりの競演者さんやスタッフさんと
「どうするの！？大丈夫！？え～～～！！！」
とかやりながら。

結果、衣装が簡易的な感じだったので本番までには間に合いました。
撮影まで少し待ちが入る程度には余裕があったと思います。

無事に着替えが終わり撮影に入ります。

枕元に立って「悲しい」表情をします。
２～３「悲しい顔」のパターンをとったり、アングルを変えたりして、撮影終了。

本物のお化けが出そうなロケ地から退散していくのでした。


【再現2、髪切った？】

某有名人の代役（？）スタンドイン（？）的な再現VTRの出演です。
メインは有名タレントさんご本人出演で、その方のエピソードで大御所さんの代わりとして出演です。
顔は出ませんが幸運にも声だけは使ってもらえました。

撮影が行われるまでスタジオの使ってないところを大部屋控室にして待ちますが、なぜか緊張します。
今思い返すと台本（セリフ）が決まってなかったからかもしれません。
演じる役が大御所さんだからかもしれません。
プレッシャーを感じます。


プレッシャーを感じつつ撮影は始まります。
やらねばなりません。
小鹿やイグアナ等できるわけもなく、セリフも何も決まっていない中で発することができた言葉は次のやつです。

「髪切った？」

最悪です。しかも２～３テイクやったのに他のセリフが全く出ません。
それほどまでに緊張していたのです。
今思うと、大御所役かつ、目の前に飛ぶ鳥落とす勢いのタレントさん！！
芸歴の浅い自分としては必然だったのかもしれません。


出来のいまいちさに落胆しつつも、現場としては楽しかったのでほくほくしながら帰りました。


そして、後日オンエア―をチェックして

「髪切った？」

に、人知れず満足したのであります。


ー　完　ー

追伸
エディタの仕様が変わったのですね。
改行はこっちのほうが好きかもです。