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#22 さわやか

おはようございます!よろしくお願いします!!

模索俳優・モサク(@mosaku_actor)です。


ハンバーグが食べたいです。


ー 完 ー


本日は都内からロケバスに乗って一路西に向かいます。
朝が早いので寝ます。寝ます。寝ますzzz

眠ること数時間、途中休憩などをはさみつつ車は走ります。


太陽がそこそこ高く上がったころ、目的地に着きます。
快晴の空に富士山が見えます。きれいに冠雪しております。


本日は地方でのCM撮影になります。メインの方と同時に都内を出発し、ロケ地へ到着。その後、エキストラの私は待機に入ります。
メインの方はメイクなどをして早速撮影に入っていました。


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それは、ほんあかほあほあ、と日向に出れば暖かな一日でした。
新春を過ぎ、そろそろ体感でも春を感じる一日です。

私は建物の隙間から漏れ出る太陽光を求め、うろうろしていました。
もちろん、手持ち無沙汰だからです。まだ撮影には呼ばれません。

そして、同じように手持ち無沙汰そうにしている方にお話をしに行きます。


それは「クライアントさん」でした。


ズビシッ!!

という擬音とともに手刀が飛んできそうですが、「売れていない俳優」というのはなかなかの武器です。そんなに怖いものはありません。干される心配とか考えても、そもそもそんなに仕事がきませんので無意味です。

そして私も元サラリーマン。現在パートですが作業的には所謂サラリーマンとそんなに変わりません。雇用形態がパートなだけです。
喫煙所でビジネスパーソンが、よもやま話をする感覚で話しかけます。

決して暇ではないのでしょうが、こころよく話に応じていただけました。

狭い場所のロケで場合立ち入ることができない場合、現場から少し離れて見守るのです!!
それは状況がほぼ何も見えないので、見守るというよりは手持ち無沙汰になるのであります。

お互いビジネスパーソンです。(?)
私はロケ地にまつわる話題から話を振り、そして、CMの内容などをお聞きします。毎度のことながら、コンテ等細かい情報はいただいておりません。
そして話が暖まったころ(?)少々込み入った内容に振ってみます。CMの発注時期やらそのあたりのことを聞いた気がしますが、詳細は都合よく忘れておきます。

「ですよね~!〆とかありますものねぇ~!!」

みたいな会話だったとしておきましょう。
知らんけど。


そうこうしているうちに、ロケ地を移動して私の出番になります。
やることはほぼありません。メインの方の邪魔にならないように自然に動き、画面に映り込めばよいのです。
とわいえ、少々アクロバティックな感じだったので、リテイクが続きます。
私は少しでもメインの方の演技がやり易いよう、動きを合わせたりと工夫しながらリテイクに臨みます。エキストラにできるのはその程度です。

何度かリテイクの末、その場所での撮影は無事終了です。私の出番もここで終わりになります。

しかし、ロケ隊は全体の計画で動いているため私だけさよならできません。
予定では午後から合流の方と交代となっています。そのタイミングで、駅まで送り届けてもらうのです。

が、目の前に午後の方が既に居ます。何かがおかしいです。

どうやら、撮影が押したため先にお迎えに行ったようです。

さて困りました。

「どうやってかえるん?ワシ。」(心の声)

近くにいたスタッフさん(多分車両の方)に聞いていた予定をお伝えしたところ、

「駅まで車で送ろうか?」

と温かいお言葉をいただきます。(;_;)

が、ありがたいお言葉も即座に「YES!」と返答できません。

帰りの切符をもらっていないからです。
流石に富士山の見える場所からの帰宅はなかなかの出費です。
切符は用意してもらっていると事前に聞いています。受け取りたいです。

撮影の合間を縫って質問してみます。
予定が変わっていること、帰りの切符のこと、そして、どの駅まで送ってもらえるのか、etc...


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得られた結果としては、

「撮影が押しているので、このまま別の現場に向かいます。」
「新幹線のチケットがあるのでお渡しします。」
「今いるこの場所が最も駅に近く、次の現場は駅から離れるのでここでバラシにしましょう。」

私は諸々了解して、挨拶をして帰路につきます。


そして、自動改札にチケットを入れホームに降りようとしたその時!!

「ぴんぽーん!」

ゲートは非常にも私を阻みます。

「なんでなん!?新幹線切符って市内あかんの!?」

切符に刻印された文字をよく見ます。

「静岡→東京」

長距離でよく見かける、「区内」や「市内」の文字はありません。
特に、「市内」が重要です。

そう、ここは「東静岡」…
在来線駅の連絡橋から東海道新幹線が見下ろせ、近くには某B社のWB型プラモデル工場が存在する街。

ここから新幹線を見下ろすことはできても、新幹線に乗車することはできないのです。

さて、困りました。自動改札にラリアットを喰らった気分のまま券売機を見上げます。
ここでラリアットを喰らわせてくるのは、黄色い鳥です。ペンギンとは違います。

「東静岡~静岡」。一駅…、なんか悔しい…

東京発着のきっぷのうち、距離が101キロから200キロまでのきっぷが「山手線内」になり、距離が201キロ以上になると「都区内」の扱いになります。「市内」も201キロ以上です。たとえば、東京から静岡(180キロ)のチケットは「東京山手線内→静岡」で、東京から浜松(257キロ)は「東京都区内→浜松」の扱いになります。

そうです。距離が足りていないのです。
市内になるには東京から近いのです。ですが、東静岡が市内扱いなのかは、また異なる話なので、ここでは論じないことにします。

さて、「東静岡~静岡」間の運賃150円が足りません。
黙って買い足すのも癪なので、事務所に連絡します。

案の定、自腹で帰って後ほど社内で清算となりました。

たかが150円と侮ってもらっては困ります。この150円は出演料の中から経費として捻出するので、その分利益が減るのです。(100%自腹の場合)

何とか(?)しぞーか駅までたどり着き、新幹線ホームに降り立ちました。
後は、ひかりやらこだまやらに乗れば東京に帰れます。

喉が渇いたので、何か飲み物を探してみました。鉄道の駅で少し辺鄙なところ(失礼!)は、商品もヒトクセあります。
というわけでもないのですが、久々に乗る新幹線&時間たっぷりキオスク物色の為、いろいろ見ます。

「あれ?こんなのあったかな?」
と目を引いたのは、キャップ部分にお茶の粉末が仕込まれたペットボトル。
水の状態で売られていますが、飲む前にキャップをひねるとお茶粉末が水にinして、淹れたてのお茶を飲むことができます。(水ですが)


てなわけで、無事新幹線に乗り込み、家に帰ることができたのでした。


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そして、新幹線で気づきます。

「静岡にいったのに、さわやかに入っていない!!」


そうです。東静岡でも、静岡でも、改札に気を取られて、「さわやか」に行くことを忘れていました。(ロケ弁を食った直後というのも遠因)


静岡でロケがあると聞いた時から念頭に入れていたのにです。
無念です。
Orz


「さわやか」にはもう一度行きたいです。
今度は、店員さんのサポートを断って「生焼け」でもなく、ならばと頼んだ「よく焼き」でもなく、適正な「焼き加減」のハンバーグを食べたいです。
(T_T)


では、お疲れさまでした。ありがとうございました!!