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気になるあの子の話

こんばんは。最近の出来についてまとめようと思っていたらおはぎの事ばかり考えてしまうので
ノートを綴ります。モサモサさんです。
お付き合いください。

9月19日夕方の事だった
最近見知らぬ子猫がうちに餌を食べに来る、と作家仲間でもあるご近所さんが教えてくれた。
我が家の庭先にも小さい子猫を連れた母猫を見かけていたので、その子かな?と思い
子猫ならすぐもらい手も見つかるだろうし、
女の子なら避妊手術も必要だなぁ…など考えながら過ごしていた所
なんと捕まえたのだ。
キャリーに入った子猫は
けっこう大きく、6か月くらいの大きさ。
犬歯を見るとすぐわかるのに、
捕まえた際にご近所さんは引っ掻かれていたし、
むちゃくちゃ怒ってて、口を捲る勇気は無かった。
この子は私が見た子猫では無かった。

翌日、病院へ連れてゆこうと思って隔離している工房を開けたら、ケージから脱走しており
エアコンの上で小さくなっていた。
昨日めっちゃキレてた事もあって、これは戦いになるね…と覚悟を決めて挑み
超おとなしくて拍子抜けした。あっけなく洗濯ネットに入れる事が出来てケージに戻すと絶叫し始めた。
超怖かったし、向こうもそうとう怖かったはずで、お互いめっちゃ怖がって共同生活が始まった。

病院へ行く道中も絶叫していたので、とにかく話しかける事にしてみた。
まずは自己紹介、家族のこと、趣味、最近読んだ本、楽しかった事…とにかく色々お話をした。
話しかける間は静かだった。

先生が言うには、発情期が一度終わったメスで3月頃に産まれた6か月の猫だと言う事だった。
虫下しと検査をして、検査はエイズも白血病も陰性で、ホッとした。
すぐに避妊手術の日取りを決めて帰った。
帰りの道中もたくさん話をした。

彼女の名前はおはぎになった。

おはぎは生きようって言う気が強くて眩しかった。
3日目には排泄し、ご飯もガツガツ食べるようになった。
めちゃくちゃキレてるので、チュールは食べないかなぁ…と思いながら口に付けると
キレながらチュールを食べた。
だんだんキレなくなって、チュパチュパと上手に食べるようになった。
その頃からタオル無しで撫でさせてくれたり、喉を鳴らすようになったりした。
頑張り屋さんなおはぎに凄く心が動いた。

おはぎを保護して1か月がたった
相変わらず鳴くけれどピーク時の50%ほどになり、
寝ている姿を見せてくれるようになり、
先住猫のチマキとおこわと戯れるようになった。
超進歩してる。
おはぎ適応能力ヤバすぎじゃん、見習いたいわ。
8月の末からおはぎを保護した当たりの時期
私は鬱と社交への不安で塞いで、日常生活も少し危うい状態だったけども、おはぎの様子に影響を受けて
少しずつ自分の身の回りの事、おこわとチマキ、おはぎのお世話をして、
なんか出来るじゃん、色々。と前を向こうと思い始め
最近は家事が出来るようになったり、進歩している。

まだまだ人間を信じないおはぎ、まだまだ訳もなく落ち込む人間の私。
毎日少しずつお互いを知ろうと思う。
そして個展に向けて必死に制作しようと思う。
今日はここまで。
おやすみなさい。

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