自家製セトリつかみ取り 〜夜にロックを聴いてしまったら編


こんにちは、DAです。
こんばんは。

先日はアンケートにご協力いただき、ありがとうございました!
アンケート?何のこっちゃ??って方はそのままで大丈夫です。特に何もないです。

そのアンケートの結果!
今回の記事では

『セトリつかみ取り』をやります!自家製で!

自家製ですよ?自家製。いつもの如く、鵜呑みにしないことです。よろしくお願いしますね?よろしくお願いします。

そして、今回つかみ取る公演は、

『FREDERHYTHM TOUR 2019 season1 夜にロックを聴いてしまったら編』

です!!
このライブのレポは、以前投稿しているので、今回は少し趣向を変えて、
一曲一曲の考察、というよりは、ブロックごとに考察していこうかな、と思います。
初の試みですが、頑張ります。頑張りましょう。頑張ります。


まず、「FREDERHYTHM TOURって何ぞや?」っていう方のために、今回のライブについてちょっと説明します。

FREDERHYTHM TOURとは、まぁ文字通りフレデリックのワンマンライブなのですが、今回のツアーは、来年の2/24をファイナルとしたフレデリック史上最長のライブとなっています。
今回の『season1 夜にロックを聴いてしまったら編』は、そのツアーの皮切りとなる公演、ということになります。
ざっくり、そんな立ち位置の公演でした。


ざっくりね!ざっくり言えば、そうです。

ですが!
今回の記事ではまず、本公演の立ち位置、そこからつかみ取っていこうと思います!すでに『セトリ』つかみ取りじゃなくなってますけど、それはご愛嬌ってことで、勘弁してやってください。すみません。


本公演の立ち位置、先ほども述べましたが『season1』と銘打って行われた公演です。以降、season2、season3…と続いて、season5まで続いていきます。

この"season"ごとにその日程を並べてみると、

season1 4月13日
season2 6月4日〜7月9日
season3 10月11日〜10月22日
season4 11月16日〜12月14日
season5 2月24日

と、なります。
そして、この"season"という単語、言わずもがな『季節』という意味ですが、この日程に季節、つまり四季を当てはめてみると、

season1 4月13日 →春
season2 6月4日〜7月9日 →夏(+梅雨?)
season3 10月11日〜10月22日 →秋
season4 11月16日〜12月14日 →(秋+)冬
season5 2月24日 →冬

となります。

『夜にロックを聴いてしまったら』の歌詞に

『夜にロックを聴いてしまったら 春が始まった』

という歌詞があったり、本公演のアンコール最後の曲に『出会いと別れの曲』である『ハローグッバイ』を持ってきたことからも、

ツアーの始まりに、春、という一年の始まりを重ねてきた意味、というものを考えさせられます。

セトリなどからも、『終わりと始まり』に意識を持たせることで、
『ここから始まるツアーとしてのseason1』
という意図を感じました。

また、前回ツアー(ツアー以外にも色々な場所で披露されていましたが)のセトリでとても印象的だった、
『NEON PICNIC』→『LIGHT』
の曲順、覚えていますか?

『夜から、夜が明けて、新しい朝が来る』

という印象的な曲順だったと思います。


さて、今回の『FREDERHYTHM TOUR 2019 season1 夜にロックを聴いてしまったら編』の一曲目は、その『LIGHT』でした。
『夜明け、新しい朝』というイメージを、今回も踏襲すれば、

『ツアーの初日であり、始まりの季節である春』と
『新しい朝をもたらしてくれる『LIGHT』という楽曲』

を関連づけて考えてもいいのかなぁ、と思いました。


そこで(まじで個人の解釈です。ほぼ妄想なので、あしからずです。)!!

本公演には、前回のツアーから繋がっていることを鑑みて、

『一日一日の繰り返し
(『NEON PICNIC』→『LIGHT』→『リリリピート』(本公演の2曲目))が
季節、という期間になり、
1年後の未来(2月24日)に繋がる』

その初日、という意味があるのでは、と解釈しました。

どうかなぁ、どうなのかなぁ、
それは、今回のツアーの今後のライブで明かされていく、、、
と、いいなぁ、と個人的には思っています。


はい!ここまでが、私が考える、本公演の立ち位置、ということでしたが、
今回も多分に漏れず、長いですね。
ここからやっと、セトリをつかみ取っていきます。


まず、1ブロックです!

『LIGHT』
『リリリピート』
『TOGENKYO』
『スキライズム』

という4曲で構成されています。
『LIGHT』と『リリリピート』に関しては、先にちょろっと触れましたが、ブロック、ということでまた違う観点で触れていきます。

まずこの4曲のリリース年を比較してみますと、

『LIGHT』→2018年
『リリリピート』→2016年
『TOGENKYO』→2017年
『スキライズム』→2019年

となっています。このように、同年にリリースされた楽曲が一つもないのが特徴ですね。また、どの曲もMVが制作された、いわば『リード曲』的な扱いの楽曲が並んでいます。

そこで私は、本公演が『始まりの季節』であることを踏まえて、1ブロックでは

『これまでフレデリックが、バンドとして歩んできた年を振り返り、本公演がそれに繋がる新しいツアーの幕開け』

であることを意味しているのでは、と考えました。


次!2ブロックです。このブロックは、

『うわさのケムリの女の子』
『RAINY CHINA GIRL』
『人魚のはなし』
『他所のピラニア』

という4曲で構成されています。この4曲は、どれもアルバム収録曲、ということでMVなどは制作されていない楽曲ですね。『フレデリックの曲を普段からよく聴く人なら知っている曲』が勢ぞろいしている感じのセトリだなぁ、と個人的には思います。

このブロックについては、ライブレポの方で散々語ったので、この記事ではちょろっと触れるくらいにしたいです。(したいです、という願望です)

詳しくは、レポの方を見ていただければ、分かっていただけると思うですが、
このブロックでは、

『うわさのケムリの女の子』でモクモク曇らせた雲から、
『RAINY CHINA GIRL』で雨を降らせて、
その雨がどんどん溜まって『人魚』が住む海を作り、
『ピラニア』が住む深海に連れて行く

といった、強いストーリー性がありました。
健司さんが先日のライブ(多分Light LIVEだったような気がします、定かではないです)で、

『皆さんを、深いところまで連れて行ってあげます』

とおっしゃっていたのを記憶していますが、このセトリがまさに、その『深いところ』に連れて行くセトリだったのかな、と思います。

1ブロックと比べると、
1ブロックは『フレデリックの外から見える部分の今までを知る』ものだったのに対し、
2ブロックは『フレデリックの深層に触れる』ことを意図したセトリなんじゃないかな、と思います。


またこの後に続く、3ブロックはFAB!!(Frederic Acoustic Band)編成のセトリですが、これはもう、深層も深層、フレデリックの奥の奥を見てくれ、ぐらいに個人的には感じました。

この3ブロックは

『シンセンス』
『かなしいうれしい』

の2曲で構成されていますが、この2曲、曲自体はどちらもライブやフェスの定番曲なので、本公演に来ている人であれば、みんな一度は聞いたことがあるだろう、という曲ですよね。

『シンセンス』は、FABバージョンでも、躍らせる要素の強い、いわゆる『フレデリックらしさ』が残っていましたが、
『かなしいうれしい』は、FABバージョンになると一転して、完全にバラードに振った『聴かせるフレデリック』という印象を受けます。

私は、この二曲をFABブロックに選んだことで、フレデリックというバンドの深層にある二面性、みたいなものを提示しているのでは、と思います。

個人的には、

『みんなが思うフレデリックらしさ』と
『フレデリック好きが思うフレデリックらしさ』

どちらも提示する、という意図があったように感じました。

また、アコースティック編成にすることによって、バンドとしての深層に加えて、
個々の音をフィーチャーして、メンバー一人一人の深層まで連れて行く、ということも考えられなくはないかな?と思います。
FABのタイミングでMCを入れたのも、メンバー個々を知ってもらう、みたいな意図があったのかな?なかったのかな?どうかなぁ、と思っています。



はい、次は4ブロックです。
このブロックは、

『まちがいさがしの国』
『KITAKU BEATS』
『オワラセナイト』
『オドループ』

の4曲で構成されています。
この4曲は、どれもフレデリックらしさの権化、のような4曲が集まっているな、と思いました。

『まちがいさがしの国』は、社会風刺的な要素を持ったフレデリックの楽曲(『SPAM生活』や『トウメイニンゲン』など)の代表、『KITAKU BEATS』は、ライブでもフェスでも、ドの付く定番曲、『オワラセナイト』は、フレデリックの歴史を語る上でなくてはならない一曲、『オドループ』は、言わずもがな、フレデリックの代表曲です。

また、この4曲のBPMが、103→150→150→172と、徐々に上がって行くことから、『聴かせるFAB』から、観客のボルテージをガンガンあげていくという意図も感じられます。

このボルテージMAXの観客に向かって、健司さんが放った一言は、

「フレデリズムはどうでしたか?
次はフレデリズム2をご堪能ください」
(意訳です!!!!!!!!!!!!!)


その一言から続く5ブロックは、

『逃避行』
『エンドレスメーデー』
『飄々とエモーション』

の、すべて『フレデリズム2』の収録曲、という構成になっています。

『逃避行』は、『リード曲』と公言されている一曲でMVも制作されていますし、『エンドレスメーデー』も映画のタイアップ曲でありMVも制作されました。『飄々とエモーション』は前回ツアーの表題曲でもありますし、『フレデリズム2』の最後を飾る一曲です。

この意味で、この3曲は『フレデリズム2の顔』とも言える曲たちですよね。


4ブロックで、『フレデリズム』を聴かせて、その上で
5ブロックで『フレデリズム2』を聴かせることで、1〜3ブロックで伝えてきた、『フレデリックらしさ』を、もう一度確認するような意図を感じました。


そして、最後は、アンコールにあたる6ブロックです。
このブロックは、

『夜にロックを聴いてしまったら』
『ハローグッバイ』

の2曲で構成されています。

先にも述べたように、
本公演1曲目の『LIGHT』が『朝』であれば、『夜にロックを聴いてしまったら』は文字通り『夜』です。
また、『春が始まった』という歌詞で、この公園がseason1であり、ツアーの幕開けであること、を回収しているのでは、と思います。

つまり、

『夜にロックを聴いてしまったら』に『夜』と『春』という言葉があることで、初めに述べた、『一日一日の繰り返して季節になり、1年後の未来に繋がって行く』という点に、繋がるのでは、と考えました。

また次の『ハローグッバイ』に入る前に、健司さんが

「出会いと別れの曲をやります」

と仰っていたことからも、再度『フレデリズム2』、『FREDERHYTHM TOUR』の始まりであることを示しているんじゃないかなぁ、と思います。



また、これは補足ですが、『フレデリズム』を伝える意味での4ブロックで『オワラセナイト』を歌ったのは、
『夜にロックを聴いてしまったら』で『春』という季節に注目して、『春』が来るためにはまず、その前の季節(冬)を『オワラセナイト』という意図が、あったりなかったり、あったりなかったりエブリデイ、(ソースは恋愛塾長タケル先生)かなぁ、と思います。どうでしょうか、どうかなぁ。




加えて、今回のライブは、整番などを鑑みても、FC先行でチケットを取った人が必ずしも良い整番ということでもなさそうだったので、フレデリックのワンマンライブに初めて来るという人も含めて、色々な層をターゲットにしたライブだったのでは、と思います。

本公演のセトリつかみ取り要素をまとめると、

1ブロックで、これまでのフレデリックをおさらい
2・3ブロックで、みんなが知らないフレデリックをちょい見せ
4ブロックでは、フレデリズムで踊らせて
5ブロックでは、フレデリズム2で躍らせた、

その上で

本公演は、今回のツアーの幕開けであること、
そして、前回ツアーを含めた、過去があることで今があること

を共有する意図があるのでは、と思います。


これから続いて行くツアーの、今後のライブにも
こういった意味が含まれてるのかな、と考えるだけでワクワクしてしまうわけですけれども、

今回の『セトリつかみ取り』は、これにて閉幕、とさせていただきます。




自家製セトリつかみ取りなので、自己解釈モリモリでしたがいかがだったでしょうか?
皆さんのつかみ取りも、ぜひ!
語り合えたら嬉しいです。


アデュー!










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