為替相場を理解する

日々テレビニュースや新聞記事にて、ドル円を含め様々な外国為替相場に関する情報を目にすると思います。
例えば、テレビニュースでは、「ドル円相場は、現在1ドル105円50銭から55銭で取引されております」と報じられますが、50銭から55銭で取引されているとはどういう事なのでしょうか。
まず、右側の円安55銭をオファード・レート左側の円高50銭をビッド・レートと言います。オファード・レートとは買い手にとって最も魅力的な(最も円高な)ドルの売り希望値であり、ビッド・レートとは売り手にとって最も魅力的な(最も円安)なドルの買い希望値です。
即ち、今ドルを売りたい人が提示するレートの中で最も円安水準であるレートが105円50銭であり、一方今ドルを買いたい人が提示するレートの中で最も円高水準のレートが105円55銭という事です。
その為、もし今ドル円を1ドル購入したいのであれば、105円50銭にて購入するor105円55銭にてビッドを指す、という二つの手段を選択する必要があります。
決して105円50銭から51銭、52銭....55銭でドル円が売買できるという意味ではありません。

以上

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?