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自分へ

友人の訃報に涙する時、もう会えない辛さが半分、
もっとできたことがあったんじゃないかという後悔が半分。
前半は、純粋に友人を慕う気持ちだが、後半は単なる自己憐憫だ。
彼女の死を悼む邪魔にしかならない。
人の死に際して、私ができることなんて、何もないと思い知るべきだ。
つまらない感傷に浸って、死と向き合うことから逃げてはいけない。

それよりも、会えた時にお互い笑って過ごせたか、嬉しかった気持ちを伝えられたか、感謝をきちんと表現できたか、いつも正直な態度で接することができたか、を思い返せ。

私は彼女と過ごした時、いつもとても楽しかった。
彼女も同じように感じてくれていたのなら、それでいいんじゃないのか。
それが「できることをする」ってことなんじゃないのか。

泣くなら自分のためでなく、彼女のために泣け。
純粋な哀しみだけを、お別れの場に置いてこい。
ちんけな後悔を振りかざして、自分を主役にしようとしないこと。

**連続投稿202日**

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