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【北陸ウミウシ日記】知らないウミウシを見つけた!

8月1日以来、ついに24日ぶりに、知らないウミウシに出会えた。
見た目は、どう見てもシャインマスカット。
タマミルウミウシ、という。

南の海で、海ブドウに擬態して暮らしているという情報がネットに出ていて、なるほど確かに似てるな、と思っていた。
今、図鑑で調べたらフサイワヅタに着生し、それを食べて生きているとのこと。
フサイワヅタは、クビレヅタとあわせて、おおざっぱに「海ブドウ」として販売されているらしい。
見つけた付近に、それらしい海藻は見当たらなかったので、遠くから流れてきてしまった子なのだろうか。

タマミルウミウシ

…と思ったら、このタマミルウミウシの左側には、小粒で茶色っぽいが、海ブドウっぽいものが生えている。
これか?これがフサイワヅタなのか?
全然似ていないけど、プチプチはしていそうだ。
タマミルウミウシは、これを食べていたのだろうか。

とりあえず、全体がよく見えるように、観察ケースに入れてみた。

結局、この日は、この個体のほかにタマミルウミウシは見つからなかったので、私の中では「間違って流れて来ちゃった説」が採用されている。
複数いれば、「ここで繁殖してるのね」と思うところだが、私にはこの子たちが食べる餌っぽいものが見つけられなかったから。

その点、今日見たサキシマミノウミウシは、数か所に大量発生していたので、水晶浜で繁殖しているのだろう。
カイメンを食べているらしいので、餌は豊富にある。

この子たちの卵も、そのうちみられるだろうか。

そういえば、今日は、とても大きな卵のリボンを目撃した。

こんな大きなリボンを、誰が生んだんだろう?と思っていたら、近くに8cmはありそうな、巨大なシロウミウシがいた。
この子の卵だったんだろうか。
いつか産卵シーンも見られたらいいなあ。


**連続投稿571日目**

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