[明石昌夫]小松未歩/ビジネスの話
明石さんは小松未歩さんのファーストアルバムのアレンジもされてますよね。素人ながら、明石さんの小松さんのアレンジは、ビートルズっぽいシンプルな感じで思ったのですが、これは制作サイドの要望もあったのでしょうか?
小松未歩さんのアルバムね。そんなに覚えてはいないんですけど。ごめんなさい、何でも覚えてないんですけど。ビートルズっぽいね。僕は基本的にはビートルズの影響って、そんな多くはないんですよね。もともともう20代の頃まで、っていうのは基本的にはビートルズってあんまり聞いてなかったんで。30代になってアレンジャーとしての仕事をした時に、聞いといた方がいいかなっていろいろ聞いてると、やっぱすごいんで、それですごくハマったみたいな部分もありますけども。影響としてはそんなには多い方ではないです。もっと他のアレンジャーの方のほうが。僕の場合は本当にもう70年代80年代のハードロックとかね、メタルというよりはハードロック、そういう古いハードロックみたいなやつ、それがもう一番基本だったりしますね。小松さんのアレンジがシンプル。僕基本的にはシンプルなんですよ。B'zでもZARDでも全部ものすごく。音の数自体がすごく少ないんだけども、その一個一個の音色をすごくフレーズ、音の使い方とかそういうふうなものをすごく、あとリズムの絡みだったり、そういうふうなところをすごい考えるんですけども。基本的にはシンプルです。少ないんですけども豪華に聞こえるっていう、それは一個一個の音がうるさかったり、音が鳴ってないところで全部鳴るみたいな、同じ場所で鳴らないみたいな。そういうふうなメリハリだったり、そういうふうなことは基本気をつけてるんで、気をつけてるというかそういうふうにするのが好きなんで、そういうふうなパターンにはなってます。制作サイドの要望っていうのは全然なかった。こうしてくれってそういうふうなことは基本ないんですよね、全てにおいて。なんでタイアップでこういうふうにしてくれみたいな話はあったりしますけども。制作サイドでは別にこうしてくれっていうのはなくて、むしろ全部丸投げ。こっちで考えないといけないみたいな部分があるんです。楽しいっちゃ楽しいし大変っちゃ大変だし。
奥さんの意見を聞いて尊重できるって素敵ですね。アレンジャーの時も他の方の意見を取り入れる方でしたか?
Beingを辞めた理由ってやつね。素敵ですか、はいありがとうございます。聞いて尊重できるってよりも自分で判断しかねて、丸投げしたみたいな感じなんですけどね。素敵ってほどの話ではないんですけども。アレンジャーの時も他の方の意見を取り入れる方でしたか、というのでですね。今は歌う人とか曲作った人とか、そういうふうな人の意向ってのはもう100%、その人の望む方向に近づくように最大限尊重するようにはしてますけども。当時は結局もう事務所の意向っていうか、その方針っていうのが、プロデューサーの方針っていうのがすごくあるんで、それを取り入れるも入れないも。入れないとボツになるんで、入れざるを得ないという。タイアップ先の言ってることもそれを反映しないと、結局それが無理やりタイアップが決まっていたとしても、それに対するその曲とか、そういうふうなものに対するその音源に対する愛情というものが、そのスタッフ全体にないと、最終的には絶対うまくいかないんで、なるべく、なるべくってことはないな、極力他の人の注文っていうのは。1曲をアレンジするのって、20種類ぐらい考えられるんで簡単に。何とでもなるんですよ。別に僕何でも好きだし、自分の好きなようにするっていうよりはその自分が作ったもので他の人が幸せになったり、喜んでくれたり、そういうのがもう嬉しいかなっていう感じなんですよね。好きなことやれと言えばどういうことやりますか?みたいなのが一番困りますね。やることが全然なかったりするんで。
明石さんは純粋なるビジネスに興味ないのでしょうか?※音楽とは関係ないこと。
スピリチュアル系は好きなんですけども。そういう話じゃないですよね。純粋なるビジネスね。何なんですか会社の経営ですか。僕人使うの苦手というか、人付き合い苦手なんで。ASDのアスペルガーなんで。興味がないってわけじゃないですけど、でも無意識の中でお金儲けが汚いってことはないんだけど、ちょっと否定的な部分っていうのは無意識の部分であるんですよね。お金好きですけど。音楽とは関係ないビジネスね。ビジネスとか色々勉強したりするのは好きなんで。結構ビジネス小説とか、そういうのはすごい好きで、結構読んでたりもしました。ありがとうございます。