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[明石昌夫]B'zの楽曲解説~HOLY NIGHTにくちづけを

アルバムRISKYの6曲目「HOLY NIGHTにくちづけを」

この曲も何十年も何百年も聞いてないですね。これでもRISKYツアーの時にやったような気がするんだよな。「腕組んで歩こう」を腕を組んでるみたいな感じでクルって回ってるのを何か思い出したかな。覚えてる方も懐かしいなと思うでしょ。RISKYツアーですからホールツアーは15箇所ぐらいなのかな。見た方すごい珍しいと思いますけども。こんな感じの曲ですね。

イントロベースをオフってるんじゃないかな。全然聞こえないというか。Aメロの前の「※音楽※」そこから聞こえるんですけどね。その前の「※音楽※」っていうのって、例えばアウトロも同じ形式なんですよね。ここはベースが聞こえるんで。ということは、おそらくあそこからベースが入るっていう風な演出にジェイソンがしたのかな。アメリカ人のエンジニア、アンディ・ジョンズも見たことはないんですけども、アシスタントの人から話聞いたりしたり、あと僕のアレンジしたBlack Velvetだから、A.M.Gの時にやった企画系のアルバムですね。それで坂井さんが歌ったやつのサビにエレピみたいなのが入ってるんですけど、それを4分の1ぐらいにオフられたり。わりと一存で断りもせずにオフりますね、平気で。なんでこれもオフってんじゃねえかなと思って。全然いいんですけどね、それはね。僕もその時にも立ち会ってって言うか、出来上がった時に行って、ここベース出てないんじゃないのとか、ここベース小さいって言えばいいのに。まだ初めての海外だしっていうのっで言えなかったんですよね。自分で弾いてると言うかな、これは別に弾いてるわけじゃないんですけども。その自分のパートだったりって、そういう自分が弾いてる楽器に対して正当にバランスを考えれる人ってのはほんとなかなかよっぽど経験値が高い人じゃないとできなくて。だいたい性格がモロに出て、小さすぎるか大きすぎるかっていう感じだったりするんですよね。僕も今だと完全にベーシストっていうのもプロデューサーなんで、もう全体からしてっていう感じなんで。それでもベースはでかい方だと思いますし。でも僕のアレンジ自体はベースラインっていうのが、すごい要になったりするんで。っていうかベースラインで結構ごまかしてるって部分もあるから。そのベースラインが的確に動く、その歌のちょうど合いの手みたいな感じで動いたり、そういうのがあるからも余計な音入れないで済むみたいな部分もあって。なんで音数少なくてシンプルになって、それでパワフルになるみたいな、そういう風な理屈だったりするんですけども。

そんな感じで、「HOLY NIGHTにくちづけを」。これはシンセいっぱい入ってますけど。おそらくAメロはシンセしかないから、ベースとシンセしかないから、シンセ出さざるをえなくて。そうすると流れとして、そっから先も出さないといけない、繋がんないからって出してるっぽいんですよね。終わりの方のサビのシンセの感じとイントロのシンセの感じが全然違うから、この人よっぽどシンセ嫌いだなって思いましたね。それでもライク・ア・ヴァージンとか、シンセとかすごい入ってたりするのかな。ちゃんと聞いたことないけど。

めっちゃ何十年ぶり「HOLY NIGHTにくちづけを」を聞きました。
ありがとうございます。

※「※音楽※」は文字化できないため省略

Akashi Masao Official
https://www.youtube.com/@akashimasaoofficial9707

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