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中国雲南省のおもひで その16〜のみものいろいろの記憶

こちらは2019年8月〜12月にかけて滞在していた中国雲南省でのおもひでを振り返る記事です。第1回はこちらからどうぞ。

いままでの記事はこちらのマガジンから読めます。

というわけで、続き。今回は飲み物の話です。


先日、Twitterにて、このような投稿をお見かけしましてね。

あ〜〜〜、と懐かしく思ったわけです。なぜなら、中国のペットボトル入りのお茶も加糖ばかりで、無糖のやつを見つけるのがほんとうに難しかったので……。日本以外の国だと無糖のペットボトル入り茶というのは珍しいものなのでしょうかね。

これは以前もご紹介したシリーズのお茶。こちらは桃烏龍茶ですね。おいしいのは確かなんですけど、日本人としては甘いお茶ばかり飲んでいると飽きがきてしまう……。

中国はみなさんご存知の通りお茶の国でして、烏龍茶やらプーアル茶やらジャスミン茶やら、とにかくいろいろなお茶を楽しめます。それらを淹れて飲むときは中国人とて別にお砂糖をぶっ込んだりはあんまりしないんですけど、ペットボトルの茶になるとなぜかお砂糖をぶち込み始めるんですよねえ。どうしてなの。

一度、どーーーしても甘くないペットボトル入り茶が飲みたくなってしまって、メトロ(輸入品を多く扱うスーパー)までわざわざサントリーの烏龍茶を買いに行ったことがあります。もちろんサントリーの烏龍茶なので、パッケージには福建省の茶葉を使用しているという文字が堂々と印字されておりました。じゃあ福建省でこれとおんなじもん作ってくれん?そうもいかんのか???

ちなみに、日本語を勉強している中国人の若者に、「なんで中国のペットボトル茶は甘いの、中国人的には甘くないとだめなの?」という旨を尋ねたところ、「ぼくも日本風の甘くないお茶をもっと売ってほしいと思ってる」という返答を頂きました。甘くないペットボトル入り茶の需要は中国にもあるらしいぞ。中国の飲料メーカーさん、よろしく頼みます。


ここからは中国で見かけた、あるいは印象深かった飲み物をぱらぱらとご紹介していきます。まずは日本でもお馴染みの飲み物たちから。

モンエナマンゴーロコ!モンエナの中でいちばん美味いと思ってます。最近日本でも売ってくれるようになったのでとってもうれしい。

ちなみに、「モンスターエナジー」の中国での商品名は「魔爪能量(モージャオネンリャン)」。禍々しい。

こちらはファンタ。「芬达(フェンダー)」という字があてられています。汽水は炭酸飲料という意味。味は日本で売られているファンタとほとんど変わりません。

百事可乐(バイスークールー)。「百事」がペプシ、「可乐」はコーラのことを指します。こちらはゼロカロリーのラズベリーフレーバーのペプシで、個人的にはたいへん好みでございました。日本ではこのフレーバーは見たことない気がする。

こっちもペプシ。このレモンフレーバーのペプシは以前日本でも見たことがあるような気がしますけど、でも最近はあんまり見かけないな。

どうでもいい話ですが、雲南省のとある小さな店の前にあった自販機でペプシを買ったら、ハチャメチャにぬるくて、ものすごく残念な気持ちになったことがあります。中国だと、とくに年配の方は「冷たい飲み物は体に悪い」と言って忌避する傾向があるようですが、その影響なのかしら。それとも単純にその店が自販機の設定をミスっていたのか。。

こっちはコカコーラ。「可口可乐(クーコウクールー)」という字があてられていますね。中国に来ると、おなじみの飲み物のロゴも漢字になっていることが多いので、たのしいです。味は日本のものとほぼ変わらないと思いますが、知人は「炭酸が日本より若干弱い気がする」と言っていました。そうだったかなあ……?

再びどうでもいい話なのですが、雲南省昆明市には「可乐村」という地区があるらしいです。で、そこには可乐小学校があるんだとか。コーラとなにか関係あるんでしょうか。あんまなさそうだな。


次は中国エナドリ部門。

ハイタイガー、あるいは乐虎(ルーフー)。多分中国では有名なエナドリなんだと思います、なんかバスケのワールドカップの公認ドリンクだったらしいし。

このハイタイガー、味の傾向は日本の一般的なエナドリ(リアルゴールドとかオロナミンCとか)に近いかなと思うんですけど、ただとにかく、甘い。炭酸が入っていないので、甘さがより強調されるんですよ。飲んでいるうちにやや飽きる。まずいわけではないんだけど。まあでも元気がほしいときにはたまに飲んでいました。

レッドブルだと思った?残念!レッブブルでした!

中国では、このデザインに酷似した、金の缶の正規品レッドブルも流通しています。要するにこのレッブブルはパチモン。ちょっと具体的な金額は失念しましたが、レッブブルは正規品レッドブルと比べて異様に安かったです。パチモンだからね。正規品レッドブルのデザインはこちらの記事に掲載されています↓

いやしかし、レッブブル、効能的にはバカにできません。ものすごく疲れているときに飲んだんですが、こいつを飲んだら謎の元気がムクムクと湧いてきたのでした。……一体何が入っていたんでしょうね?


ここからはその他もろもろ。

モミトイ!台湾発のお店で、クレープやらタピオカミルクティーやらが売られています。日本でも見かけますよね。

このころ、中国人の友達に「いま中国で流行ってる飲み物教えて!」という話をしたところ、「珍珠奶茶(ジェンジュウナイチャー)」つまりタピオカミルクティーと言われました。中国も台湾も日本もみーんなタピっていたんだなあ。

これはお散歩中に買ったもの。果物フレーバーのシェイクみたいなもんだったような。おいしかったです。

こちらは牛乳。250gずつパック詰されていて、常温で6ヶ月間保管することができます。

なにか添加物が入っているから賞味期限が長いのではなくて、牛乳も容器もしっかり滅菌し、無菌状態のままパッケージングされているから長持ちするのだそうです。同じ仕組みのものは、日本でも「ロングライフ牛乳」として販売されていますね。

こういうやつ。

通常より高温で殺菌するものだそうなので、風味はちょっと一般的な牛乳とは違うように感じられます。なんとなく濃いめというか……もしかしたらこっちの方が好きという人もいるかもしれないですね。ナチュラルでゴクゴク飲める味が好きな人にとっては違和感あるかも。

日本で一般的な牛乳と同じような、殺菌が控えめなナチュラル風味の牛乳は、中国でも販売されています。ただ、ロングライフのパックの方が人気が高いかな。実際牛乳がめっちゃ長持ちするのはとても便利なので、日本でももうちょっとロングライフ牛乳が普及するといいな〜と思います。

最後にご紹介するのはこれ、云南小粒咖啡。実は雲南省というのはコーヒー豆の産地なのです。標高が高く自然豊かな雲南の地は、コーヒーの栽培に適しているんだとか。

雲南のコーヒーは飲みやすくてフルーティーな味わいが特徴。毎朝飲むコーヒーにはうってつけだな〜と思ってました。最近では日本でも購入できるようになってきているみたいですね〜。機会があったらみなさんもぜひ。


……これはオマケ。夫が適当に通販で買った激安コーヒー豆(あんまりおいしくない)なんですが。

……「炭焼」の訳はそうはならんやろがい!

「CarbonBurning」とは、炭素燃焼プロセス(炭素融合)という星の中心で起こる核融合反応のことだそうです。核融合反応風味コーヒー。物騒。

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