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コント師の家。

コントをやるコンビならみんなそうだと思う。家に小道具がたまり家は倉庫化する。
ネタにより、衣装を替え、道具を変えるから一つコントを作りあげたら自ずと道具が増えていくのだ。新ネタができ、よーし!と思う反面、うわ、また増える。と若干萎える。そしてお金も使う。
だからネタも節約して作ったりする。警察官の衣装があるから警察が関わるシュチュエーションで考えようか。など。
僕らは漫才もコントもどっちもやるから多少は節約できているがコントしかやらないコンビは部屋はゴミ屋敷、お金もすぐ無くなる。なのでコントの衣装で買った服を私服として使用したりする。
これは僕もしたことがある。ホストの役を演じるから白いストレートのパンツを買った。僕は足が短いから白のストレートのパンツなんか履いたら終わる。とずっと思っていた、しかし、役の為に買ったとはいえ、履いてみると中々似合うじゃないか!しかもくるぶしを出せばそこまで短足に見えない。変に自信を持ち普段から白いパンツを履くようになった。
当時、僕には彼女がいた、もちろんデートにも白いパンツで出かけた、
元カノ「珍しいね!」
僕「全然たまに履くよー。」
人の前で履くのは3回目くらいのくせに、僕は変なところで見栄を張る。
僕「どうー?似合う?あ!!短足に見えちゃってる?」
元カノ「似合ってるし、短足に見えないけどー、、」
僕「けどー???」
ゆっくりと、
元カノ「無理してる?」
うわわわわわわああああーーーーーー。。。。。。それは一番いや。
男は女の前では無理をする生き物、迎えや送りなど正直言ったら大変だ。しかし、余裕ぶって、行くよー。送るよー。即答で言うし、運転疲れてない?などの問いには必ず、俺運転で疲れたことないわ。などカッコつけ無理をいう。
しかし、バレないように言うか、ボケっぽく言うのに、今、元カノが言った言葉はどちらにも該当しない。これは恥ずかしい。真剣に無理してる?はキズがつきます。はい。
ここから二度と外で白のストレートのパンツを履くことはない。。。

自分らしくないものを着たり履いたりするのは良くないと学ぶ。だから結局白のストレートのパンツはクローゼットの奥へと、、たまる。
大きくないクローゼットの半分はコント道具で埋め尽くされている。どうにかしたいものだ。
5月6日あたりから仕事ができるらしいがまだはっきりと決まっていない、流石にここまで空いたら舞台でとんでもなく緊張しそうだ。早く舞台に立ちたいなー。

読んでいただきありがとうございました!

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