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2023年読書記録

続かずに一度やめた個人のnoteだが、何かしら新しいことを始めたい気分の年の瀬に、再開してみようと思う。続かなかった理由は一つで、おそらく、気負いすぎた。
いい文章を書かねばと思うあまり、一つの記事を書くのに「ネタ探し」から始まり、ネタが見つかればいかに上手く書くかに時間を使った。それで載せれば、どれだけ”♡”がつくか気になって、たいしてフォロワーもいないのに”♡”の通知を何度も確認する始末。

出来るだけ気負わずに、書くことを続けること。をしばらくの低い目標にして、まずは2023年の読書記録を載せることにする。

2023年に読んだ本

2023年は、読んだ本を手帳に記録した。その月の見開きページに、その月に読んだ本を。こう見ると9月だけ1冊も読んでいないことになるが、思い返せば確かに、1ヶ月ほど本に気持ちが向かない時期があった。あれは、9月だったんだなぁ。

読んだ本と、その時の状況や心情はセットで覚えていることが多い。こうやって記録を見返すだけでも、「あ、あれは◯月だったんだな」とか「この本を読んでいた時は◯◯だったな」とか思い出せることがある。

例えば、5月に読んでいる『離婚アンソロジー』(SAME OLD BOOKS)を買ったのは大阪のFORK old book storeで、照明の当たらない小さな本箱に一冊だけあって、”離婚”という特に公には語られにくい人生の一片をテーマにしているのにハッとしたんだったな、駅から結構歩いたよな、とか。8月に読んだ『青の国、うたの国』(俵万智、ハモニカブックス)は福岡のMINOU BOOKSうきは店で買って、早速久留米に向かうバスの車中で読んだのだけど酔ってしまって辛かったな、とか。なぜかは思い出せないけど、きっとその時に読んでいた本とその時に通った道の風景とかがセットでイメージされたりもする。
こうやって読書記録で1年を見返すと、それなりに1年というのは詰まっているんだな、とも思う。あっという間な気もするし、でもちゃんと24時間を365日やってきたんだな、という実感が湧くというか。

この中でどれが一番良かったとか、印象に残っているとかは、正直ない。どれも思い出せるし、どれも忘れてしまっている。完璧に覚えている本は1冊もないし、全て忘れてしまった本も、ない(そういう本は途中で離脱している)。

また明後日から始まる1年も、本と出会う1年になる。来年は手帳を買っていないので、続ける理由になるように、たまにはnoteに書こうか。そんなことを考えている今年も、あと2日です。

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