見出し画像

2020-2021諸星大二郎展 情報まとめ

祝! 諸星大二郎デビュー50周年&原画展開催!!
「デビュー50周年記念 諸星大二郎展」に関して、公式サイドによる包括的な情報サイトが存在しないようです。現状判明している情報をまとめておきます。関連イベントなど判明次第随時追記予定です。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大の状況によって、日程等の変動や、入場制限が設けられるなどの可能性がありますので、足を運ぶ際には最新の情報をご自身でお確かめください。

企画概要

「デビュー50周年記念 諸星大二郎展 異界への扉」
本展では、諸星大二郎のデビュー50周年を記念し、代表作の原画約350点を中心に、作品世界に関わりの深い美術作品や歴史・民俗資料などをあわせて展示。読む者を「異界」へと導く魅力の原点へと迫ります。
ーー 北海道立近代美術館 ウェブサイトより
※ 原画出展数は会場によって異なる可能性大。


〔主催〕 北海道立近代美術館、イルフ童画館、北九州市漫画、三鷹市美術ギャラリー、足利市立美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
〔協賛〕 ライオン、DNP大日本印刷、損保ジャパン
〔協力〕 河出書房新社

巡回会場概要

・ 2020年11月21日(土)~2021年1月17日(日)
 北海道立近代美術館(札幌市)

・ 2021年1月24日(日)〜3月13日(土)
 イルフ童画館(長野県岡谷市)

・2021年3月20日(土)~5月10日(月) ※5月23日(日)閉幕予定が前倒し
 北九州市漫画ミュージアム(福岡県北九州市)

・2021年8月7日(土)~10月11日(月)
 三鷹市美術ギャラリー(東京都三鷹市)

・2021年10月23日(土)~12月26日(日)
 足利市立美術館(栃木県足利市)

この中で最も会場規模が大きいのは北海道立近代美術館のようです。(原画出展数……北海道立近代美術館:約350点、イルフ童画館:約230点)

企画公式Twitter @morohoshiten50

公式から最新情報が展開されるのありがたいですね。


巡回会場詳細

① 北海道立近代美術館(札幌市)

会期:2020年11月21日(土)~2021年1月17日(日)
  ※会期途中、一部展示替えがあります。
  [前期] 11月21日(土)~12月13日(日)
  [後期] 12月15日(火)~1月17日(日)
休館日:月曜日(11/23、1/11を除く)、11月24日(火)、12月29日(火)~1月3日(日)、1月12日(火)
開館時間:9:30~17:00 (入場は16:30まで)
住所:北海道札幌市中央区北1条西17丁目

Links:公式ウェブサイト特別展ページtwitterFacebook

備考:札幌市中心部に近いようなので遠方からもアクセスはしやすい? 年末年始の休暇を利用する場合、休館日に注意する必要あり。他会場より大きい施設なので展示に期待できる。

② イルフ童画館(長野県岡谷市)

会期:2021年1月24日(日)〜3月13日(土)
  ※会期途中、一部展示替えがあります。
  [前期] 1月24日(日)~2月16日(火)
  [後期] 2月18日(木)~3月13日(土)
休館日:水曜日
開館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
住所:長野県岡谷市中央町2-2-1

Links:公式ウェブサイト特別展ページtwitterFacebook

備考:諏訪湖のそば。孔子暗黒伝の聖地巡礼も一緒に行けると最高! 時期的に御神渡りも期待できるかもしれないとのこと。ただ、諏訪から尖石はそこそこ離れているので旅程計画は綿密に行いたい。

③ 北九州市漫画ミュージアム(福岡県北九州市)

会期:2021年3月20日(土)5月10日(月) ※5月23日(日)閉幕予定が前倒し  
休館日:火曜日
開館時間:11:00~19:00 (入場は18:30まで)
住所:福岡県北九州市小倉北区浅野二丁目14-5

Links:公式ウェブサイト特別展ページ(速報)twitterFacebook

備考:海神記ゆかりの地、かつ安徳天皇「先帝祭」の時期とのこと。竹原古墳までは……けっこう遠い……が、GW休暇と噛み合えば装飾古墳に足を延ばせる旅程も可能か? 夢が広がる。

④ 三鷹市美術ギャラリー(東京都三鷹市)

会期:2021年8月7日(土)~10月11日(月)  
休館日:月曜日
開館時間:10:00~20:00 (入場は19:30まで)
住所:東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL5階

Links:公式ウェブサイトtwitter

備考:三鷹から吉祥寺を練り歩いて真夏の聖地巡礼だ! 見つけよう君だけの生首!

⑤ 足利市立美術館(栃木県足利市)

会期:2020年11月21日(土)~2021年1月17日(日)
休館日:月曜日、年末年始
開館時間:10:00~18:00 (入場は17:30まで)
住所:栃木県足利市通2丁目14-7

Links:公式ウェブサイトtwitter

備考:足利学校(日本最古の儒学校)で孔子祭「釋奠」の時期!らしいです。あと巨石群があるらしい。近隣の注目スポット、ぜひ教えてください。


関連イベント

① 北海道立近代美術館

(1) オープニング記念講演会「異形の神智学者の宇宙探究一諸星漫画世界の神秘」

『暗黒神話』や『妖怪ハンター』を中心とする諸星大二郎の漫画世界の魅力について、鎌田東二氏(京都大学名誉教授)に、時代背景や近代宗教史との関連などの観点からお話しいただきます。

 日程:11月21日(土)14:00~15:30
 詳細:異形の神智学者の宇宙探究(pdf)

(2) 学芸員による見どころ解説

 日程:12月5日(土)、1月16日(土) 各日14:00~15:00
 詳細:北海道近美チラシ裏面(pdf)

② イルフ童画館

(1)【諸星大二郎展関連イベント】紙粘土でオオナムチをつくろう

諸星大二郎展に関連して「紙粘土でオオナムチをつくろう」を行います! 縄文土器のような模様が特徴的なオオナムチを紙粘土で作ってみませんか?

 日程:1月31日(日)13:30~ ※要申込
 参加費:300円
 詳細:イルフ童画館告知ページ

(2) 「諸星漫画と縄文文化」

諸星大二郎先生の漫画作品、「暗黒神話」「孔子暗黒伝」には諏訪地方にまつわる縄文土器やモチーフが多々登場します。この地域の縄文文化を知り、より深く諸星漫画を楽しみませんか。尖石縄文考古館、井戸尻考古館の館長をお迎えし、縄文文化についてお話しいただきます。
講師:守矢昌文氏(尖石縄文考古館館長)、小松隆史氏(井戸尻考古館館長)、聞き手:イルフ童画館館長

 日程:2月7日(日)13:30~ ※要申込
 詳細:特別展ページイルフ童画館告知ページ

(3) 「諸星漫画ファンの集い」

諸星漫画のファンが語り合う会です。諸星ファンである有志4名によるトークの後、参加者も含めた座談会を行います。
講師:石埜三千穂(スワニミズム事務局長)、坂間雄司(suwazine編集長)、山岡泰一郎、山岸吉郎(イルフ童画館館長)

 日程:2月21日(日)13:30~ ※要申込
 詳細:イルフ童画館告知ページ

(4) ミュージアムカフェ連動メニュー「暗黒星雲チーズケーキ」

併設の「カフェラムラム」で限定メニューが提供されているとのこと。

北九州市漫画ミュージアム

(1) 担当学芸員によるギャラリートーク

 日程:3月28日(日)、4月25日(日)、5月4日(祝・火) 各日14:00~
 詳細:北九州市漫画ミュージアム告知ページ

(2) ムルムル展示


公式図録

「諸星大二郎 デビュー50周年記念 異界への扉」が河出書房新社より出版されました。B5サイズながら、描き下ろしイラスト、新規インタビュー(12ページの大ボリューム!)、歴史・民俗資料の掲載などなど読み応えがありそうです。2020年11月24日(火)発売、Amazon他で購入可能です。


物販情報

新作は今回描き下ろしの集合画がプリントされたTシャツ&トレーナー、カオカオ様マグカップ、アクリルキーホルダー。

諸星先生ご自身によるご着用写真!


またこのツイートの画像によると、過去発売された複製原画、トートバッグ、絵皿、特集本などがミュージアムショップに並んでいるようです(会場により異なる可能性あり)。壮観ですね。ものによってはTitleでも通販可能だと思いますので活用するといいかもです。

その他 注目ポイント

① ヒルコ様の顔はめパネル

こ、これはぜひやりたい……! ファンのテンションを上げる素晴らしいパネルですが、作品を知らないかたが見たら担当者の正気を疑いそうな仕上がりですね。

② 諸星作品キャラクター総選挙 開催

今回の展覧会では、巡回5会場で「諸星作品キャラクター総選挙」を開催します。ファンの人気を最も集めるキャラクターは誰なのか?!
ーーー引用元:公式Twitter
★入場時お一人様につき1枚投票用紙をお渡しします。観覧後、あなたの"推しキャラ"を記入して、投票箱に入れていただきます。
★会場ごとに抽選で3名様に、投票したキャラクターを諸星大二郎先生が描き下ろしたサイン入り直筆イラストをプレゼントします!(当選者の発表は、色紙の発送をもって代えさせていただきます)
ーーー引用元:北海道立近代美術館の特別展ページ

推しを一位にするのは難しそうですが、色紙は抽選でプレゼントなので夢がありますね!! 今後描き下ろしの見込めないキャラに投票すべきか…!?

③ 「美連協大賞」 受賞!

全国149の公立美術館からなる「美術館連絡協議会」は10日、優れた美術展を顕彰する2020年の美連協大賞の各賞を発表。最も優れた企画に贈る大賞に「デビュー50周年 諸星大二郎展 異界への扉」を選出した。
同展は人気漫画家で、各界のクリエイターに大きな影響を与え続けている諸星大二郎氏(1949~)のデビュー半世紀を記念した大規模展。「妖怪ハンター」「暗黒神話」など代表作の原画をはじめ、作品世界に関わりの深い美術作品や史料、文献などを併せて展示し、これまでにないタイプの漫画展として高く評価された。(2021.03.10)

「これまでにないタイプの漫画展」を生み出す素地となった諸星作品の偉大さはもちろんのこと、展示に尽力したスタッフ・学芸員の方々の熱量が受賞につながって実にめでたいです。


現段階で把握している情報は以上です。お気づきのことがあればコメント欄かtwitterまでお願いします。行きたさが募る!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?