見出し画像

Raspberry Pi5(ラズパイ5)のアレコレ

アフィリエイト広告を利用しています

ラズパイ4をずっと使ってきたのだが、上位機種であるラズパイ5が日本の技適を取得し2024年2月に国内代理店から発売されたので購入してみた。

別売りのケースに入れた状態。別売りのRTC用バッテリー for Pi5 (SC1163)も付けてある。

厄介な電源問題

ラズパイ5は5V5Aの電源を要求するものの、2024年2月現在そんな電源が日本では売ってない。
※Amazonで売られているPSEマークのない怪しい電源除く
従来の5V3Aの良いところはなんといってもスマホ等の充電器で流用ができたところだ。現在市販されている充電器のほとんどは5A出力が出来ない。
また、あったとしてもこのラズパイ5ではうまく動作しない可能性があるらしいのだ。
別途記事にしようと思っているが、現状で対応品を手に入れたければ公式からでている電源を個人輸入するのが良いと思う。
※別記事かきました。

とはいえ警告はでるが、従来の5V3Aでも周辺機器を付つけたりしなければ普通に動く。
ちなみに5V3A電源ではUSB SSDからはブートできなかった。

ラズパイ4所持者は買うべきか

まず、結論から言おう。ラズパイ4のままでいい。うん。

消費電力は倍以上、発熱は20度は上昇しているだろうか。
※負荷のかけない状態で4が3Wくらいで5が6Wくらい。

ラズパイ5になって処理速度が大幅に向上し、ラズパイ4ではほぼ無理だったブラウザでyoutubeが普通に見れるようになった。それ以外にも拡張ボードは別途必要だがM.2 NVMe SSDがつけられるようになった。
Pythonなどの言語学習や作ったプログラムを動かすなど、ラズパイ4のままで不自由がなければ、ラズパイ5に買い替える必要は無いだろう。

さて、私はラズパイ5を購入してしまったので、移行しようと思うがセットアップでいろいろ変わっていて戸惑ったので備忘録として残しておく。

syslogやauth.logが無くなった?見当たらない

おそらくはラズパイOS:Bookwormからかもしれないが、journalログに統合された。ログ自体はバイナリなのでjournalctlコマンドで閲覧する。

journalctl -f

表示オプションがいろいろとある

pythonモジュールを入れるpipが使えない

従来通り「pip install xxxxx」でインストールしようとするとエラーでダメ。調べてみると仮想環境でインストールするとあったので、やってみたが特定のモジュールがうまくインストールできず。
んで、さらに調べたところ、pipじゃなくてaptを使ってねって事らしい。
例 「pip install openpyxl」→「sudo apt install python3-openpyxl」
aptでインストールするときにpipで指定するパッケージ名だとダメなので、パッケージ名に「python3-」をつければ大丈夫。
少なくとも私がpipでインストールしていたモジュールはすべてこれでいけた。


sudo apt update
sudo apt install python3-selenium
sudo apt install chromium-chromedriver

sshdで公開鍵認証ができなくなった

認証失敗時のログをjournalctlコマンドで確認すると以下出力。

userauth_pubkey: key type ssh-rsa not in pubkeyacceptedalgorithms [preauth]

ログのエラー内容

SHA-1 RSA認証がデフォルトで無効化されているようだ。
これは推奨されないが、無理やりSHA-1 RSA認証を使用するには
「 /etc/ssh/sshd_config」に以下を追加してやるといける。

PubkeyAcceptedAlgorithms=+ssh-rsa

/etc/ssh/sshd_configをエディタで編集

ファンの制御が出来なくなった?

ラズパイ5からGPIOピンではなく、冷却ファンのコネクタが使えるようになった影響なのかわからないが、温度指定での制御が出来なくなった模様。
ただ、全自動で行ってくれるので不都合はない。
ファンの回転数を強引に変えたければ、以下ファイルに回転数を書き込めば変更できるらしい。だだし、不安定になる可能性があるとのこと。

/sys/devices/platform/cooling_fan/hwmon/hwmon2/pwm1

MicroSDカードは遅すぎる

アクセス速度について、まとめてくれている記事を参考にさせてもらった。
速度が違いするぎるので、少なくともMicroSDカードをそのまま使用するのはやめたほうが良いだろう。

はじめにも書いたが、ラズパイ5だとUSB SSD起動させるには5V5Aの電源を用意しないと起動できない。
ラズパイ4ではUSB SSD起動でも5V3Aの電源で問題なく使用できた。
試したUSB SSDは以下バッファローの製品

M.2 NVMe SSD起動は試してないので確証はないが、5V5Aの電源は必須だろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?