BBAも Dream Fighter で頑張れる
Perfume の「Dream Fighter」。2008年の曲だからもう12年近く前なんだね。
バブル（世代）BBAだから、当時も今も結構な年齢で、夢とか言うには年取り過ぎじゃないかって声も聞こえますね。しかもバブル世代だから昔さんざん楽しく踊ったろ、って。
確かにね、今の方に比べて、若かりしはイージーモードだったとは思います。ですが、幼少期からの「コミュ障」「非リア」「陰キャ」をこじらせて「ヒエラルキー下層」で生きてきたメンタルはドロドロしてて、とことん後ろ向きです。
だから「終わりのない旅」「遠い遥かこの先」なんて言葉は無間地獄に引きずり込まれるみたいな恐怖を感じます。もうやめてー、てなもんです。
でもこれって「僕らが」であり、「キミが」「みんなが」なんですよね。しかも「普通じゃ物足りない」。
言い方色々あるけど、BBAにとってはヤスタカさんの闇味。「生きるってそういうもんだ」ってスタンスを深読みするのです。
その「Dream Fighter」を、ひたむきにマジメに頑張るかわいい女の子たち Perfume （アバター）が歌い、踊るんです。
もちろん、日なたで前向きに未来を目指すイメージが正しいでしょうし、それを体現する Perfume が大好きです。
曲を聴きながら、1回め。アップアップで根拠のないエネルギーが湧いてきて少し持続したり、徐々にしぼんでいったりします。
2回め。あ、そっか、人生で全然重ならない誰かもみんな走ってるのか。
3回め。肩の力が抜けてきます。
汗まみれで髪振り乱して追われるように走っているとは限らないですよね。
そういう時もあるでしょうけど、結局自分の気力体力に合わせてじゃないと走り続けられませんから、のろのろよたよたの可能性も充分にありますよね。
後ろ向きBBAが、聴いた後のひと時でも「それでいいかな」と人生や世間と折り合いをつけられる曲のマジック。それを勝負曲と言わずに何と言うのか。
暗くひっそり生きていても、たまには必要なんですよ。
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