最近のシーシャ業界に思うこと

皆さん。シーシャのオープンチャットなるものをご存じだろうか。
lineの機能にあるオープンチャットというものがある。
様々なチャットスペースが立っており、趣味のグループや大学の新入生用など、認証が不要な部屋に関しては誰でも自由に参加できる。
その際には実際のLINEプロフィールではなく、部屋用のプロフィールを作ることができるため、匿名性が高いのも注目されている理由である。

自分も面白半分でシーシャ愛好者のチャットに参加しているのだが、そこで面白い書き込みを見つけた。

「ダークリーフってなんではやってるんですか?」
←「誰が作っても味が濃くて、満足感があるから」

これについて言いたいことが山ほどあるし、最近のダークリーフブームについても書いていきたい。

そもそもダークリーフって?

簡単にブロンズとの違いを書いていく。

・ブロンドリーフ
よくあるシーシャフレーバー。大体赤色とか薄茶色って感じの色をしている。
タバコ葉を洗浄後、シロップ漬けにしている。←ここが重要
ニコチン自体が水溶性のため水に溶ける。
よくシーシャ1本で紙煙草1本分と言われているのはこれのおかげ。

・ダークリーフ
ブロンドリーフにあるタバコ葉の洗浄家庭がない。
そのため、ニコチンの含有量が単純にブロンドより多く、フレーバー自体も真っ黒な見た目をしている。
ニコチンの含有量がそもそも多いため、吸った際のキック感や、味の濃さなどがブロンドリーフより濃い。

作り方

違いがある程度わかったところで作り方の解説になるのだが正直ブロンドと変わらない。
個人的なこだわりでブロンドとダークどちらにも味の濃さを求めているので、そもそもの特性が違っても基本同じ仕様で作ることを徹底している。
炭の使用法の微差や、お客さんが初めてダークリーフを吸うなどの状況では変えたりするが。

簡単な作り方を記載していく。
また、その際の注意点などを軽く紹介したいと思う。
今回はダークリーフで一番有名なケインミント単品をベースに考えていく。

フレーバー:Tangiers Cane Mint
トップ:Moon Turkish
HMS:ロータス
炭:22mm cube OR 26mm cube
※あると便利:吸出し機(NEWEMO shishaとかであるやつ)

詰め方:HMSと触れないくらいの密度感で大体16~18gくらい
立ち上げ:キューブ炭四つをロータスの中で組む(下に二個、ロータスのふちに立てかけるみたいな感じで二個)
※この時にロータスは予熱しておく

1:30~2:00くらい上から風を当てて火が上がるくらい熱する。
吸出し:吸出し機で感覚20秒くらい吸いだしてから、自分で吸って確認
いい感じなら炭を三つにしてミッキーみたいな形に変更。

これで完成。
エンジョイ!

トップに関してはシリコンのファンネルでも可。
どちらでも濃厚な煙が体験できるかなと。

めちゃくちゃ適当に書いたが実際は試行錯誤しての結果ということをお忘れなきよう。

ここでオーバーヒート過ぎでは?と感じた方。
危機感持ったほうがいいよ。

ケインミントに限らずTangiersやロシアリーフに関しては過熱不足の際にえぐみと変なキック感。妙に頭に来る感覚(俗にいうくらってる状態)が発生する。
たまにお客さんでダークリーフで喰らったといってる人がいるが、その大半は過熱不足による生焼け感が原因だと思う。

漢なら勇気持って熱を与えろ。
過熱時過ぎたら置いとけば直るから。

個人的にケインミントを優しく甘く作る派閥を毛嫌いしているので若干語気が強くなってしまった。
陳謝。

オープンチャットへの反論

作り方で述べたように、別に誰が作っても同じにはならない。
なんならブロンドより属人性が強いと感じる。
熱の与え方が重要となる分、アプローチの手段が何パターンもあり、プレイヤーによって捉え方がバラバラなため、店ごとないしプレイヤーごとに特徴が出ると思う。
誰が作っても同じというのはレベルの低い店でしか吸ったことないのではないか?

最近のトレンド

ここ一年ほどでダークリーフを取り扱う店舗が急増している感覚がある。
特に都内の店舗では積極的に入荷しており、毎月新作が出ているのでは?
というペース。
ダークリーフでも認可が下りているものが増えているのが原因かもしれないが、個人的な見解を述べていきたいと思う。

・原因1
中国やロシアでの流行の影響

個人的な体感ではこれが一番強いように感じる。
最近ではロシア式というシーシャの作り方が流行している。
ロシア本国のみならず、中国やドイツなどはファンが多い印象だ。
作り方的には上記で述べたようなハイヒートで濃厚な煙感と、ニコチンの強さが重要になってくる。
当店でもロシア系の常連さんがおり、その際の注文では特に強さを強調される。

・原因2
シーシャ愛好家のベースアップ

これに関しては、上から目線のつもりではなく、単純にシーシャ業界全般が成長している感覚。
今まで中東系などがメインだった業界にダークリーフが浸透してきており、ユーザーサイドに知れ渡ったというのが原因に感じる。

最後に

僕自身、シーシャに興味を持ったきっかけがダークリーフだったので、今回は最近のシーシャ界隈で感じたことや、ダークリーフの作り方などを書いてみた。
難しいことはないので、一度ダークリーフを作る際に実践いただくと面白いと感じる。

ps. うちの店にももっとダークリーフの入荷増えないかな。


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