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モロ先生の授業「『売り上げ』と『利益』の違いや、『株式』の仕組みぐらいは知っておこう」

このnoteは2022年4月10のstand.fmの音源、『サウンドフリージョイ公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。

今日は「『売り上げ』と『利益』の違いや、『株式』の仕組みぐらいは知っておこう」というテーマでお話ししたいと思いますが、このチャンネルは、「そんなことぐらい知っているよ」という経営者さんや個人事業主さんも聴かれていると思うので、「世間って、これぐらい知らないんだよ」ということを知ってもらおうかと思います。

テレビの視聴者の何割かは「売り上げ」と「利益」の違いが分かっていない

僕は普段全くテレビを見ないのですが、先日飲食店にテレビがあったので、久々にテレビを見たんですね。
すると「この芸能人の収入が・・・」みたいな話をしてうわー相変わらずつまんねーと思ったのですが、よくよく聞いてみると、何だか違和感を覚えたんですね。
どうやら「売り上げ」と「利益(あるいは収入)」の違いを曖昧にして話しているんです。
これ、会社員であれば「経費」というものは会社が負担してくれているので、何かをする時にかかったお金は「返ってくる」わけですが、それこそ個人事業主の場合は、自分で経費を支払って、管理しなきゃいけないんですね。
 
なので、「月に100億円売り上げていても、利益100円」ということは全然あるわけですが、テレビだと「月に100億円稼ぐ男」みたいな紹介されてるんです。

「株式会社」の仕組みを分かってない人が、そこそこいる

で、もう一つ、テレビを見ていてビックリしたのが、これも視聴者の何割か「株の知識(あるいは意識)がない」ということです。
 
「株式会社」が何のことかよく分かってない人が、そこそこいる。
歴史の話をすると、400年ぐらい前に「東インド会社」というのがあって、それが世界最初の「株式会社」と言われたりしています。
 
厳密にいうと、その50年前ぐらいに「ロシア会社」という株式で設立された会社があったのですが、その話は面倒なのでスッ飛ばします。
 
時は「大航海時代」で、ヨーロッパから船に乗って、アジアにいって、「香辛料」とかをゲットして地元で売ったりしていたんですけども、アジアに行って帰ってくるまでの「お金」がメチャクチャかかるのと、お金をメチャクチャかけて船を出しても、遭難とか海賊とかにやられてパーになることがあった。
 
というわけで、「何人かでお金を出し合って、取り分とリスクを分散させよう!」というのが株式会社の始まりですね。
 
ここでお金を出す人が「株主」なわけですが、「船」や「船員」というのは、この「株主」の持ち物なんですね。(人を「持ち物」というのは気持ち悪いですが)
 
「船長」のものではない。
 
「船長」というのは、株主から受け取った予算で、船員を動かして、アジアから「香辛料」を持って帰ってくる役目を担っている人です。
 
ここでいう「船長」が経営者ですね。
そのテレビでは「A社が先日飛行機を買ったらしいのですが、これはB社とC社との共同購入だと分かりました」って言ってて、そんな言葉(共同購入?)あるのかなーと思っていたら、ただの株式会社の話でした。
つまり、東京ディズニーランドが何か買った時に、「運営はオリエンタルランドという会社でして、その株の何割かは第一生命さんが持っていて、何割かは三井不動産さんが持っていて…」なんて言わないです。
 
それは欺いているわけでも何でもなく、株式会社の買い物の持分をイチイチ言っていたらキリがないので、会社としては「買いました」としか言わない。
こうやって説明しないと伝わらない、あるいは、こうやって歪曲させて説明して、視聴者の反感を買うやり方を取ってるんだなあと思いました。
 
一言でまとめると「社会人としての最低限の知識は入れておいて」といったところでございます。
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