見出し画像

モロ先生の授業「会社をダメにする経営者の共通点」

このnoteは2023年8月3日のstand.fmの音源、『サウンドフリージョイ公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。

「自分達ならでは」の強みは右脳で創造する

僕、実に生意気ですが、お仕事で「コンサル」をやらせてもらっているんです。
対象は、個人から企業まで幅広く。
 
僕自身が、実際にビジネスを作ったり、実際に集客している人間なので、まぁ、それなりに説得力はあるみたいです。
 
で、毎回、いろんなビジネスプランを聞かせていただくのですが、こんなことを言うと、怒られるのですが、皆さんが考えていることって、大体一緒なんです。
 
これ、くれぐれも「一緒」が悪いことじゃなくて、「考えて、考えて、考え抜いたら、そりゃ、そこに辿り着くよね」という話です。
 
逆に言うと、たいして考えていない人は、一発逆転を狙いがちなので、全然「皆と一緒」じゃないですけども、それは「皆と一緒じゃない」というだけの話で、面白くもなければ、成功もしないだろうな…というのが僕の率直な感想です。
 
M−1の舞台に全裸で出ていって、「オレ達、他のコンビと違って斬新でしょ?」と言っているような感じ。
 
なので、「お揃いのスーツで漫才をする」というのは「他と一緒」ですが、それ自体はネガティブなことではないように、「ビジネスプランが他と一緒」も、それほどネガティブなことじゃないと思っています。
 
ただ、やっぱり上から下まで他と一緒だと「選ばれる理由」が無いわけですから、どこかで「自分達ならでは」の強みを見せていかなきゃいけない。
 
「ここを、どう創造していくか?」という話なんですけども…
 
それには2ステップあると思っていて、ファーストステップは「自分達が会議で出したアイデアは、『お客さんのニーズに応える』というライン上で戦っている以上、競合が出すアイデアと大体同じようなところに着地している」ということを自覚すること。
 
ニーズファーストで、突き詰めてしまうと、同じ答えに辿り着いちゃうんですね。
 
iPhoneに駆逐される前の日本のガラケーが全部同じ形だったように。
 
じゃあ、ここを突破しようと思ったら、ニーズなんて、ほぼほぼ無視で、「俺はこれがイイと思ってる!」と言い切って、押し切るか、あるいは「ビジネスモデルは他と一緒ですが、ウチの方がイケてるでしょ?」と打ち出すか?
 
これがセカンドステップなんですが、今言った2択のどちらを選ぶにしても、「デザイン」とか「右脳」が必要なんです。
 
「右脳」というのは、「イメージ脳」のことです。
反対に、「左脳」は「言語脳」です。
 
で、ここの解像度をもうチョイ上げると、「イメージ脳」って、なんとなく、生まれ持ったもので、「才能」や「センス」みたいな言葉で片付けられがちですが、僕が知る限り、「右脳」で結果を出している人は、そうじゃ無いんです。
 
こういう風に整理すると分かりやすいと思います。
 
右脳=「イメージの引き出しの量」
左脳=「言語や計算の引き出しの量」
です。
 
どちらも「引き出しの量」なんです。
 
ウォルト・ディズニーの「右脳」ってオンリーワンなんですけども、それは生まれ持ったものじゃなくて、「他の人以上に右脳教育にコストを割いた」という話だと思います。

左脳経営者が「右脳仕事」をやると上手くいかない

で、ここからはチョット耳の痛い話かもしれませんが、「上手くいかない会社(あるいは上手くいかないプロジェクト)あるある」が、左脳の経営者が、セカンドステップで、「右脳仕事」をやっちゃう…ということ。
 
「世界観やストーリーが必要」という答えを割り出すところまではいいのですが、それを自分でやっちゃおうとするんです。
 
だけど、残念ながら、引き出しの量が少なすぎるから、「どこかで見たことのある世界観」なんです。
 
「競合と同じビジネスモデルで、どこかで見たことのある世界観」という、RADWIMPS的に言うと、「差別化から一番遠い場所」で待ち合わせしてるんです。
 
で、会社って、恐ろしいもので、社員は社長に対して「ダサい」って言えないんです。
 
あと、社員も別に「デザイン」の勉強をしている人ばかりじゃないので、結局、左脳人間が集まって「どんな世界観にする〜?」みたいな会議をしちゃう。
 
日本の企業が特にそうだと思うのですが、ちゃんと、「デザイナーさんとか、物語や世界観を作れる人材を、会社の経営に近いところに参画させる」ということを積極的にやっていかないと、いろいろ立ち行かなくなると思います。
レッスン予約はこちら

【モロオフ会コミュニティ】
毎日、議論&実験&教室運営日記&イベント計画を進めています。
んでもって、経営者諸江の奮闘記を毎日投稿しています。
興味がある方はコチラ↓

\公式LINEができました/
▼サウンドフリージョイ 公式LINEはコチラ↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?