2017年振り返りと2018年の目標
2018年になりました。
せっかくなので、2017年の1年間を振り返り、書き残しておこうと思います。長いです。完全な自己満足です。あしからず。笑
昨年はなんだか「1年があっという間だ!」と感じる度合いが、例年以上に高かった気がします。年をとったからなのか、それとも毎日がとっても楽しかったからなのか。
とりあえず、振り返ってみます。
1月
・髪をばっさり切った。意外としっくりなじんでいて、しばらくこのままのスタイルでいいかな、と思っています。
・新潟県沼垂へ、心の友であるカナエちゃんと1泊2日の旅をしました。彼女の旅プランキュレーション力の高さはすばらしい能力であると感銘を受けたのもこのとき。旅の様子は彼女のブログで、きれいな写真とともにぜひ。
・京成立石で赤提灯デビュー。定期的にわたしを酒場へ連れ出してくださるお兄さんとの酒盛りには、もれなく「街歩き」がついてくるので、好奇心旺盛な私にとってはなんともいえない貴重な時間である。
・京成立石の帰り道、中古でミラーレスの一眼レフをついに購入する。
2月
・キッチハイクにたくさん行きました。カレンダーを振り返れば、ほぼ毎週のように誰かを連れて行っていましたね。北欧料理もつくったし、ラーメンも作った。というか、食べるためだけに行っていた、のほうが正しいかもしれない…。
とにかく、運営者の皆様のキャラクターや心意気が本当に好きで、いつまでも応援し続けたいと思っているサービスの一つです。
3月
・halettoリニューアルの準備と、特集取材と、ワークショップでほぼ休みなく働きました。でも好きなことを仕事にさせてもらっているせいか、ちっとも苦にならなかったので、辛い記憶はほとんどない。
・「三十路の味噌作り」と題して、プライベートのほうでもワークショップをやらせてもらいました。これもカナエさんと一緒に。彼女のセンスとインスピレーションを、まわりを巻き込んで形にしていくのが好き、と気づかせてもらいました。
・halettoではじめての街歩きワークショップ、向島編をやりました。思っていた以上に参加者の方がきてくださって、みんなでスカイツリーのお膝元のレトロな街歩きを楽しみました。
4月
・ついにhaletto全面リニューアル。そのときの強い気持ちはこちらに。
・表参道にある「自由大学」に通い始める。講座は「自分の本をつくる」。講義内容はもちろんのこと、ここでの収穫はなんといっても「人」。ここに来なければきっと出会わなかった多くの方々との出会い。その後お仕事にもつながった、スケッチトラベラーのべっつぃーさんには特に感謝です。これからもよろしくおねがいします。
5月
・サブウェイさんとのタイアップワークショップ「#わがままサブウェイ」を実施。サブウェイさんの本社のキッチンをお借りして、自分好みのサブウェイを作り上げるという最高の時間を、読者の方々と過ごしました。
このワークショップは大人気で、チケット販売開始2日もしないうちに売切れてしまいました。レポートはこちら。
6月
・鎌倉 長谷にある小さなホテル「aiaoi」さんへ週末一人で泊まりに行きました。おもてなしやインテリア、本棚や朝食。すべてが素敵で自分を見つめなおす良い時間になりました。
こうした小さな旅の良さを感じたのもこのころから。夜は初めて一人飲みにチャレンジもして、とあるお寿司屋さんでの予期せぬご縁にも驚きました。
7月
・長野 信濃大町駅周辺で開催された「北アルプス国際芸術祭」へ。アート周遊型イベントはさまざまな場所で行われているけれど、北川フラムさんが監修されているものはやはり安心感があってよいです。ゆっくりできなかったけど、こちらもとてもよかった。自然が最高。
・漫画『山と食欲と私』の著者、信濃川日出雄さんにお会いして取材。わたしの人生に「山ごはん」という最高に面白い体験へのきっかけをつくってくださった先生の漫画制作の裏側を聞きました。
8月
・鎌倉トークイベント開催。ワークショップは回を重ねて自信もついてきた中で、ずっと目標にしていたトークイベントにチャレンジしました。司会は、今をときめく最所あさみさん。自分のツテだけを頼りに、回の目的が達成させられるよう、登壇者をアサイン。登壇者の1人の方はその後、他メディアでも引っ張りだこに。そうしたつながりの場を自分たちで作り出せたことに、また一つ自信をもらいました。
・haletto house完成。チームメンバーが街の方々とのつながりを作ってくれたりしながらなんとかリリースにこぎつけました。こうした場所はなかなかないので、作り上げ方もある意味自由。2018年は houseの活用の仕方を模索してみたいです。
・山の編集者、若菜晃子さんと登山。低山でしたが、装備一式揃えて登りました。こんな経験なかなかないですよね。改めて感謝。
9月
・宮崎 青島出張。博報堂出身のクリエイターの方が移住した先で造られた「青島ビーチパーク」は、最高にオシャレでカッコよくて、それでいて落ち着く、大人の空間。こんな場所があるそばで暮らすのも良いな。海っていいな、と初めて思えた場所との出会い。
・伊勢神宮へ家族と参拝に。両親との旅行、というだけでなく、初の三重県への進出を楽しんだ旅でした。本当に神聖な空気が流れている不思議な場所でした。
10月
・halettoライターでもあるユイカさんにさそっていただき、ドリカムのライブへ。音楽には、とんと疎いわたしにとって、吉田美和ちゃんのパワーは半端なかった! やはり、生ライブはいいですね。なるべくそうした場所に行くようにしたいものです。
11月
・陣馬山に、友人のちみんちゃんと登山へ。ずっと悶々としていたのだけど、山道で感じた木々の囁きに、全てを洗い流された、そんな気がしました。
・haletto houseのある腰越で、アートイベント開催。こちらも8月のトークイベント同様、halettoにとって、大きなチャレンジでした。街の方々にhalettoを認知していただけたこと、応援していただけたこと、いろんなご縁に感謝したい、気づきの多いイベントとなりました。
12月
・尾久散歩。Twitterで出会ったお2人とともに、尾久エリアを案内してもらいました。様々な方面で活躍される2人にたくさん刺激を受けつつ、そしてわたしはやっぱりまだ見ぬ街を歩くことが何より好きなことなのだと再発見。次は桜の季節にまた行くと約束しました。**
【2017年総括】
(おしごとのこと)
・halettoでイベントやワークショップをいっぱいやらせていただきました。その分、リアルな場でわたしたちの紹介をすることができ、だからこそ、たくさんの読者の方々にお会いすることもできました。なんとリピーターの方々も何名かいらっしゃって、「halettoさんのワークショップはいつも面白そうだから」とのうれしいお声も。
ただ記事をたくさんつくって、ただ検索ボリュームが多いから、という理由で記事を量産していくのではなく、「読者の方々と一緒につくっていくメディア作りがしたい」と思っていた自分にとって、この変化は非常にうれしいことでした。
あと、「取材」と称して、今年は私自身がいろんな街に足を運びました。周りの方々に情報を教えていただくことも多かった。これも、自分ひとりで歩くだけでは限界があるので、よく知っている方々を巻き込んでhalettoとしての血肉にすることができたことも、これまでのhalettoでは絶対にできなかったことです。感謝。
一方で、変化に戸惑い、自分のことばかりで、なかなかチームのみんなにまで気を配ってあげることができず、辛い思いもさせてしまった時期でもありました。
ゴールは思い描けているはずなのに、そのために何をやったらいいのかわからない仕事というのは、なかなか難しいですね。
2018年は、改めて、自分ひとりが頑張るのではなく「みんなで作り上げる」を意識して、お仕事できたらいいなぁと感じています。
そう、これまで(本当に、つい最近まで)は「最後は自分が全部やる」ことしか考えていなかったけど、振り返って気づいたのは、「みんなが考えて、形にしてくれたこと」がすごく多かったのです。そこは今年も意識して、どんどん助けてもらって、優秀なチームのみんなが思う、halettoを作っていってくれればいいなぁと。あと気づけたのは、自分がなにかしらで出会った人を、halettoにどんどん巻き込んでいっていること笑 それは自分の長所、役割だと思って、その力はこれからも存分に発揮していきます。
最後に、もっともっと具体的にゴールをイメージして、その先には結果が何か付いて来ると嬉しいな。
(じぶんのこと)
・旅をたくさんした
仕事で、ということも多かったので単純に「旅行」とはいかなかったけれど、例年以上に飛行機や新幹線に乗ることが多かった1年でした。特に伊勢神宮参拝は、人生にそう何度もできないことなので、貴重な思い出。そよ風までもが神聖に感じられた不思議な場所でした。
・本たくさん読んだ
わたし的、2017年のベスト本は、西加奈子さんの「サラバ」かな。ちょうど落ち込んでいた時期だったので、とてつもないエネルギーをもらいました。あと、岡本仁さんの「ぼくの東京地図」。まるで一緒に歩いているかのような描写の仕方は、文章の書き方として非常に参考になります。
・本屋さんにたくさん行った
今年もたくさん本屋さんは行きました。好きな本屋は奥渋谷にある、SPBSさんと、荻窪のTitleさん。行けば必ず「あ、これ読みたい!」が見つかる提案型の新刊本屋が、わたしはやっぱり大好きです。
(習慣化できたこと)
・料理をするようになった
・部屋を綺麗に保つようになった
・カラダメンテナンスにお金をかけるようになった
・飲み会の数を減らした
・銭湯行くようになった
・お花飾ること
・すこしだけ、早寝早起き
振り返るとどれも、「自分を大切にするようになった」ということが大きいかも。コンビニご飯でいいんだっけ? とか、疲れたら休んでいいんだよ、とか、早寝早起きすれば次の日仕事めっちゃはかどるよね、とか。ようやく考え方が大人になってきました。(笑)
・ぼーっとすることができるようになった
これ、わたしにとっては大きな発見だったのですが、これまで「ぼーっとする」ってことができない人間でした。集中力がすぐに切れてしまって、なにかしていないと気がすまないというか。2017年の三宅は、海や山や自然に触れることで、「ただ波を見ている」みたいな時間の豊かさを過ごすことの価値が、わかってきました。
(そのほか)
・三線触った
一度は習ってみたい! と思っていた三線に触れる機会をいただく。ただ、遊び感覚ではじめるもんじゃないなぁと思い、断念。
・登山好きになった
来年はもっと登りたい。わかりやすい目標に向かって進んでいくことと、その達成感を感じるためにただひたすらに。無になれる時間が好き。あと山頂での山ごはんとビールは最高だね。
・映画たくさんみた
人生フルーツ、パターソン、ドリーム、きっとうまくいく、あん、シェフ、フォレスト・ガンプ、バンクシーダズニューヨーク、美女と野獣、3月のライオン、湯を沸かすほどの熱い愛、ララランド、ファッションが教えてくれること、セッション、ニューシネマパラダイス、イエスマン、ものすごくうるさうてありえないほど近い、ノルウェイの森、などなど。なんかミーハーなものばっかり笑
このラインナップ見て、なにかレコメンドいただけるものがあればぜひ教えてください。
【2018年の目標と、決意】
1. halettoを一緒に楽しんでくれる人を増やしたい!
もう、なんか仕事の話ばっかりで恐縮ですが(笑)、とにかくこれに尽きます。わたしたち自身、自分たちがやっていることに自信をもって、ブラさずにいることも重要だし、そこに共感してくださる方と、もっともっと盛り上げていきたい。いろんな人の助けを借りながら、でもあせらず、面白がってhalettoを運営していけたら、とおもってます。あと、街で活躍する面白い人にいっぱい出会いたい! ご存知の方いらっしゃいましたら、お声掛けください。
2. haletto houseしっかり運営!
今年10月末に本格的にオープンさせていただいた、halettoの宿泊施設「haletto house」。初めてhalettoでリアルな場を持たせていただきました。今後さまざまな場所でhaletto houseをオープンすることができるように、そして目指す世界に少しでも近づけるように。まずは001腰越でノウハウをためて、泊まりに来てくださるお客様に、心地よい体験をしていただけるようにしたいと思っています。
3. スナックあさこやってみたい
「スナックあさこ」というコラムを細々と書かせていただいているのですが、これをリアルな場でやりたいなぁと(笑)。これは完全な野望なので、妄想だけを膨らませて、イケる! と思ったタイミングでチャレンジしてみたい。で、ママをやりながらいろんな人と出会ったり、つなげたり、新しいこと考えたりする場所をつくりたい。
4. マキヒロチさんと仕事したい
大好きな漫画『いつかティファニーで朝食を』の著者、マキヒロチさんとぜひお仕事をご一緒したいなぁと。マキさんが描くもう1つの人気連載『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』は、まさにhalettoが目指している世界観のひとつ。そこにとても共感しています。マキさんは同年代だからなのかどの漫画も共感ポイントが多すぎて、もう好きすぎてどうしようか、という感じです。
5. アウトプットちゃんとする
心動く体験をたくさんして、noteも、スナックあさこのコラムの更新を通じて、ちゃんとアウトプットし続けることをします。twitterも、面白さがようやくわかってきたので、こちらの更新も絶え間なく。そしてたくさんの面白い人と出会いたい。
6. 本に関わる、新しいチャレンジをする
これも2017年にようやくわかったんですが、わたし、本が好きです。あと本屋さん。仕事に直接関わらなくとも、なにか本に関わることができたらいいなぁ、という個人的野望。
7. いろいろ旅する。北欧マスト!新型ホテルにもたくさん行きたい
ずーっと行きたい、行きたい、と思っている、北欧に行きたいので、2018年こそ行きたいなぁと。母もそろそろ年なので一緒に。あとは、都内にも地方にもたくさんでき始めている新型ホテルを渡り歩いていろいろ勉強したいな~とも思ってます。
はあ、なんかこうして振り返ると、2017年はあまりに盛りだくさんでなんだかおなかいっぱいな1年でした。
いいことばっかり書いているけれど、ふさぎこんでどうしようもない時期もあったりもしました。
その度に周りの誰かに泣きついて、助けてもらってきました。その甲斐ありまして、のどもと過ぎればなんちゃらで、今は心穏やかになることができました。
ただ、そこで得た学びはしっかり次に生かして、失敗を無駄にしないようにします。落ち込んだぶんだけ、必ずいいことが待っていると知っているから。
抜粋版でもなく、センスある内容でもありませんが、これがわたしの振り返り。
2018年も笑顔で、一生懸命頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!
2018.01.02
ホステルやゲストハウスなどの「地域コミュニティ」を創っている方々に会いに行って、勉強させてもらい、タバタバーに持ち帰ります!