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人を案内できる街があること。

この前の休日、参加してみたいイベントがあって日曜日にもかかわらず、会社の後輩と出かけた。

イベントは神田であって、その後仕事の都合で千駄木方面へ行かねばならず、神田から新御茶ノ水駅まで歩き、そうして千代田線に乗り、千駄木駅へ。

谷根千ブームは相変わらずで、商店街はひどく混んでいたのだけど、それを横目に私たちは商店街を通り抜け、日暮里方面へと足を進めた。

前にここで取材に来て勝手に写真を撮ってお店の人に怒鳴られたね、とか思い出話を語りながら向かったのは、谷中ビアホール。後輩は一度も行ったことがないというので、ぜひ紹介しておきたかったのだ。

谷中霊園を抜けて、夕日を眺めながら歩いて向かった。

10分ほど歩いて着くと、休日ということもあって古民家ビアホールは大賑わいだった。おかみさんに一言ご挨拶、と思ったけれどそれも叶わず、パン屋を眺めて、今度は上野方面へ向かい、アートの展示を見てお開きとなった。

私たちはこの間、一度も地図を見ていないし、ガイドブックも開いていない。

ただお気に入りのお店をブラブラしつつ、前回は気づかなかったものに出会い、また頭の中のリストに追加していく。

こうして、何かに頼らず、自分の頭の中の地図にができていくことは、なんだかそれだけで、わたしはとても嬉しい。

東京に出てきてもう丸7年が経ったけれど、こうして歩ける街はまだ数少ない。

自分のペースでいいから、こんな街がもっともっと増えていくといいな。

できるなら、まだ知らない誰かにも、そんな街が増えて欲しい。


ホステルやゲストハウスなどの「地域コミュニティ」を創っている方々に会いに行って、勉強させてもらい、タバタバーに持ち帰ります!