初めてのツアーの事前準備 1週間前 ガイディングのための下調べ、ストーリーづくり
1週間後には、もうツアーが始まってしまう〜!
というわけで、今日も粛々と準備を進めています。
昨日、エージェントのマニュアルおよび経験者の報告書を読み、確認すべきポイントをメモしたので、今はツアー全体の行程およびロジスティクスはざっくり把握している状態。
で、今日は朝からガイディングのための準備。具体的には、ツアー中に各都市および各訪問場所で話すべき内容の、下調べ。
ガイディングで大事なのは、ストーリー。
先月参加したトレーニングで、ガイド歴30年以上の大大大先輩に教わったガイディングのポイントはこの3つ。
・個別の場所をばらばらに説明するのではなく、
・訪れる各スポットをお客さんが相互に関連づけられるように、
・1日を通して、1つのストーリーを見せるように、
ガイディングする。
複数都市をまわるロングツアーになると、さらに、各都市を関連づけて、ツアー全体で1つの大きなストーリーをつくれるように、個別のガイディングを設計していく必要がある。
これは、ベトナムトレーニングで超優秀なベトナムTLからも、学んだこと。
(ベトナムでのトレーニングはこちらにまとめてあります)
記憶力が驚異的に低いので、以前はガイディングに苦手意識を持っていた。ガイディング=「細かい年号や数字や事実を調べて暗記する」ことだと思い込んでいたし、そこに意義を見いだせなかった。
でも、事実の羅列や暗記ではなく、ストーリーの演出となれば、俄然興味が湧く。
あらゆるところにあらゆる質の、種類の情報がちらばっている今、情報を「編集」する力が必要だとよくいわれている。で、それってそのままガイディングスキルにもあてはまっていて、わたしたちガイドに求められるのは、まさにその「編集」力。
膨大な歴史的事実のなかから、どの事実、どの年号、どの数字をひっぱってくれば、より効果的に、わかりやすく、お客さんを惹きつけ、結果的に日本への理解を深められる、ストーリーをさしだすことができるか。
どんな職業であっても、一流のプロにはクリエイティビティが必須だけれども、ガイドとしてガイディングスキルを高めるには、まさにこのクリエイティブであることが必須。これは、圧倒的なプロフェッショナリズムを感じさせる先輩方のガイディングを見るにつけ、どんどん確信が強まってきたこと。
と、ちょっと格好いいことを書きながらも、わたしはまだその素材となる知識が足りていない状況なので、その強化を図りつつ、ストーリーを練り練りしているところです。ああ、たのしい。
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