ガイド10年目の大先輩に話を聞いてきた
2ヶ月近く前、O社から連絡があり、再三にわたるツアーのキャンセルの知らせを聞いた。今年に入ってツアーキャンセルはすでに5回、代替のツアーのオファーをいれても、年間4本を予定していたツアーは結局春と秋1本ずつの、2本のみともともとのアサインから半分に。
いらいらが募って、もうどうしたらいいのか混乱してしまい、ガイドの大先輩にお願いして、話を聞かせてもらうことにした。
どのくらいのタイミングで、どうやって翌年度の年間スケジュールを組み立てているか。
何社くらいのエージェントと、どうやってスケジュールのバランスをとりつつ、良好な関係を保っているか。
複数あるエージェントから仕事を受ける優先順位をどうやってつけるか。
先輩にお会いして、一言目が「わたしもう来年O社はやらないの」。もうびっくり仰天というかショック!それから1時間半、ランチをとりながら、じっくり話を聞かせてもらった。
要点をまとめると、
・O社がガイドに求める条件と、自分が希望する条件が合わなくなったので、もうこれ以上仕事をしないことにした。
(O社は来年から一定数以上ツアーを受けることをガイド契約の条件にしているが、先輩は他社との兼ね合いもあり、そんなに多くの日数をO社のツアーのみにあてることができない)
・O社のみならず、外資は状況次第ですぐに日本のマーケットから撤退するリスクがある。なので、1社専属のような形態では仕事をしないと決めている。
・O社以外では3社のエージェントと主に仕事をしている。年間稼働は150日前後がいいバランス。ロングツアーとFITをバランスよくなるのが理想。
・頼まれれば通訳の仕事もするが、基本的にはガイド業がメイン。
・O社のツアーは求められることが多くしんどいがそのぶん勉強にはなる。自分が望む条件内で続けられる限り続けて、経験を積むのがいいと思う(わたしに対するアドバイス)。
・外資と国内のエージェントを比較して、後者の唯一のデメリットは顧客からのフィードバックが伝わってこないこと。よほどのクレームが発生しないかぎり、ツアー終了後にフィードバックなどは一切ない。
とのこと。
で、先輩の話を受けての、わたしの考え。
・エージェント1社に仕事を集中させることなく、数社とお付き合いして、バランスよく仕事を受ける先をばらけさせる。
・ガイド一本に絞るのではなく、ガイド以外の仕事も開拓していく。
という従来の方針に、自信と確信をもった!
もうここらへんは、ガイドが100人いたら100通りの方法があって、どれが正解というのは一切ない。だからこそ、自分がこうだと信じられる道をいくしかない。
ということで、ますます気持ちが定まりました。いそがしいなか時間を作ってくださった先輩に、感謝!
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