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2017年ツアーのアサイン状況

インバウンド業界、まだまだ日本市場は上り坂。各社(*)とも今年より来年のツアー数も増加傾向とのこと。
(*わたしが通訳案内士の資格をもっているのは英語のみ。なので、ここでは英語圏の旅行客を顧客に持つ、旅行会社という意味です。なかでもわたしが仕事を受けているのは、アメリカとカナダの会社。日本のエージェントが間に入る場合と、直接契約の場合があり)

日本市場は急激に伸びているため、各社のなかでも注力マーケット。とはいえ、これまで市場が未成熟だったため、ロングツアーを任せられる経験豊富なガイドの数が足りない。

というわけで、まだ2年目のわたしでも、仕事が入ってくる、とてもありがたい状況。各社ともアサインが昨年よりずっと早くなり、今年は1社が5月頭、もう1社は6月中旬(春繁忙期のみ)、もう1社は7月にアサイン打診の連絡が。

まだ一本仮定ではあるけれども、一応、2017年のツアーのアサインがほぼ決定。ピークシーズンの3〜5月、準ピークシーズンの9〜11月の各月に9〜19日間のツアーが1本ずつ。年間稼働日数は96日間。プラス、7〜8月にスタディツアーと6月あたりに短めのをちょこっと入れられたらいいなあ、と。

ちなみに、こんなに早くお客さんがツアー申し込みをしてくれるはずもないので、ここでのツアー催行はあくまで計画に基づいたもの。当然キャンセルの可能性もあり、わたしは今年某社から5回キャンセルをくらい、昨年夏の時点で4本あったアサインが結局2本に。先日受けたマネージャーからの説明によると、さすがにここまでのキャンセル多発は初めてで、アメリカの本社がツアー催行数を大幅に読み違えたことが原因らしい。

1本のツアー催行に関わる人数は膨大といえど、最終的な責任をとらされるのは、ヒエラルキの最底辺にいる、わたしたちガイド。

催行数の読みを間違えられて、アサインのためにスケジュールを空けていたのにキャンセルになっちゃっても、何の保証もない。セールスが調子のいいこといって、過度の期待を抱えてお客さんがツアーに参加し、「実際とちがう」と文句いわれるのも、わたしたち。

やってられん!とすべて投げ出したくなっちゃうこともあるけれど、まあそれでも、お客さんに実際に接して、感謝の気持ちを告げてもらえるのも、わたしたち。いろいろあるけれども、2016年後半、そして2017年もはりきってやっていこうと思います。

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