調子のいいときほど、謙虚に

先日、大事な人から、ぐさっとくる言葉をもらった。

「最近、話してても、自分の話ばかりで、こっちの話を全然聞いてないよね。何話してもスルーされるから、興味ないんだなって、話す気がなくなった」

この言葉の前に、耳の痛いことを言われて、「なんか感じ悪い!」って気分を悪くして、1週間ぐらい、連絡をとってなかった。でも、喉に詰まった小骨じゃないけど、ずっと静かにチクチクしている感じがあって、ふと思い立って連絡してみたら、そうやって言われた。がーん。

「⚪︎⚪︎(私)は、そういう立場も前に経験していて、気持ちを理解できるはずだよね。それなのにそういう切り捨てるような言い方をするなんて、残念。充実しているときだからこそ、そうではない人のことも思いやって欲しい」

ぐさり。

あまりに本当のこと言われて、そんな言い方するなんてと、図星だからこそ傷ついて、もう口聞きたくない!と猛烈に腹立ててたあとに、急速に冷静になって、その人に電話して、話をしてみた。そうしたら、本当に素直に、「そうだよね。。。」と思えて、謝ることができた。し、自分の振る舞いを振り返ることができた。

たしかに、私、仕事が面白くて面白くて、そのことしか考えてなかった。しかも、5年間のブランクがあって、去年ようやくこの仕事に出会って、その5年と、1年かけてここまで積み上げてきた感があって、必死だった。充実は充実してるけど、まだ結果を出してないから、この春に出さなくちゃって、ものすごく気負ってもいて。

でも、だからといって、大事な人にそんな気持ちを抱かせていたなんて、ちっとも気づいていなかった。知らず知らずに、すごくいやないい方をしていたことも。

もともと、私は自分が努力を厭わないものだから、同じことを他の人ができて当然と思ってしまうところがある。人によって、できること、できないこと、得意なこと、不得手なことがあるのは、わかりすぎるほどわかっているはずなのに、ふとした瞬間に忘れてしまうことがある。

エネルギーを注げる対象があるのはすごく幸せなことだけど、だからといって、周りが見えなくなっちゃうのは、格好悪すぎる。。。。

その人に、頭から冷水浴びせられたようだった。ものすごーく恥ずかしかった。

でも、いつもメールでのやりとりばかりしているその人と、ひさしぶりに電話で話して、その人の声を聞いているうちに、心が落ち着いていった。言いにくいだろうことをちゃんと言ってくれたことがありがたいと、その視点自体が、その人らしい優しさだな、と思った。

ありがとう。

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