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ワンデーツアーの下見 横須賀軍港めぐり

先日の鎌倉ワンデーツアー(FIT)が楽しかったので、味をしめて?、来週もワンデーを2回引き受けることに。その1つに横須賀が含まれているので、自分自身の興味もあって、下見に行ってきました。

下見で1番大事なのは、動線確認。どんなに素晴らしいガイディングをしても、道に迷って目的の場所にたどり着けないのでは意味がない。ツアーでスムーズな移動は当たり前に求められている大前提なので、まずはここをおさえるのが1番に大事。

1番と書いたけど、あとは動線上に見えてくる景色、建物、オブジェなど、ゲストが気になるだろうこと、質問されるだろうことを想像しておく程度。ここはもう経験によって積み上げていくしかないので、下見でできるのはイメトレぐらいです。

さて、軍港めぐり。乗り場はJR横須賀駅から徒歩10分。ガイドの解説つきで自衛隊と米軍の艦船が両方見られる45分間の船のクルーズ。週末は大人気で、予約が必須とのこと。平日の昨日でも、国内ツアーのグループと重なったこともあって、ほぼ満席。

20代後半ぐらいのさわやか系の男性ガイドさんが、外に見える艦船をつぎつぎに解説していく。センシティブな話題だからか、横須賀米軍の歴史に関する解説は一切なく、艦船の特徴だとかどんな機能があるだとか、そういう専門的な内容がメイン。マニアックすぎるので、必要な単語を準備しておかなくては。もしお客さんが艦船マニアだったらアウトかも。。

軍港マニアではないものの、港や規模の大きい船(1番好きなのはコンテナ船)がとにかく好きなので、クルーズ中テンションあがりっぱなし。常に入港・出港を繰り返しているので、日々見える艦船が異なるとのこと。うーん、これはまたこなくては。。(来週行くけど)

45分のクルーズを終えて、そこから次の目的地である三笠公園までてくてく歩く。15分くらい。

途中、目に入ってくるお店の看板がとにかく英語。平日の昨日はほとんど見なかったけれど、以前週末に車でここを通りかかったときは、街を歩いているのも軍人さんだろうなと思われる体格のいい外国人男性ばかりだった。

三笠公園へ向かう道すがら、何箇所か、米軍基地への入り口を目にする。ゲートの向こうは日本なのに、日本ではないところ。不動産屋さんの物件情報がすべて英語だったり、軍艦三笠の入館料が米ドルで支払えると書かれた案内板なんかを見て、ちょっと複雑な気持ちに。

(この告知、英語で書いたほうがいいんじゃない?って気はすごくする。。)

三笠公園に展示?されている軍艦三笠は、日露戦争で活躍したらしい。そこらへんの歴史、自衛隊、米軍基地について、簡単に解説できるよう、勉強しておかなくては。

ガイドをしていて楽しいことのひとつは、そうでなければ行かないだろう場所に行く機会が増えること。横須賀の軍港めぐりだって、三笠公園だって、ツアーがなければ、知らなかったし、たぶん訪れることもなかっただろうと思う。他人に説明することを前提とした勉強だって、ただ自分の興味のために本を読むだけよりずっと頭に入ってくるし、すっと定着する。今回はちょっと複雑なトピックだけれど、1回学べば、次にアメリカからのゲストを案内するときに話せる話題も増える(繊細なトピックでもあるので、要注意ではあるけれど)。

ということで、来週のワンデーも楽しみです。


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