ツアー前の不安と緊張と、直前に切り替わるスイッチの狭間で
来週末には初めてのツアーがスタート。だんだん緊張してきました。。。資料に目を通していても、どきどきしちゃって全然頭に入ってこなかったり、日数を数えて、準備できる時間の少なさにあせってパニックになりそうになったり。
こういうときは、去年の春を思い出す。
去年2月に通訳案内士のライセンス登録をして、3月半ばに9日間のツアーでデビュー。アサインが決まったのが2週間前だったので、とにかく準備の時間がなくて。時間がゆるすかぎり2、3の研修を受け、弾丸で広島京都に下見に行って。それまでスポットツアーを2回しかやったことなくて、ほぼガイドの経験ゼロ。もう不安で不安で、1週間くらい前から、毎晩ツアーの夢を見て、毎朝3〜4時に目が覚めてしまっていた。
でも、ツアーが始まったらもう無我夢中で、必死になっているうちに、あっという間に終わってしまった。
そう、ツアーのいいところは、いったん始まってしまえば、確実に終わりがくる、ということ。それから、7本ツアーを経験して痛感しているのは、ツアーが始まる前が1番不安だということ(今数えてみて、まだたった7本なのか!と自分でびっくりしてしまったけれど。。。)。
それから、ガイドの仕事を始めてもうひとつ体感できるようになったのは、自分を信じること。こう書いてしまうと仰々しくて、曖昧だけれども、心からの実感。
これまでの経験を信じること。トレーニングや独学を通して学び、できるかぎりの準備をしてきたと、信じること。もっというと、ガイドを始まる前の、これまでのあらゆる経験を信じること。
ツアー前は決まってツアーの夢を見るし、早起きになって、不安になってしまう。緊張でがちがちになったり、どきどきして考えられなくなったりもする。
でも、ふっと吹っ切れる瞬間が、かならずやってくる。それは、お客さんの顔を初めて見るときかもしれないし、ツアースタートの地に向かう新幹線に乗り込むときかもしれないし、あるいはスーツケースをひきずって自宅から外に出たそのときかもしれない。
毎回微妙にタイミングが異なるのだけど、でも、その瞬間がきたときはかならずわかる。そうすると、一気に冷静になって、戦闘モードに入る。スイッチが切り替わる。
だから、どんなに不安でも、ツアー前は、ひたすら準備に集中することが大事。できるかぎりのことを、しておくこと。できることをやるしかない。そして本番でも、その時点でできうる最大限のことをすること。
というのはわかっているのだけど、頭でわかっているのと、心は別!
とにかくこの不安な状態でにがてなので、もういっそ早くツアーが始まって欲しいような、まだまだきて欲しくないような、そんな複雑かつ曖昧な、落ち着かない心持ちです。あ〜。。。
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