日本が好きで好きで、日本行きのツアーを作ってしまったエストニアの女性

昨日のツアーは、エストニアからのグループ。率いるのはTLのKさん。すらりとした長身に金髪のショートカット、薄いブルーの瞳。黄色と黒の花柄模様のワンピースに、グレーの花柄タイツ、白いサンダル風の靴と、なかなかのおしゃれさん。日本語もとても流暢。そんな彼女は、なんとただのTLではなく、このツアー催行会社の経営者なんだかとか。

といっても、すべての仕事はほぼ彼女がこなしているので、フリーランスに近い。今回の10日間近い日本のツアーも、フライト、宿、訪問先、交通手段、レストランまで、ほぼすべてネットで調べて、探して、予約までしたんだとか。

もともとは会社勤めをしていた彼女。子供の出産をきっかけに会社を辞め、フリーランスとして仕事をしてきたのだそう。エストニアは日本と異なり、ひとつのライセンスで国内、海外でのガイドおよび添乗業務が可能。彼女は国内のガイディングもすれば、近隣諸国を周るツアー添乗もするらしい。

そして、彼女の日本好きは大学時代に日本語を2年間学んだときからずっと変わっておらず、今でもプライベートで年に1度は来日しているんだとか。

「エストニアにはタコがありませんから」と昼食をとったレストランでタコのから揚げを見つけては目を輝かせたり、漬物屋さんで「これはエストニアに帰ってからも食べられるから大丈夫。。」とお土産用の漬物探しに余念がなかったり。

今回のツアーはお客さんが自ら日本までのフライトに乗り、日本の空港でのミートだったらしく、ツアー前は次回のツアーを兼ねたプライベートで2週間ちょっと九州を周ってきたらしい。

日本が好き。だから日本行きのツアーを作っちゃう。格好良い仕事の作り方！こうやっていろんな生き方をしているひとに出会えるから、この仕事は本当に面白い。