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俺たちの栗駒ヒルクライム2023夏

エキスパートクラス 46:39 1位

栗駒ヒルクライムはローカルな大会だけど、比較的規模は大きい。今大会では200人弱集まったとのこと。
開催場所の栗駒山は岩手宮城秋田の3県境に位置する。その立地条件から、東北各所から自転車乗りがゾロゾロと終結してくる。
エントリー代が3000円と安く、入賞しなくても餅蒔きならぬチョコ蒔きで景品ゲットの可能性も十分にある良い大会だ。ゴール後は豚汁とごはん、夏大会ではスイカとドリンクも提供される。3000円でここまでおもてなししてくれる大会は栗駒くらいだ。みんな出よう。

栗駒ヒルクライムは春と夏の年2回開催。
恥ずかしながら、今のところ3連覇させて頂いている。

レース開始

今回はスタートしてすぐの橋が工事中のため、橋の先からスタート。タイムにして20~30秒ほどの差だろうか。
スタート直後は泉ヶ岳CCののSサキさんが強く引く。あぁ今回は辛くなりそうだなぁと思いながら後ろに着く。というのも、前回の春大会ではSサキさん、岩手のK池さんの3人で終盤まで抜け出す展開になった。今回も両名は健在。
栗駒は序盤がアップダウン、7kmほど進むとトンネルが2連続で現れる。トンネルを抜けるまでは大体集団は大きいまま進むことが多い。斜度も緩く、集団の後ろに居れば比較的楽ができる。
今回もその例に漏れず、トンネルを抜けるまではほぼ全員が残る展開。トンネル前までは脚のあるメンバーがローテを回しながら進行したため、ペースは早め。なんだか弘大のT田くん調子良さそうだなぁとか思いながら走っていた。聞くところによると来週の乗鞍に照準を合わせているらしい。若手には頑張って欲しい。
1つ目のトンネルは、トンネル進入してすぐにペースがガクンと落ちたため、多少のセレクションにはなるかと思って前に出てペースを上げる。緩斜面だから後ろは中々千切れないけど、人によってはダメージは負っているはず。しかもトンネル内だから涼しくて自分のダメージは少なめ。
2つ目のトンネルはSサキさんが強めに引く。トンネル内部のランプ切れか何かで真っ暗状態。前走者にハスりそうで怖かった。

トンネルを抜けると本格的な上りが始まる。
ここで先頭に出たのはK池さん。5.5倍倍くらいでガシガシ踏んでいく。やっぱりK池さんの引きは強烈で、できるだけ前に出したくない。頃合いを見て前に出る。先頭を走っていた方が自分のペースで走れるので楽だ。
前に出てからは大体5倍を目安に進行。アタックされてもなんとか着いて行ける余地を残したペースで。しばらく走ると1度目の下りに入るが、その前あたりでチャンシステストチームのA木さんが「きっつー!」と叫んだので、おぉそうかそうか、じゃあここで一発ペース上げてやるかと思ってギアを2枚ほど上げてダンシングで加速。A木さんの霊圧は消えた。

下りからの登り返し時点で、先頭は4名?俺、K池さん、Sサキさん、Y崎さん。今一Y崎さんの動向が把握できていない。
存在を認知していたのK池さんとSサキさんのみ。
なんか春大会と同じ展開!と思って楽しくなってしまった。

基本的には先頭は俺のまま進行する場面が多かったように思うが、2度目くらいの下りでK池さんが前に出てくれる。下り終わりの登り返しでSサキさんがアタック。あれ?デジャブ?と思いながらもなんとか後ろに着く。ここでK池さんはドロップ。Sサキさんはアタック直後でちょっと辛そうだったので、少しだけ強めに踏んでペースを作る。後ろでSサキさんの息が荒くなっているのがわかったので、このまま進む。もちろん自分もきついけど、ゴールまでは保つペースで。

後半の傾斜が少しきつくなるあたりでSサキさんがドロップ。先頭は俺単独に。こうなったら春大会の焼き直し、最後まで頑張るだけ。
300~320wくらいで、オーバーヒートになるかならないかのゾーンでひたすら我慢。レースでもないと維持できない強度なので、良い練習にもなった。
最後のT字路で後ろとの差を確認。姿は見えないので、1分くらいは差が付いている感じ。最後まで緩めず頑張って踏んでゴール。

無事3連覇達成。ゴール後は例のごとく感想戦やら何やらして表彰式。3連覇したので優勝者インタビューではイキっておいた。

今回はヘルメットといつもの米。ありがとうございます!

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