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#004 -BOATってなんだっけ?

TAKAHIRO MORIYAMA
"MADE IN HEPBURN/BOAT"

前回はMADE IN HEPBURNになってからの自分と、BOATのメンバーが巡り会うまでを書いて案外文章が伸びたので今回はBOATが出来る?までを自分の目線で書いていこうと思う。

BOATに関しては結構なメディアやインタビューなどで都度色々と受け答えをしてきたし、その中で殆ど言いたい事は発信出来てはいるが内実的な部分はこういった少しパーソナルな部分で公開するのが丁度いいのかも知れない。
BOATがかつて受けたインタビューなどは記事の最後の方にリンクを置いておきます。
ご覧ください。

前回でもキーワードになった"Saturday Sundae"というイベントはBOATを紐解く上で欠かせないイベントになったと思う。

(写真は何回目かのイベントの時、kiki vivi lily姉さんとセッションする予定だったのに泥酔し過ぎて自分は全く歌えなかった…ごめんない...)

当時福岡のベイエリアである荒戸、港地区には怪しげに人知れずパーティが開催されるUnvelashu〜アンベラシュ〜という倉庫みたいなスペースがあった。そこにはそもそも日高さんという人が住んでいて夜な夜な自分にとっては少し年上の人達がこっそりお洒落なクラブパーティーをやっている感じの場所だった。

それはもうboiler roomやtiny deskconcertを YouTubeで観ていた当時の自分にはこんなイイ感じの所が福岡にあるなんて!ライブハウスじゃないところでライブするのってカッコいいじゃーん!と興奮していたし、きっと出演してくれた多くのキャストが同じ感じのノリでそう思い、そして思い思いにイベントを彩ってくれた筈です。
そこでなんやかんやとあって数回に渡りイベントを開催することになるのだが…

ここで出会うのがYOHLUが始まる前で別のバンドをやっていたBokehさん、New oil dealsのtoddy(185)とapple先輩、DJのYOSUKEくん、そして何年ぶりかの再会になる地元の友達GOiTOである。今振り返るとみんな何となくムラムラしてたんだと思う、現状に。

当時アンベラシュではイベント開催以外にもバーベキューしたりリハーサルさしてもらったり酒を飲みまくって勝手に潰れて泊まったりしていたんだけど、こんな感じの場所を自分達で作るの良いなーと漠然と思っていた。
そういえば大濠のPARKSレコードや大名のbrickにも夜な夜な集まったりした時期もあって、それはそれは楽しかった。

そんな僕らは自然と自分達の居場所を探したい気持ちになっていたのか、ココノフェスというイベントに出演するにあたって彼らの運営チームが倉庫代わりにアパートを借りてたところにたまたまYOHLU のbokehさん、MADEINHEPBURNの何人かで遊びに行ったことがあった。
bokehさんが新しいバンドをはじめたくて
この規模感でもいいからメンバー以外にも何人かで集まって制作したりダラダラするスペースが家以外にあると良いよねと話してた。
そんな時にチーム名的なのを決めるノリになって、自分が"BOAT"って名前良くない?と発言したのを覚えてる。
たまたま出た言葉で他に案が無かったのか、
"仮称BOAT"でその日から物件をヤンタオさんが探し始めるのであった。

それから数週間が過ぎて今ある物件に奇跡的に辿り着く。ボートレース場の横の元質屋の物件が空いていると…。

ああ、これはもう運命だ。そこを借りる他ないぞ。という事になり、あっという間にその元質屋の区切られた6畳くらいのスペースを借りる運びになった。
それから折角だし、自分とフィーリングが合いそうな連中をこのチームに入れよう!と前記したtoddyやapple先輩、YOSUKEくんに声をかけてすんなりとメンバーが増えて行き、MADE IN HEPBURNのgoeくん、jeffが巻き込まれ、同じくしてbokehさんもしっかりとYOHLUを結成、ZMIさんとYELIKKも同時期にBOATに合流する事となった。

(BOAT結成の聖地である、渡辺通りの有吉商店での一枚、みんなどこか満ち満ちている)

その後はそんな六畳程度のスペースに機材を導入したり、みんなでワイワイと制作しながら都度都度にメンバーが増えていく。

BOATで一夜にして一緒に曲を作った事がきっかけでGOiTOがスムーズに加入。
ショーダイ夫妻がマルチビジネスに引っ掛かるも無事脱却し加入。
ヤンタオさんがコ太朗をサックスも吹けるし、DTMに強いからと連れて来たかと思えば、
bokehさんがこの才能はBOATに必要だと熱烈アプローチをしてOsamu Fukuzawaが加入。

そうやって日々を乗り越えながら皆でなんとなく楽しいや苦しいを共有して、BOATという存在は一進一退を続けていくのであった。

それぞれのメンバーとそれぞれに濃密なエピソードがあるんだけども、それはまた思い立った時にでも…書こうかな。

現時点では同じ建物の中で一際個性的で広かった部屋に移り、それはもう色々あって今に至るのであった。

BOATがフォーカスされたインタビューは下記へ。


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