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スルっとわかる、最高にやさしいAIの教科書

生成AIの世界へようこそ!
私は本業をしつつ副業でWebライターをしています。Webライターは、けっこうやることが多い…というか、半分以上は調査の仕事なんですよね。

記事を仕上げるには、時間がかかるんです。
副業でやるとなると、なかなか本数が稼げない…

と、思っていたのはAIを勉強する前までです。AIを勉強し始めてからは、冗談ではなく執筆速度が3〜5倍になりました。

自分のことでなければ
「おいウソだろ、盛りすぎだろ」
と、思っていたことでしょう。ところが、本当のことでして…技術の進化はすごいもんです。

この記事では、AIの中でも「生成AI」について、誰でもわかるように説明していきます。 生成AIと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実は簡単なんです。 気軽に、気楽に読んでみてください。

生成AIとは何か?


まず、生成AIが何かを説明しますね。
生成AIとは、人間がするような創造的な作業をするAIのことです。 たとえば、文章を作ったり、絵を描いたり、音楽を作ったりできる。

このへんまでは、何となくわかっている方が多いでしょう。じゃあ、どれから始めると理解しやすいか?
これは、圧倒的に「文章生成AI」です。理由はあとで説明しますので、とにかく始めるならまず「文章生成AI」であるってことを覚えといてください。

では、文章生成AIを3つ紹介します。聞いたことがあるんじゃないでしょうか。

3大文章生成AI

  • ChatGPT

  • Claude

  • Gemini

他にもあると言えばあるんですが、忘れていいです
とにかくこの3つだけ押さえておけば、まったく問題ありません

それぞれに特徴があるんですが、それはまたのちほど…

(おまけ)画像生成AI、動画生成AI

今回はあまり触れませんが、一応は紹介します。

まず、画像生成AIから。

  • Stable Diffusion

  • Midjourney

  • DALL- E

次は、動画生成AIですね。

  • Runway

  • Dream Machine(Lumaと言った方がわかりやすいかも)

  • Sora(まだ一般利用はできない)

「いや、こっちの方がおもしろそう…」

その気持ちはわかります。ただ、文章生成AIを使えるようになれば、自然と画像や動画生成もできるようになるんで。まずは、焦らず文章生成AIをどうぞ。


生成AIの基本概念


次に、生成AIの基本的な特徴を見てみましょう。

自然言語処理=私たちの言葉を理解する

これは、AIが人間の言葉を理解したり、作ったりする技術です。 いま話題になっている生成AIは、基本的にすべて自然言語処理が使われてますね。

なんで話題になるかというとですね、要は「プログラミングの勉強が不要」だからなんですよ。

プログラミングって、聞いただけで難しそうじゃないですか?
私は諦めた経験があります。
ところが、生成AIなら人間の言葉を理解しますから、自分たちが普段から使っている言葉で指示できるわけです。で、結果が私たちにわかる言葉で返ってくる。

極めてわかりやすいですし、学習コストが低い。
文章が書ければ使えるわけですから、誰でも使えるってことです。
別に怖がらなくてもいいです、難しいことじゃありません。

生成AIの実用例

生成AIは、急速に私たちの生活に広がっています。

  • ChatGPTでカスタマーサポート業務改善

  • Geminiで論文や研究などの要約、分析

  • Claudeでブログ文章の執筆

私はWebライターですが、主にChatGPTとClaudeを使って執筆してます。Webライターって執筆前の準備がけっこうかかるんですけど、かなりの時短になってます。

ざっくりいうとこんな感じ。

執筆準備

1. テーマの選定
• クライアントのニーズ確認
• ターゲット読者の設定
• 競合記事の分析
2. リサーチ
• 信頼できる情報源の確保
• 関連キーワードの調査(SEO対策)
• 関連データや統計の収集
• 専門家の意見やインタビューの収集
3. 構成の作成
• 記事の目次作成
• 各セクションのポイント整理
• 論理的な流れを確認

これ、書く前だけですからね?まあまあ多いですよね。この準備の大半を、生成AIに任せています。

「おい、文章生成AIだろ?文章生成じゃないことやってないか?」

そう思ったあなた、鋭い。次で説明します。

3大文章生成AIの特徴


「文章生成AI」っていう名称、本質は捉えてるんですが、誤解を生む表現でもあります。

わかりやすくいうと

「文章で回答することなら、だいたい何でもできる」

と、こんな感じ。
要約、分析、質問への回答、データ収集、添削、プログラミングのコード作成などなど。

用途が多すぎて説明しきれません。
何ができるのか、とにかく生成AIに指示をして、やらせてみるのがいいです。

ではここで、3大文章生成AIの特徴を見てみましょう。無料でできる範囲だけ、とりあえず記載します。

  • ChatGPT→インターネット上から情報収集できる

  • Claude→日本語の文章出力が得意

  • Gemini→一度に処理できるデータが大量

ちょっとわかりづらいと思うので、深掘りしましょう。

ChatGPTの特徴・得意

ChatGPTは、
「インターネット上からリアルタイムの情報を調べる」
ことができます。

例えば「http://〜.jpのブログの構成を教えて」と指示すると、教えてくれます。
私はこれで、Google検索の上位記事を調べてもらってますね。

あと、最新のモデル「ChatGPT-4o」は、出力がめっちゃ早いです。

もうひとつ、GPTsという機能が無料で使えます。
GPTsとは、制作者があらかじめプロンプト(生成AIへの指示文)を入力し終えているものです。

生成AIの回答はプロンプトによって大きく変わるんです。本来は自分で考えなきゃいけないんですが、GPTsを使えばその必要がないんですね。

GPTsは、GPTsストアというところで大量に公開されています。
自分のやりたいことにあったのを選べばいい。
出てきた結果に対して「こんな感じで修正して」という要望を出すと、細かく修正もしてくれます。

惜しいのは「GPTsを作成できるのは有料プランの人だけ」ってとこですね。使うのは無料でもできるけど、作るのは無理ってことです。

Claudeの特徴・得意

Claudeの特徴は「日本語の文章が恐ろしく自然」なこと。

生成AIの文章って不自然なんですよね。
英語を日本語に直訳したような文章になってる。
よく見るのが
「〜の旅を始めましょう」
「〜を提供します」
「〜が成功の鍵です」
みたいなヤツです。

ところが、Claudeは日本語の生成や言葉選びが、極めて自然です。ChatGPTやGeminiが絶対に出力しない、素晴らしい日本語を出してきます。

特に「カジュアルに」と指定するとすごい。個人ブログに出てくるような文体を、サラリと出力します。

ブログ作成やWebライティングのときは、Claudeがおすすめです。
リライトが少なくて済みます。

Geminiの特徴・得意

Geminiも、Claudeほどではないけど、日本語が自然です。
しかし真の得意は別にある。

記憶力がいいんです。

「記憶力ってなんやねん!」

はい、これから説明しますね。

生成AIは、指示→出力→指示→出力…と繰り返すうちに、最初の方で出された指示を忘れます。

最初に「話し言葉で、敬語を使わずに書いて」と指示したのに、繰り返すと敬語で書いてくる。ところが、Geminiだとそれがありません。

大量のデータを扱い、長い会話も問題なし。
GoogleのAIなので、インターネット検索もできる。
無料の範囲で回答できる回数も、Geminiが一番です。

結論:最初に始めるなら

私の結論は、ChatGPT一択です。
とにかくGPTsとインターネット検索が便利すぎる。

ClaudeやGeminiは、自分でプロンプトが書けるようになってからで十分。
まずはChatGPTで、生成AIに慣れましょう。

生成AIに触れてみる


実際に生成AIに触れてみましょう。
難しいことはありません。
普段あなたが使っている言葉で、指示を出すだけ。

利用シーンと基本操作を書いていきます。

生成AIの利用シーン

生成AIは、めちゃくちゃ多くの利用シーンが考えられます。

たとえばビジネスシーン。

営業の仕事:生成AIを使って提案書を自動で作れる
マーケティングの仕事:生成AIを使ってお客様に合わせたメッセージを作れる

仕事以外ではどうでしょうか?

夕食の献立を一週間分まとめて考えてもらえる
おすすめの観光地を効率的に回るプランを考えてもらえる

前日の主要なニュースをまとめ、概要を教えてもらえる

イメージが湧きましたか?
もうこれ、ほぼ個人用の秘書ですよね。

生成AIの基本操作

では、実際に生成AIを使ってみましょう。ここでは、ChatGPTを使った簡単なものを紹介します。

https://chatgpt.com/

1.ChatGPTにアクセスして、ログイン。未登録の方は登録をどうぞ。
   Googleアカウントで登録できます。
2.生成したい文章のテーマやキーワードを入力。
例:「春の風景についての詩」
 3.生成された文章を確認し、必要に応じて修正を指示する。
例:「もう少し感動的な表現にしたい」
4.何度か指示を繰り返し、最終的な文章を完成させる。
例:ブログ記事に掲載するなど

実例:夕食の献立を考えてもらう

どうでしょう、できましたか?
ちょっと工夫して、夕食の献立を考えるプロンプトを紹介しますね。

冷蔵庫の中にある食材を入力します。
入力された食材で、夕食の献立を考えてください。
考えた献立のレシピも教えてください。
レシピは、2人分の分量で教えてください。
食材:

これで「食材:」のあとに冷蔵庫の中身を入れてやれば、出力してくれます。
品数を「3品」と指定すれば3つ考えてくれます。「3日分考えて」と指定すると、3日分考えてくれます。

「糖質を少なめに」と指定すれば、糖質の少ないメニューを考えてくれます。
私はこれで、糖質制限ダイエットを成功させました。1年で10kg減です。

どうです?めちゃくちゃ便利じゃないですか?
私は、よくこの方法で晩飯のおかずを考えてもらってます。


まとめ

できる限りわかりやすく、生成AIについて説明しました。生成AIは、プロンプトと発想次第で恐ろしく便利なツールに変貌します。

ちなみに、この記事に使われている画像はすべて生成AIで作りました。
記事の文章をすべて貼り付け「この記事にふさわしい画像を5枚描いてください」と指示して、出てきたものです。

これはChatGPTの有料会員が使える「DALL-E」の機能なので、もし有料課金したらやってみてください。

Xの下記ポストで企画をやってます。
プロンプトに少し興味を持った方は、ぜひどうぞ。


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