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【Oil pastel#15】制作工程を見せます!

今回はオイルパステルの制作過程を紹介します。

一般的な方法論ではなく、あくまでも
『私はこう描いてます』
といったニュアンスですので、本格派を目指す人よりか

「オイルパステルに興味がある」
「どんな描き方があるのか気になる」

という、“取っ掛かりとしてなにか知っときたい”人向けの記事です。


全体の色をのせる

今回のモチーフは海の夕景です。
普段モチーフは、知人や家族が撮った写真や、
ピンタレストに掲載されている写真を使っています。

まずは簡単に配置を決めます。
あまり描きこまずに、全体のバランスを重視します。
なんとなく位置をつかめたら、色をのせていきます。

この時も細かく描き込まず、色をのせていきます。
この絵は空、雲、海で構成されており、それぞれ単色ではなく、
細かいグラデーションがあるわけですが、
この段階では、メインになっている色を塗っていきます。

まるで子供のお絵かきみたいな感じですが今はこれでOKです。

ベビーオイルで下塗り

ベビーオイルを絵筆につけて、色をぼかしていきます。

オイルパステルは読んで字のごとく、油で作られているので、
全体を大まかにぼかす際は、ベビーオイルが最適です。

この段階では「下塗り」として全体の色を把握するのが目的なので、
仕上がりのディテールにこだわるのではなく一気に塗ります。


この時に必要なベビーオイル、絵筆、オイルを入れる容器(オイルが入ればなんでもOK)は、全て100均で揃います。
↑の写真を見てわかる通り、絵筆は割と大きめのものを選ぶのをおすすめします。
あまりに小さいものだと、ぼかすのに時間がかかります。
いっそのこと「ハケ」のほうがいいかもしれません。

描き込んでいく

ベビーオイルが程よく乾いたら、描き込んでいきます。
ベビーオイルはカラカラに乾くことはありませんが、
あまりにベトベト状態で描き込むと色が濁るので注意してください。

手で触るとちょっとペトペトするけど、
色がベタっとつかないくらいがちょうどいいです。

つまるところ、ベビーオイルの塗り過ぎには注意です。

下塗りで色の位置関係が把握できるので、
あとはモチーフを観察しながら描き込んでいきます。

私は描いたパターン(筆跡)が残る仕上がりが好きなので、敢えてぼかしは入れませんが、
ぼかしを指や綿棒で入れると、もっと全体がまとまると思います。

ここら辺のニュアンスは好みの部分もあるだろうし、
私も柔軟に取り込んでいければと思っています。

↑の写真は別の作品ですが、上部に指を用いたぼかしを入れています。

フレームに入れて保管

オイルパステルは完璧には乾かないので、作品そのものが傷ついたり汚れたり、周囲のものが汚れる可能性があります。
そうならないためにも、クレヨンコートなどで表面を保護します。

とはいえ、完璧とまではいいがたいので、私は必ずフレームに入れて保管しています。

見た目が引き締まって充実感もありますね!
A4、A3といったサイズは本来はポスターなどの広告媒体の規格ですが、100均などで手近にフレームが手に入るので、私はこのサイズで描いています。

ちなみに私はが使っているフレームはこちら↓

100円よりかは高いですが、扱いやすく、
薄型でコンパクトにまとまるので箱買いしてます。

まとめ

私の作成方法について紹介させてもらいましたが、
いかがだったでしょうか。
ちょっとでも参考になる部分があったら嬉しいです。

私も日々模索しながら描いていますので、色んなアイデアが共有できたら嬉しく思います。

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