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【Oilpastel#8】飽きる=満ち足りる

水彩画から、オイルパステルに移行した経緯を過去の記事にも書きましたが、
平たく言うと、単純に興味が移ったから。

で、さらに言葉を飾らず言うと、
水彩画に飽きたからです。

『飽きた』というとあまりポジティブな印象をもたれないかもしれませんが、飽きるが故に、いろんなものに挑戦する機会が増え、それらを次に活かす楽しさがあります。

ポイントは、完全に「飽きたな」と自覚する前に、他のことに手をつけることです。
完全に飽きた後に「あ~次なにしよっかなぁ~」ってなると、次が見つかるまで宙ぶらりんの期間が生まれます。

個人的にこれはイヤなんです。
飽きても次のことにスムーズに移行したい。

「水彩画楽しい!」って思っているうちに、次(オイルパステル)をやってみることで、オイルパステルに移行したあとでも、水彩の良さを継承しながら活かすことができます。

作品紹介

今回も作品を紹介しながら記事を描きます。
しばらくダンボールに描くことにハマっていたのでそれが続きますが、今回はカメの絵を紹介します。

遠目で見るのがよろしいですな。

ダンボールという素材に海の生き物という、なんともミスマッチな組み合わせが、逆にいい味を出している・・・

・・・と思うのは自分だけかもしれませんが、カメは描いていて楽しいので、水彩でも何度か描いたことがあります。

ペンの殴り描き+水彩
水彩オンリー

他にもいくつかありますが、このくらいにしておきます。

パステルの良さに気付けるのは水彩をやってきたから。
水彩の良さを改めて感じれるのはパステルで描くようになったからです。

この点に気付けるのは、別な事にトライすることによって得られるメリットです。

別なことにトライするきっかけ、
それが『飽きる』です。

“1本の道を究める”という生き方も魅力的ですが、
個人的には色んなものを吸収したい性格なので『飽きる』という言葉にネガティブな印象は持っていません。

むしろ世界が広がる感じがします。
もちろん、結果的に“広く浅く”になる傾向はありますが、これもまたべつに悪いことではありません。


飽きる=満ち足りる


飽きることに話を戻すと、

『飽きる』って“イヤになる”とか“興味を無くす”という意味だけではなく、“満ち足りる”という意味もあるそうです。


正直『飽きる』にそんなポジティブな意味が存在するなんて知りませんでした。(笑)

同じ言葉なのに対極(?)な意味があるのは、日本語の面白いところですね。

確かに、私はこれまで水彩を心ゆくまで描けた気がしています。

今回はっきりと『水彩に飽きた』と言いましたが、
厳密にいうと、水彩に飽きたからといって、魅力を感じなくなったというわけではありません。

たまに気分転換に簡単なの描いてみることがありますが、やっぱり楽しいなって思うんです。

それはそうですよね。
カレーも1週間続けばさすがに飽きますが、たまに食べると「やっぱり美味いな」ってなりますから。

多分、そのうちオイルパステルにも飽きる日がやってくると思います。
それが一時的なものなのか、長期的なものなのかは、その時になってみないとわかりませんが、

今のところ、満ち足りる域に達するにはまだまだ時間がかかりそうなので、これからもたくさん描いていきたいと思います。

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