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symbiosis café「双方形」

材提供・施工支援/2020年2月/東京都町田市

サスティナブルをコンセプトに、「共生コミュニティビジネス」を模索して行く場として、3月1日に町田にオープンしたsymbiosis café「双方形」。

お店の内容だけでなく店舗の内装そのものも、そのコンセプトを大切にしたものにしたいと森と踊るにご依頼をいただき、材の提供と、施工のお手伝いをさせていただきました。

オーナーの清原理さんからお話を伺いました。

東京の地産地消の森と踊るの材を使いたかった

「トランジションタウンまちだ・さがみ」にゲストとして話をしに来てもらったのが、森と踊るの三木さん(ずーやん)との出会いでした。

その時からずっと森と踊るの活動は気になって見ていたので、今回、私たちのお店のコンセプトに合った内装を、と考えたときに、自然と三木さんのことが浮かびました。

双方形は、インキュベーションスペースのような場で、飲食で入る人も共同経営をシェアする形でやりたい人を募って営業しています。

例えば、月に1回コーヒーを入れたいという人がいたら、1日だけお店に立つという具合です。

「地産地消」というと消費型になりやすいけれど、そうではなくて、その場所を使ってその人のやりたいことを通してその人の糧も作りたい。みんなで地域で暮らしていく仕組みの基盤を作りたい。というのが私がこの場所を作った理由です。

だからこそ、東京の地産地消にチャレンジしている森と踊るに材の提供を依頼しました。

森と踊るの材の魅力

今回、双方形の材は、敢えて仕上げ(=カンナがけ)をしない板にしました。
それがとても気に入っています。

検討の際にはどっちにしようか迷いましたが、ワイルドな感じ=より木の感じが伝わる自然な感じに良さを感じて、住宅だと危ないかもしれないけれど、土足で歩く場所なので思い切ってそうしました。

昔の学校の床みたいで、素朴なざらざら感がいいんです!

仕上げをしていない床材の良いところは、切った木を感じられるところですね。
仕上げていくと木が木じゃなくなっていくように感じます。
でも、仕上げをしていないことで、桧の木がここにあるという存在感が感じられるんです。
これが、居心地の良さにつながっていると思います。

壁は珪藻土にしたのですが、この壁と桧の床の相性がとても良くて、空気が変わりました。
まるで街中で森林浴ができているようで、落ち着く場になりましたね。
音の感じがいいのは、床がかなり役立っていると思います。

床張りはワークショップにしてみんなで

元々、お店を作るところから色んな人たちで作り上げたいという想いがあったので、床を張る作業もワークショップにして、やりたい人を募って一緒にやりました。

自分たちでやった分のコストが抑えられたのは正直助かりましたが、それを抜きにしてもとても面白かったです。

双方形は共生のコミュニティの場なので、何が提供されるにしても、提供してくれる人との関係性が、提供者とお客さんではなく互いにフラットになるような関係作りが大事だと考えています。

床の内装も、単純にこっちがお客さんで作ってもらったという関係性じゃないものにしたかった。ワークショップにしたことによって、そのコンセプトに合った形で、コンセプトに合ったものができたのが良かったです。

最後に

この場所が森と踊るのショールームのようにもなると嬉しいですね。

今でもすごく桧の香りがしますし、本当に室内の居心地がいいので、みなさん長居をしていきます。

床を張り終わったときに、三木さんが「隅の方に森と踊るの焼き印を押してもいいですか?」とおっしゃったので、「隅じゃなくてぜひ玄関におしてください!」と伝えて、入口のところに押してもらいました。

これがきっかけになって森と踊るの事業にもつながっていったらいいなと思っています。

双方形
〒194-0021 東京都町田市中町1丁目8−2


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