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ウッドデッキ 羽場内家

可動式ウッドデッキ/2020年/神奈川

昨年一年かけてリビングを自然素材にリフォームしたという羽場内家。

次はベランダをリフォームして中のリビングと外のベランダをつながった空間にしたいので協力してほしい、とご依頼をいただきました。

羽場内家が森と踊るの材を使ってくださるのは、3年前の仕事部屋の床に続き二度目です。

また森と踊るの材を使いたいと思った理由や森と踊るの材の魅力について話を伺いました。

森と踊るに二度目の仕事を依頼しようと思った理由

ベランダもリフォームしたいというのは以前から考えていて、やるときはずーやんに相談しようと最初から決めていました。

森と踊るの活動には以前から大きな共感があるので、機会があれば役に立ちたいと思ってきました。 だから今回も、ちょっとでも森と踊るの循環を自分の家にも持ってきいと思っての依頼でした。

①トレーサビリティの高さ
使う木材の出所が分かっているということには、凄く安心感がありますよね。 森と踊るの材は、どんな森から、どんなプロセスを通って来たのか、その後どんな森になっているのかを知っているところが良いです。
ずーやんは、私が知らない世界を教えてくれるのでいつも新鮮です。
例えばこの木材を持ってくるということひとつ取っても、前日にトラックに積み込む時間や、天気を見ながら積み込むというような工程を知れることを新鮮に感じました。
ただものを買ってくるというのではなくて、どこからどんな風に運ばれてくるのかをリアルに知ることができるんです。

②DIY好きにはたまらない
職人気質の私にとっては、森と踊るに依頼をすると施工するときに一緒にできるというのは大きな魅力のひとつです。 私は3年前にも仕事部屋の床のリフォームに協力してもらったので、自分でやると思いが違うということを実感しています。 だから、最初に相談したときから施工するときには自分も参加するつもりでした。

今回は、工事が終わった後、リビングをつながっている感じをさらに出すために別の日に自分で茶渋で色を付けました。
ワックスも何も塗っていない無垢材だからこそできる後追いのDIYが楽しかったです。



③施主に寄り添ったオーダーメイド
森と踊るの仕事はオーダーメイドなのでこちらの希望に沿った提案をしてもらえるのも嬉しいところです。
今回リフォームをしたベランダはマンションの共用部に当たるので、ウッドデッキと言っても簡単に動かせる必要がありました。
そこで、提案してもらったのが、5つのパーツに別れた、簡易的なウッドデッキ。
イメージ的には簀の子のようなものを作って、それを置くだけです。

と言うと簀の子でいいじゃないかと思うかもしれませんが、全然違うんです。
まず、パーツを支える底材にはしっかりした角材を使ってあって、安定感があります。
マンションのベランダは水はけのために緩く傾斜しているケースが多くて、うちのベランダもそうですが、その斜めになっているところはゴムを敷いて調節して、パーツが水平になるように工夫されています。
ひとつひとつのパーツは簡単に持ちあげることができるので、掃除も楽です。


実際に使ってみた感想

今回はリビングつながったひとつの空間にしたいと思ってベランダのリフォームをしたのですが、実は、やる前は家族からは冷ややかな目で見られていました(苦笑)
そこ(ベランダ)にそんなにお金かけるの?
ベランダで工事をするなんて、マンションの人の目が気になる…
等々、正直な反応ですね。

でも実際にリフォームしてみると、裸足のままベランダに出られるようになって、室内との行き来がしやすくなりました。
今では家族もやって良かったと言ってくれて、私よりも妻の方が多くベランダに出ているくらい。
すっかりお気に入りのスペースになっています。
施工したばかりのときの豊かな香りはもちろん最高ですが、香りが落ち着いて来た今も、天然乾燥材ならではの心地よさがあります。
このベランダにいると、森にいる感じがするんです。


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