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食べ森クラブ 活動レポート 2021年12月

食べ森クラブ、今月で丸3年になりました。

自分のお父さんお母さんでない大人に抱っこやおんぶをしてもらい、
小さい子の面倒をみながら遊ぶ子供たち。
…いや、むしろ大人をだっこして遊ぶ子供たち(笑)

焚火を囲みながら、一緒にワイワイとご飯を作ったり、分け合って食べたり、大きな家族のように過ごす参加者のみなさんの姿を見て、一緒にこのコミュニティを作ってこれて本当に良かったなぁと感じました。

来年も楽しみです!
さて、今回の活動レポートは、中心になってバイオトイレを作ってくれているかくさんから。
美しい設計図も必見です♪

森でのゆるーい「バイオトイレ」づくり byカク

食べ森メンバーのカクです。
月1回ゆるゆると森での活動を楽しんでいるうちに早3年が経ちました。食べ森ではメンバーそれぞれが森での活動目標を、毎年ふわっと設定してから活動しています。「ひたすら焚き火をする」、「森で寝る」、「畑をつくる」「森でランチをつくる」等々、目標は人によって様々です。そんな中、僕の今年の目標は「バイオトイレをつくる」という、なかなかハードル高めの目標となっています。

食べ森がスタートして以来、トイレは森の中でひっそりと、という状態なのですが、男子は良いとしても女性陣にはやはり少々不安があるようで、早い時期から「トイレ欲しいよねー」という声が上がっていました。「いや自然のままが良い」、「あっても使わないのでは?」、「食べて出すまでが食べ森だ」など色々な意見が出ましたが、「まあ、とりあえず作ってみようか」という、これまたゆるい感じでバイオトイレづくりが始まりました。とはいえ、場当たり的につくると、用足し中に壁が倒れて丸見えに!というドリフ的なことになりそうなので、一応完成予想図を描いた上で、メンバーのみなさんと協力しながら作業を進めています。

バイオトイレは電気や水道を使わずに、落葉や枝などを、地面に掘った穴の中に竹炭などと一緒に入れ、微生物の力を借りることで排泄物の分解を行う、いわば自然の浄化槽のようなしくみのトイレです。きちんとつくれば匂いや虫もほとんど発生せず、かなり快適なトイレができます。そして土中の微生物が活発になることで、森の土中環境も改善してくれるというすぐれもの。



材料はなるべく森にある素材で作りたいので、竹とシュロ縄を使ってつくることにしました。9月に子供たちと一緒に切り出した竹をシュロ縄で縛り、壁の部分をつくっていきます。このシュロ縄結びがかなりの曲者で、素人がYouTubeを見ながらやっているので、縛ってもユルユル、グラグラと失敗の連続、そして何度やっても結び方が憶えられない・・・。


自分も含めて、いい歳した大人たちが子供たちに茶化されながら、縄一本に翻弄される体験はとても新鮮でした。

みなさんと一緒に四苦八苦しながら、2ヶ月かけてなんとか壁2枚の骨組みが出来上がりました。針金などで固定していけばあっという間にできる作業ですが、あえてシュロ縄という昔ながらの手法を選ぶことが、食べ森のモットー(と僕が勝手に思っている)「ゆるさの中にも学びを」なのです!

このペースで行くと、バイオトイレが完成するのは桜の咲く頃になりそうですが、今後も無理なく楽しみながら、みなさんと作業を進めていきたいと思います。

みんながやりたいことにチャレンジをしていく食べ森クラブはいつでも仲間募集中です。 何月からでも始められます♪
ぜひ一緒に森で冒険しましょう!!
2022年度お申込み受付け始めました! こちら


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