カードゲーム

ぜひ、イメージしながら読んでほしい。

あなたはこれからカードゲームをする。ルールと留意点は次の通り。
①複数あるカードゲームの中から、好きなものを選んでプレイできる。
②ゲーム途中で別のゲームに変更していもいい。
③カードの変更はできない(ゲームのルールに則っていればOK)。
④ゲームを変えると、対戦相手が変わることも、変わらないこともある。
⑤上手くやればゲームのルールを変更できる。
⑥上手くやれば新しいゲームが作れる。
⑦すべてのゲームは原則としてなんの予告もなく突然終わる。時折、不確かなゲーム終了のカウントダウンがされる場合がある。
⑧手持ちのカードがなくなる、もしくはゲームの終了が宣言されたら、ゲームは終了する。
⑨ゲームからは逃れられない

あなたはいま、カードを配られた。
こういう状況のとき、何を考えてゲームに臨むだろう?

僕だったらこう考える。
まず前提として、どういうスタンスでいくかを考える。
純粋にゲームそのものを楽しむのか、勝ちのみを狙いにいくのか、楽しみながら勝ちにいくのか。

そのうえで
①手持ちのカードを吟味する(カードによってゲームの楽しさ・勝率が大きく変わるので)
②スタンスとカードの状況に合わせたゲームを選ぶ
③②で最適なゲームを選んでいるかわからないので、ゲームを変えるか・ゲームのルールを変えられるか・新しいゲームを作れるかを念頭にいれながら、ゲームを続ける。
④終了のタイミングは過度に読まない(早く終わりそうだとか、ずっと続くはずとか)。

ということを考えならプレイすると思う。

反対に
①手持ちのカードの一部を一切気にしない(無視する)
②配られたカードの文句をいう
③楽しくもなく勝てそうにないゲームを続ける
④楽しそうな、勝てそうなゲームをやったことがないからとチャレンジしない
⑤対戦相手のカードに文句をいう
なんてことは、ゲームの勝率を上げないし、楽しくならないので、まずやらないだろう。



これは人生のアナロジーだ。
じゃあ、僕らの手持ちのカードとは何なのか。
生まれた時の環境を含む、外見とか、才能とかの、自分の努力に拠らない、先天的に得たものだ。

僕のカードより手が悪そうだと思っていたのに、僕よりずっと楽しそうにゲームをしている人もいるし、その逆の人もいる。

僕はただ、自分の手持ちのカードを見つめながら、楽しそうなゲームにチャレンジしていきたい。


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