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有意義な情報はタダではない

先日、まさにこの記事に書かれている通り情報提供してもらいたいのに「意見交換しましょう」と言ってきた行政マンがいました。

 自治体は色々な予算を持っており、助成事業なんかでも自治体との連携を条件にしているものがあるので、予算を取りたい業者が情報提供してくれたり、そもそも自治体同士では業務内で情報交換しているようなので、情報はタダだと思い込んでいるのでしょう。
 そもそも、私が接してきた自治体職員のほとんどは、専門的な知識や技術に対して敬意がありません。予算を取りたい業者は、決裁してもらわないといけないので分かるように説明する訳ですが、それで無自覚に分かった気になることも問題と思います。自ら提案したことがあれば分かりますが、様々な情報を収集・取捨選択し、受けやすいストーリーを作る裏にはたくさんの経験に裏打ちされたノウハウの蓄積があります。同時に都合の悪い所はカットされています。そういったことも、常に提案を受け、発注し、ある業者からの信用が低下しても給与や社会的信用に影響ない立場だと、分からなくなってしまうのかもしれません。
 業者の話を鵜呑みにするレベルではなくとも、自分のお金と時間を使って情報収集していなければ多角的に見ることが難しいので、トンチンカンな室物をしているのもよく見かけます。業者としては何かしら答えるしかなく、年功序列でパワハラ文化も残っている組織だと周りも言えなくて変わらないんだろうけど時間の無駄だなと思います。
 なんか愚痴になってしまいましたが、専門性に価値を認め対価を支払うこと、自分で手足を動かしトライすること、この二つをやる。

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