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森田香央里が紹介する「森田香織」オリンピック代表選手にも勝つポテンシャル

森田香央里が紹介する森田香織さんです!

実業団で頑張る女子選手もかっこいいですが、やはり日本代表として、日本のユニフォームを着て戦う女子選手の頑張りは見ていて応援したくなるものです。現在パナソニックに所属し、過去には日本代表のユニフォームを着て世界の舞台で戦ったこともあるのが、森田香織さんです。森田香織さんは双子で、妹は同じパナソニックでキャプテンを務める森田詩織さん。森田香織さんの紹介と妹・詩織さんとの関係性をまとめました。

高校時代の森田香織さん

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神奈川県出身の森田香織さんは1995年(平成7年)9月19日生まれの、26歳です。保土ヶ谷中学校を卒業後、横浜市都筑区にある荏田高等学校に入ります。荏田高等学校は、陸上の強豪校で、妹の詩織さんと一緒に陸上部に入り、全国高校駅伝に出場します。森田姉妹が全国高校駅伝に出場したのは2013年でしたが、これは1998年以来15年ぶりの出場で、森田詩織さんが1区、森田香織さんが2区と双子の姉妹が襷渡しを行う展開となります。森田詩織さんが区間4位、森田香織さんが区間7位となり、最終的な全体の成績は9位。これは今までの荏田高等学校の歴史の中で最高成績です。2013年、神奈川県の女子駅伝で1位となって全国高校駅伝に出場できましたが、森田香織さんはアンカーで区間新記録をマーク、大会新記録を打ち出し、15年ぶりの出場を決めています。このことは、森田香織さん、詩織さんにとってとてもうれしい思い出として残っているそうです。

荏田高等学校のこれまでの成績をまとめたページを見てみると、1500メートルと2000メートルで森田香織さんは高校歴代1位の記録を持っており、特に1500メートルは2位と6秒近い差をつけています。3000メートルは1位が姉の香織さん、2位が妹の詩織さんで、同じ大会で記録しており、その差はわずかコンマ18の差しかありません。

社会人でも快挙に貢献した森田香織さん

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高校3年生の時に荏田高等学校にとって悲願の県大会優勝と全国高校駅伝出場を果たし、歴代最高順位を記録することになった森田香織さんと詩織さんは、卒業後、パナソニックの陸上競技部に入ります。パナソニック女子陸上競技部は1987年に創部され、現在11名の選手がいます。妹の森田詩織さんがキャプテンを務め、チームを引っ張ります。パナソニック女子陸上競技部はこれまで大きなタイトルになかなか手が届かず、特に全国実業団対抗女子駅伝、通称クイーンズ駅伝ではなかなか上位入賞も難しい状況でした。そこから一歩ずつ成長をし続けた結果、2017年、森田香織さんは1区で区間賞を獲得する活躍を見せ、悲願の初優勝を成し遂げます。そして、2018年も森田香織さんは同様に1区で区間賞をマークし、チームの連覇に貢献します。

森田香織さんは1500メートルや3000メートルをメインに戦ってきており、2015年には1500メートルで日本選手権3位を記録してきましたが、駅伝に力を入れていく中で距離を伸ばしていき、5000メートルや10キロでのレースをこなしていく中でクイーンズ駅伝1区で区間賞をマークします。そして、10000メートルのトラックレースでも結果を出すなど、段々と実力をつけ、いよいよ世界へ飛び出していくのです。

世界ハーフマラソンへの挑戦

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世界ハーフマラソンは世界陸上と同じく、2年に1度開催される大会です。日本代表は香川丸亀国際ハーフマラソンと全日本実業団ハーフマラソンの2つが選考レースとなっていましたが、2018年の香川丸亀国際ハーフマラソンで森田香織さんは全体の2位、日本人1位、自己記録を更新し、代表に内定しました。もう1つの選考レースである全日本実業団ハーフマラソンで2位になった堀優花選手と一緒に、世界ハーフマラソンに参加した森田香織さん。団体では日本が優勝したこともありますが、最近はアフリカ勢の独壇場となっており、2018年の大会でもスピードについていけず、結果は17位に終わります。

この時男子は東京オリンピックのマラソンで代表となった大迫傑選手、女子はこちらも東京オリンピック女子代表となった一山麻緒選手、前田穗南選手などが参加していました。その中で森田香織さんがその中で1番タイムが良かったわけですから、どれだけ大健闘していたかがわかります。その後もオリンピックを目指して頑張る日々ですが、2021年に延期となり、どのような影響が出てくるのかにも注目です。

世界ハーフマラソンへの挑戦、日本人最高順位だったことも含めて、森田香織さんがいかにすごい人かがわかります。写真を見る限りでは柔和な印象を与えますが、実際は闘志あふれる走りを見せています。オリンピックでその闘志あふれる走りを見たいものです。

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