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【シティリーグS6ベスト4】ミュウVMAXデッキの構築やら所感やらなんやら

はじめに

 はじめまして、モリタカと申します。
 
 年明けすぐの2022年1月(スターバース環境)からポケカを始め、気が付くとズブズブにハマってしまいました。先日初参加したシティリーグ(チェルモ秋葉原、39人参加)で予選全勝1位、ベスト4という成績を残すことができたので、モチベが高いうちに自分の思考の整理を込めてnoteを始めようと思い、投稿に至りました。

 今回をきっかけに、握っているデッキのリストや所感、大会での感想などをつらつらと書いていきたいと思います(初回なので、初めて大会に参加した経緯など、自分語りがやや多めになるかもしれません)。

 まだまだプレーヤーとしては初心者の域であり、どちらかというと自分の思考整理の意味合いが強いので、どの程度皆さんの参考になるかは分かりませんが、少しでもそういった部分があれば幸いです。

デッキリスト

 まずは四の五の言わず、当日握ったデッキリストから載せようと思います。ご覧の通り、特に言う必要のないオーソドックスなミュウVMAXデッキです。ほぼほぼテンプレ構築なので詳細な説明は割愛しますが、組む時に意識したポイントなんかは、採用・不採用カードを含めて後ほど記載していこうかと思います。

ミュウVMAXを握ったきっかけ

 デッキの詳細に入る前に、ちょっとだけミュウを握るまでに至った経緯を書いておきます。

 冒頭でも書いた通り、私がポケカを始めたのは22年の1月で、ポケカ歴は約4カ月ほどです。久々に会った友人に勧められてプレイしてみたところ、想像の10倍楽しかったため、初プレイの当日にメルカリで構築済みのはくばアルセウスデッキを購入してしまいました。そこからいくつか構築済みデッキを買い漁ってパーツをそろえ(社会人カードプレーヤーの特権ですね)、いくつかデッキを触っていくうちにミュウにたどりついた、という感じです。これまでで触ってきたデッキはこんな感じです。

・はくばアルセウス
・こくばアルセウス
・アルセウスジュラルドン
・アルセウスバレット
・ドガスダークライ
・オリジンパルキア
・ミュウVMAX
・ディアルガVSTAR

 シティリーグに向けては当初パルキアを握ろうと考えていたのですが、VIPパスの枚数調整が難しくて意外と初手の安定度を高めるのが難しかったのと(一生1積みか3積みで悩んでた)、直前に行った身内大会で試しにミュウを持っていったところ、意外と戦えて優勝することができたので、であればそのままミュウを握ろう、という感じの流れでした。

 人によって意見が分かれるところだと思いますが、個人的には初心者のうちはパワーの高いtier1クラスのデッキを握るべきだと考えています。
 
 当然握る人が多いので対策されている可能性も高いですが、それを乗り越えるだけのパワーがあるからtier1デッキなのであり、まずはそのデッキのポテンシャルをフルに生かすことを考える方が、勝つための最初の道としては近いのでは、という考えです。

 もちろん、しっかり環境読みをした上で、tier1への解答を持ちつつ他のデッキにも対応できればそれに越したことはないのですが、なかなか初心者のうちにそこまでたどり着くのは難しいかな、と。

 であれば、tier1デッキをしっかり使い込んで大まかな動きを頭に叩き込み、その中で想定外のデッキに当たった時の動きもインプットしていく方が、工数としても早いような気がしています。

 その流れで、デッキ構築の際に意識したポイントに移ります。

構築を組む上で意識した点

 個人的に思うミュウVMAXの最大の強み、それは
尋常じゃないくらい強くて多彩な動きがごく自然にできること
 
これに尽きます(小学生並みの感想ですが)。

 ざっと思いつくだけでも
・先行2ターン目からボス連打での最速サイド取り切り
・後1メロディアスエコーからのVポケ狩り
・パワータブレット連打によるVMAXポケモンの1パン
・ダイミラクルでミルタンク、ジュラルドンなどに貫通ダメージ
・サイコジャンプを生かした対非エクデッキの立ち回り

これらの動きを、特に構築上無理することなく対戦相手によって自然に組み込むことができるのはハッキリ言って異常です(ごく当たり前のことを行ってますが。。)。なので、ミュウを握る上では無理に構築を曲げて対策を積むというより、デッキを回すためのカードを多く採用して回転率を上げることを意識するのが重要だと感じています。

 上記を踏まえて、主な採用・不採用カードです。

・ミュウV 4枚
 
最近は3枚採用の構築も増えていますが、個人的には4枚以外考えられませんでした。というのも、上でも書いた立ち回りの柔軟性を最大限生かすため、最もスタートに置きたいポケモンは逃げ0のミュウです。ミュウでスタートできさえすれば、後の動きは引いてきたカードによってどうとでも変更することができますが、その他のポケモンでスタートした場合、貴重な入れ替え札を1枚無駄に消費することもあります。それを考えても、個人的には4枚採用がマストでした。

ウッウロボ 3枚 トレッキングシューズ 3枚
 
直前までウッウロボを4、トレッキングシューズを2で考えていましたが、前日の調整で上記の調整にしたところ、一番しっくり来たのでこの配分にしました。ロボをどうしても打ちたい局面はだいたい1試合に2回程度なので、3枚目はやや過剰なのと、トレッキングシューズを3に増やしたことでデッキの回転率が格段に上がり、必要札にたどりつくスピードが早くなりました。

 基本的にトレッキングシューズでキープするのはそのターンに打つカードのみで、それ以外のサポートやポケモンはガンガントラッシュしていました。このカードを入れる場合、多少のリスクは覚悟でどんどん進む選択肢を取ることが重要かなと思います。

やまびこホーン 1枚
 
対アルジュラと、今後増える可能性のあるヌメルゴンに対しての解答札。パルキア対面でも有効に使えるケースが多く、腐りにくいカードだと感じています。デッキの性質上、打点をパンプできる機会に限りがあるため、個人的にはこちらの要求打点を格段に減らせるこのカードは必須の1枚。

バケッチャ、霧の水晶、基本超エネルギー 不採用
 
バケッチャの採用は最後まで悩みましたが、やはりデッキとしては不純物の色合いが強く、初手スタート事故も含めて動きの妨げとなるケースが目立ったため、最終的には抜きました。バケッチャを採用する場合は水晶や超エネルギーも交えてデッキの対応力を高めていくのが一般的かと思いますが、それぞれのカードパワーとしては他のパーツに比べると劣るため、自分の趣向とは違うかなと感じています。

 このデッキの雪道対策としては、ダブルターボを多めに採用しているため、雪道ツツジを食らう前に盤面を整え、トレッキングシューズを積極的に打って不要札を減らしていくことで、山の当たり枚数を増やす形で戦っていきます。

 以上がザックリとしたデッキの解説ですが、ぶっちゃけ根本の構築や考え方はほぼほぼZweiLanceさんの記事を元にしています。説明不要だとは思いますが、もしご存じない方がいたらこんな記事より、まずはZweiLanceさんのnoteを見て勉強することをおススメしますw

参考文献:

当日のマッチレポート

 以下、簡単に当日の対戦レポートをまとめます。

・予選1戦目 ドレディアVSTAR 〇6-5
 

 ここから決勝トーナメント1回戦まで全てジャン負け後攻。こちらゲノセクトスタート、入れ替え引けずゲノ2ターン居座りの末取られて絶望。ただ、その返しでコロトックをボスで取ってHP40アップをなくし、次のターンでいにしえの墓地+ベルトテクノバスターでドレディアも刈る。その裏VMAX取られるも、ザルードVを2体取って勝ち。

 2体目のコロトックが立たなかったため、先にそこを処理することで相手のHPラインを下げることができたのが逆転につながりました。

・予選2戦目 ドガスバット ○6-4
 初手ドガススタートが見えたので、入れ替え札とボスの枚数を保つように意識。2ターン目にオドリドリが出せたので、相手のステルスポイズンを2耐えしつつゲノにフュジョエネを貼り、手札回しながらボスを3回打って1→3→2のサイドプランで勝ち。

 ガラルマタドガスに対しては、ゲノセクトにフュージョンエネルギーを貼ることでドローソースを確保し、そこからあなぬけやボスの解答札を探しにいくことができるのがミュウVMAXデッキの強みです。こうした動きが自然にできるため、パルキアなどの裏工作デッキよりも、ドガスへの対応は比較的楽にできます。

・3戦目 アヤピッピマホイップ ○ 6-1
 ゲノセクトスタート。1ターン目入れ替え引けずゲノ棒立ちだったが、相手もエネ足りず耐えてターンが返ってくる。ミュウVMAXでピッピを取った返しにアヤシシVで殴られるが、ロボ表が出て持ってきたタブレットを投下してタフネスマントの上からワンパン。最後は釣竿で回収できなかったアヤシシをやまびこボスで狩って勝ち。

 初シティの緊張がやばすぎて、対戦相手が栗原類さんだということを知らずにやってました(似てる人だなーとは思ってましたが、まさか本人だとは)。アヤシシにVMAXがワンパンされる展開だとかなりまずかったと思いますが、何とか処理が間に合い、ピッピを先に山へ戻さなければいけない都合上アヤシシがトラッシュに残っていたため、そこをしっかりとやまびこで狩ることができました。

・4戦目 ドガスヤドキング ○6-0
 相手のドガスを抜け紐で交わしつつ、ゲノ2体にフュジョエネ貼ってドロソを確保。貯まったフュジョエネを生かし、最後は4枚メロディアスエコーにタブレットを2枚重ねて勝利

 基本的な戦い方は2戦目のドガスバットと一緒でした。今回は予選で2回悪軸のデッキに当たりましたが、どちらもVMAXがワンパンされるような構築ではなかったので、運に恵まれた部分もあったかなと思います。

 予選全勝、全体1位で決勝トーナメント進出。

決勝トナメ1戦目 アルセウス裏工作 ○6-5
 直前の練習で何度も雪道マリィからボロボロにされていたので、一番当たりたくなかった。ミュウVを先攻2ターン目で狩られ、0-3で先行されて雪道まで貼られる絶望盤面。ヤケクソシマボシでハイボ回収、手札に抱えてたウロボのコストにしたらなんとか当たり、ローズタワー持ってきてブン回し。裏のアルセウスV狩って2-3に。前のミュウVMAXがノヴァで小突かれ、ターンが戻ってくる。後ろのアルセウスVが未進化の上ついているエネが2枚だったので、返しで殴るためのハードルが高いため、前のお守りVSTARをメロエッタで死ぬ気で取るプランを決行。フュジョエネサイド落ちにつき3枚しか盤面に貯まらないのは分かっていたが、ベルト+タブレット3枚を持ってきて前をワンパン。最後はラスト1枚残ってたやまびこホーン+ボスでトラッシュのアルセウスVを狩り、何とかゲームセット

 今回の対戦で最もきつく、最も構築の強みが出た試合でした。0-3でサイドを先行されてハンド1枚という絶望的な状況でしたが、ローズタワー1枚で全ての景色が変わりました。トレッキングシューズを3回打ち、2ターンで山札をラスト1枚になるまで掘り進めることで全ての必要札をそろえられたことから、改めてミュウVMAXデッキのパワーの高さを思い知らされました。

準決勝 パルキア ×3-6
 普段練習している身内と準決勝で対戦。初めて先行スタートできたので初手から順当に回し、相手は初手にパルキアが置けなかったので序盤の流れは完全にこちらがつかむ。サイド1-0で迎えた3ターン目、相手の裏がパルキアV2体だったのでボスでエネ付きVを狩りにいくが、返しのインテレオンから雪道ツツジの流れでガン止まり、技を打てるのがパルキアに殴られたミュウVMAXしかいなかったため、サイコジャンプも打てずにボスで狩られて負け。後から思えばVMAXはワンパンされる可能性がなく、2回殴れる保証はあったので前のメッソン狩りで良かった。

 3ターン目の盤面は前メッソン、後ろパルキアV2体、ジメレオンでした。相手のベンチ展開が足りておらず、前のメッソンを取るだけでも裏工作の機会が減らせるため、無理にサイド2を取りにいく必要がありませんでした。ここでの正解は、後続のアタッカーを育てながらサイドを1枚取り、次の番に殴りに来たパルキアのワンパンを目指すことで、1-1-2-2で勝ち切る流れでした。

 勝ちの可能性が高かった試合を落としてしまいましたが、まだまだ自分のプレイングが甘いということを再認識できたので、収穫も大きな一戦となりました。

おわりに

 以上が私のシティリーグにデビューするまでの一通りのレポートです。マッチレポートのところでも触れましたが、準決勝は勝ちの可能性が高い試合をプレイングミスによって不利状況に追い込んでしまったため、まだまだ修行不足だと感じています。とはいえ、デビュー戦としては上々の結果を残せたという満足感もあるので、これから精進していこうと思います。

 ポケカのいい点としては、環境のめぐりが非常に早いため、どのタイミングで始めたとしてもそれなりに順応しやすいことが挙げられると思います。

 私は年明けまで全くポケカに触れたことがなく、「あー、ポケカって変な目ん玉ついたカード(超エネルギーです)とかのやつでしょ?」くらいの知識しかありませんでした。1年前にどんなカードが使われていて、どんなデッキが主流だったのか、わりとヘビーにプレーしている今でもあんまし理解していません。それでも、今回っている環境への理解をある程度高め、パワーのあるデッキの回し方を落とし込むことで、大会でも一定の成果を残すことができました。

 他のカードゲームをここまでちゃんとプレーしたことがないので一概に言えない部分はありますが、「今からカードゲームを真剣に始めたい!」という方は、ぜひポケカをやりましょう(布教)。もちろん、大会に出るほどガチじゃないけど、ワイワイ遊んでみたいという方にも、ものすごくおススメできるゲームです。

 正直な話、アラサーになってどハマりするほどポケカが楽しいとは思ってもみませんでした。普段私は教えてくれた友人たちと、同世代6人でオンラインや対面で対戦を繰り返していますが、このゲーム無限に遊べます。先日は友人宅に集合し、夜通しでのガチ対戦会に初めて参加してきましたが、いい大人6人が酒も飲まずに一晩中カードゲームにのめり込んだのは初めての経験であり、とても新鮮でした。

 もちろん、そこに集まる友人たちが気の置けない関係性だということもありますが、根本はポケモンカードというコンテンツの面白さ、魅力に惹かれているのだと思います。

 だいぶ脱線しましたが、今後もこうした構築や大会の話をちょこちょこ投下していこうと思います。また、思考整理も兼ねて、日ごろどんな形で練習や情報収集なんかを進めているか、なども書いていくつもりです。

 最後までお読みいただき、ありがとうございましたmm

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