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隠された人類の歴史 レムリア時代 アトランティス時代 アーリア時代 〜 アリス・ベイリー『秘教治療』から〜

 スピリチュアル、オカルトの歴史を語る時によく出てくる「レムリア」「アトランティス」。

ブラヴァツキーの『シークレット・ドクトリン』(1巻「宇宙発生論」、2巻「人類発生論」、)などで語られた「7つの根人種」の情報が大元にあると言われています。

その後、啓示を引き継いだアリス・ベイリーのテキストでは、より具体的に「根人種」、過去の人種〜現在の人種の課題〜目標とそのためのヨガなど、について語られています。

『秘教治療』を読んでいると、過去を正しく知ること、またそれを細々と分析するのではなく、未来に向かって統合していくことがヒーリングにつながるーーそれは世界も個人も同じであるーーと思えます。

『秘教治療』では、レムリア、アトランティスから受け継がれてきた病気について、以下のように書かれています。
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過去から受け継がれてきた人類の病気

今日研究されている歴史はほんのわずかの期間だけでしかない。
啓発された歴史家と科学者は人類のストーリーを数百万年までさかのぼっているかもしれないが、数百万年前に生きていた人類については何も知らない。

千二百万年前の初期アトランティス時代に花開いた文明については何も知られておらず、千五百万年以上前にまでさかのぼるさらに古代のレムリア文明については全く何も知られていない。
二千百万年前に存在した薄暮の期間についてはさらにわずかしか知られていない。

そのときの人間はとても人間とは呼べず、動物王国に密接に関係していたため、私たちは当時の人々を「動物人間」という煩わしい名前で呼んでいる。
当時から現在に至る広大な期間に無数の人々が生き、愛し、経験してきた。
彼らの肉体は地球の座に吸収され、それぞれが人生経験で得たものを寄与してきた。
しかしそれは、魂自身の界層で魂の生活に寄与するものとは異なるものである。
この寄与されたものはある方法で肉体の原子と細胞を変化させ、得られたものはやがて再び惑星の土壌へと解き放たれてきた。
肉体から撤退した各々の魂は、繰り返し地上に戻ってきた。
そして、非常に多くの人、特にアトランティス時代後期に存在し、その極めて情緒的な人種の精粋であり最高の成果である人々が、過去の歴史が彼らに賦与した素因と生来の傾向を携えて、現在ここに存在している。
したがって、人類が今まとっている肉体は非常に古い物質で構築されており、用いられる質料は過去の歴史によって汚されて条件づけられているということを覚えておくべきである。

この概念に二つの別の概念を付け加えなければならない。

第一に、入来する魂は自らの外的な鞘を構築するタイプの材料を引き寄せるが、それは彼らの精妙な性質のある面に反応するものであるということである。
例えば、もし肉体的な欲求が彼らを条件づけているならば、彼らの肉体の材料は大体においてその特定の衝動に反応するものになる。

第二に、それぞれの肉体は、もしその機能を誤用するならば、その中に避けられない応報の種子を秘めている。
レムリア時代に起因する大きな罪は性的な性質のものであるが、それは主に生来の傾向だけではなく、その文明の人口密度が極めて高かったことと動物王国と密接に関係していたことにもよる。
梅毒の起源はこの時代にまでさかのぼる。

無知な人々は、原始的な種族にはそうしたタイプの汚染はなく、多くの性病とその結果は主に文明の病気であるという美しい考えを持っている。
これは、オカルト的な観点から見れば、真実ではない。
真の知識はそれに反証する。
幼年期の人類において、非常に不適切な連れ添い、乱交、一連の倒錯が行われた。

大師の書庫にある極めて古い文献には次のような言葉が書かれている。
「土は犠牲を強い、土は土に汚染された不純な状態で土に戻った。
かくして邪悪な生命が太古の母の清純な純潔さに入り込んだ。
土壌の深くに邪悪さが横たわり、時を経て形態へと現われる。
子供たちが母に与えた邪悪さを母から取り除くことができるのは火と苦悩だけである」と。

レムリア人種は実際には、当時最も活発で支配的なセンターであった仙骨センターの誤用によって自らを破壊した。
アトランティス時代において「入ってくる火」が向けられた主な対象は太陽叢センターであった。

レムリア時代のハイラーキーの仕事は、別のところでも述べたように、幼い人類に肉体の性質と意味と重要性を教えることであった。
それはちょうど、その次の人種において情緒が培われ、主要な注目の対象になり、そして私たちの人種において刺激を受けているのがマインドなのと同じである。
レムリア時代のイニシエートは肉体の統御を完全に修得した人であり、ハタ・ヨガが当時は際立った霊的な実践であった。
これはやがて、エーテル体の(喉と頭部のセンターを除く)すべてのセンターを機能的な活動へともたらすラヤ・ヨガに取って代わられた。
これは今では実行できるタイプの活動ではない。
なぜなら、当時の大師方は今日の大師方のような発達と理解を成し遂げていなかったことを覚えておかなければならないからである。
その例外は、動物人間と原始的な人類を助けるために他のスキームや天体からやってきた方々だけであった。・・・

アリス・ベイリー『秘教治療(上)』p277-278 AABライブラリー
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レムリア時代の人間の目標は肉体の完成であり、そのために与えられたヨガがカルマ・ヨガ(さらに分類されて、肉体はハタ・ヨガ、エーテル体はラヤ・ヨガ)でした。
しかし上のテキストに書かれているように、第三根本人種のレムリア人種は人口密度が高かったことや(この人種は巨人族と関係があると言われています)、
動物王国と関係が深かったこと(秘教では7つの王国、というものが語られており、下から1.鉱物王国、2.植物王国、3.動物王国、4.人間王国、、となっています)、
肉体を作ることが目的であったため、下から3番目のセンター、仙骨センターへの刺激が過剰でありそれを誤用したこと、などから性的な倒錯が起こり乱行を行っており、それを解決するために神から与えられた病気が梅毒であった、ということが語られています。

アトランティス時代の人間の目標はアストラル体〜感情の完成であり、そのために与えられたヨガがバクティ・ヨガでした。
上のテキストに書かれているように、この時代に刺激されていたのは感情のセンター、太陽叢センターでした。
この時代に与えられた病は癌であり(「癌はアトランティス時代の人類からの現代人への贈り物である。」EH上p85 と言われています。)、情緒欲求性質、アストラル体に起因しており、レムリア時代に蔓延した梅毒のために欲求の自然な流れを塞き止めたことによって生まれました。
梅毒は過剰表現・過剰使用の病気であったのに対し、癌は抑圧の病気であるとされています。

現在のアーリア時代の人間の目標はメンタル体〜知性の完成であり、そのために与えられたのがラージャ・ヨガです。このヨガはこれまでのヨガ全てを包括するものである、と『魂の光ーーパタンジャリのラージャ・ヨガ経典』で語られています。
知性のセンターは喉センターであり、現在はここが刺激されています。
現在のアーリア人種において発生した病気は結核であり、原因は生命の強調点が情緒性質からマインド性質に移行することによる一時的な飢餓にあると言われています。

これら3つの病気の解決策も書かれているのですが、また改めてまとめたいと思います。

もちろんこれこそ、信じるかどうかはあなた次第、の世界ですが、実際にブラブァツキー〜アリス・ベイリーのテキストを読むと非常に論理的で筋が通っているように感じるのではないかと思います。

このような隠された長いスパンの歴史についての記述を見ると、宇宙〜人類の進化にも目的と計画があり、今世界で起こっていることの理由は何なのか、人類は今何をしたらいいのか、などを考えるきっかけになるかもしれません。


アリス・ベイリーのテキストには人類の真の歴史について、他にも多くの記述があります。
現在、神尾学先生が開催している講座「秘教から俯瞰する人類の真の歴史」では秘教で語られている歴史にフォーカスしており、とてもおすすめです。


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