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「自由」について考える 〜大西つねきさんの講演を聴いて〜

先日、大西つねきさんの講演をお聴きする機会がありました。
つねきさんは「自由」ということを強調してお話しをされる方でした。
自由と自立と愛」という記事や、HPでも「心の自由」について書かれています。

私、大西つねきが最も大事にすること、それは「一人一人の心の自由」です。それさえ保てれば、どんな困難な状況でも、人は誇りを持って生き、自由なまま死ねると考えています。そのために人は生まれて来たと、大西は本気で考えているのです。しかし残念ながら、今の社会のフェアでない状況がその自由を奪います。力関係で相手を屈服させ、その自由を奪うことが横行しています。その力の一番の源泉となっているのは、現代のお金です。ですから、大西は戦います。そのアンフェアをなくすために。私が最も好きな言葉、それは映画『インヴィクタス』でも有名になったアーネスト・ヘンリーの詩「Invictus」の中にあります。最後の二行です。これを守るために、私は政治をやっています。全ての人の心の自由のために。

大西つねき氏HP・つねきについて知る

講演の最後や懇親会でも、マイケル・ジャクソンについて静かに熱く語ってくださり、カルチャーへの関心が高い方だと知りました。

講演の最後に流されたマイケルのMan In The Mirrorの歌詞と、
(「鏡に映るそいつから始めよう
どうしたら変えられるか聞いてみるんだ
・・・
より良い世界を作りたいと願うなら
まずは自分自身を見つめ、そして変えていくのさ」)

講演中〜懇親会のときも言われていた「まずは自分から変えていこう」というメッセージにエネルギーをいただきました。


僕はアリス・ベイリーを通してジュワル・クール大師が伝えている情報を学んで、紹介しています。
「秘教」「エソテリシズム」とも呼ばれ、心理学、哲学、宗教、医学、政治、教育など、あらゆる分野を網羅し、霊性(スピリチュアル)と科学を統合するような内容です。
(アリス・ベイリー、ジュワル・クール大師、秘教については改めてご説明し、リンクを貼ります。)

秘教では「自由」についてどのように語られているのかを見ながら、考えてみたいと思います。

自由意志
⑴人間王国での活動に関する限り、知的な人間の知的な方向づけの限界内において自由意志は存在すると言ってもよいであろう。
マインドが活動しておらず、識別し分析し選択する能力がない場合、自由意志は存在しない。
しかしながら、惑星全体の進化を包含する大計画の広大な過程においては、微小な単位でしかない人間に自由意志は存在しない。
例えば、人間は私たちが「天災[神の行為]」と呼んでいるものに遭うが、これらを前にして人間は無力である。
人間には選択することも逃れることもできない。
ここに人間王国内でのカルマの作用についてのヒントがある。
カルマと知的な責任はしっかりと織り合わされており、相互に織り合わされている。

『トランスヒマラヤ密教入門〈第4巻〉真理の実践』 p70

アリス・ベイリーを通してジュワル・クール大師は、
「人間王国での活動に関する限り、知的な人間の知的な方向付けの限界内において自由意志は存在する」が、
マインド(=知性)が活動しておらず、識別し分析し選択する能力がない場合は自由意志は存在しない、と語っています。

「識別・分析・選択する能力が無ければ自由意志は存在しない」などと書かれていると、否定的な感情を持たれる方もいるかもしれませんが、
秘教の「太陽系の7つの界層と人間の構造」の図を見ると、分かりやすいかもしれません。

この図では太陽系・人間の構造を大きく7つの界層に分けて説明しています。(この図についても、詳しくは改めてご説明します。)
簡単に説明すると下から、
①物質界 に 肉体・エーテル体
②アストラル界 に アストラル体(感情・欲望の器)
③メンタル界 に メンタル体(思考の器)

メンタル界も7つの亜層に分かれ、
下4亜層の質料からなる体は、低位メンタル体(具体的思考を行う器・低位具体マインド)
上3亜層の質料からなる体は、魂体・コーザル体(抽象的思考を行う器・高位抽象マインド)
とも呼ばれています。

低位メンタル体は、アストラル体が表現する低位の感情・欲望をコントロールし、様々な可能性の中から識別・分析し、一つを選択して行動するための媒体です。

「自由」に話を戻すと、これまでマスメディアは、恐怖・欲望を煽って知性を使えないようにして、大衆から自由を奪い、コントロールする、ということをやってきました。
自由を得るために必要なことは、出来る限り知性を使って(それが合っていようが間違っていようが、)情報を識別・分析・選択していく、ということになるのではないでしょうか。


「人間の構造」の図の右側に、肉体・エーテル体、アストラル体、低位メンタル体をまとめて、「パーソナリティ」と書かれていますが、パーソナリティの枠を超えたところ、
魂ーー魂の意識は「グループ意識」だと言われていますーーにひとりひとりが意識を上げることができたとき、
下の文章で語られている、真の自由が地球を覆うときが訪れるのだと思います。

⑹キリストと霊的ハイラーキーは決してーー必要がどれほど重大で、刺激がいかに重要であったとしてもーー、人間が自ら決定を下し、自らの自由意志を行使し、ーー個人的、国家的、国際的にーー自由のために戦って自由を達成する神聖な権利を侵すことはない。
真の自由が地球を覆ったとき、私たちはーー政治的、宗教的、経済的なーー圧制の終焉を見るであろう。
私はここで、必要を満たす一つの状態としての現代の民主主義のことを言っているのではない。
なぜなら、民主主義は現在のところ、願望に満ちた思考の哲学であり、達成されていない理想だからである。
私は、確かに訪れるであろう時代のことを言っているのである。
その時代には、啓発された人々が統治するであろう。
これらの人々はどのような政治制度においても権威主義をゆるさないであろう。
そして、救われるためにはこれを信じなければならないとか、どの政治を受け入れなければならないとかいう人々からなるどのような団体の支配も受け入れず、許さないであろう。
人々が真実を教えられ、自分自身で自由に判断し決定できるようになったとき、ずっとよい世界になるであろう。

『トランスヒマラヤ密教入門〈第4巻〉真理の実践』 p72


「人々が真実を教えられ、自分自身で自由に判断し決定できるようになったとき、ずっとよい世界になるであろう。」とありますが、
これまでの問題は、大衆に真実が教えられてこなかったことです。
(自分で取りに行けば情報はあるのですが、非常に分かりにくい。)
これはコロナ〜マスク〜ワクチンや、ウクライナ情勢、国内の政治を報道するマスメディアの姿勢(情報操作・偏向報道)を見ると明らかです。
なぜこのような状況ーー政府・メディア・医療機関の機能不全ーーになっているのかを考えると、最初に引用した文でつねきさんも書かれているように、大きな原因は「現代のお金」だと思います。

次は「お金」について、秘教で語られていることをベースに考えてみたいと思います。


つねきさん、こういったサロンを始められています。


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