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「端的に伝える」とは

端的に伝えられるだけでは淡白な気がして納得できない、だからと言ってだらだら話されるのも困る。僕自身はどちらかと言うとだらだら話しがちです。話すのが好きだから。

どんな時にこんなジレンマを感じるかというと、インターンとしてコミットさせていただいているベンチャー事業のカフェ業務上でコミュニケーションをするときです。主に業務内容の変更等大きな変更がある際の伝達時。

その原因を言語化するために、「1分で話せ」を読んでみました。その感想代わりに原因と学びを述べてみます。

コミュニケーションの目的は、”対象の人に動いてもらう事”


置き去りにしがちな目的

プレゼンの目的は、理解させることではない

「1分で話せ」の中で一番刺さりました。僕が全く意識できてないことだったからです。(そう考えると僕もレベル低いな)

間違いないことで、プレゼンでも真面目なメールでも、目的は理解させることではありません。動いてもらう事。承認する、協力する、フィードバックする、全てそうです。プレゼンをして、理解させることはあくまで手段です。

僕は筋の通ったストーリ―が好きです。そこに固執してしまうあまり、だからこうしてほしいというのをおざなりに主張しがちでした。そして、他人からのメッセージにもいちいち、それを求めがちでした。違和感の原因の一つだと思います。しかし、本当に伝えたいのはそのうえでどうしてほしいか。結論はそっちであることを忘れないようにしたいです。  

一方で、インターン業務上で感じるジレンマは、社員の方もこの目的を履き違えているために起こるものだと思いました。業務変更の指示を受ける際に「○○に変更です」と端的に伝えられるだけでは、「じゃあ行動しよう」とは普通に考えてならない。その変更の意図や込められた思いも伝えられないと、influenceされません。

「結論ファーストで」「端的に」ベンチャー気質のある世界では三度の飯より大切にされていることだと思います。ただそれ自体が目的になっているパターンがほとんど。コミュニケーションが改善されないと組織は良くならないと実感しています。


知らなかったこと

「なんでこのメッセージを繰り返すんだろう」

話を聞く際、何度もあえて主張している姿を見ると、強調したいのは分かるが、なんか胡散臭く感じるという点でいつも違和感を感じていました。

どうやらそれは、相手が「人は話の80%は聞いていない」という前提で話しているという事を踏まえて話を聞いていなかったことが原因だったようです。どういう事やねんって感じですが、”「人は話の80%は聞いていない」ってことを考慮したうえで話す”という事は常識らしいってことです。

はっきり言って僕は逆に人の話80%は聞いてる自信あります。(理解できない話じゃない限り)理由は以前別のmoteで述べたように、必ず質問をする前提で話を聞くから、です。

どうしても、意識しないと、客観的になっているつもりでも、自分の個性をも前提にしたうえで考えてしまいます。

しかしながらコミュニケーションの目的は”対象の人に動いてもらう事”。対象の人は普通の人のはずなので、「人は話の80%は聞いていない」という前提で話をすることは賢明なことだと思いました。


3つの意識したら伸びるなと思ったこと

繰り返しますが、目的は”対象の人に動いてもらう事”。理解させることではありません。なので、”対象の人”に目を向ける必要があります。そのうえで意識したほうがいいなと思ったことが2つあります。

対象の人にイメージをつくらせ、その中に入ってもらう

思い出せば、就活で面接してた時、自分が会社で活躍する姿をイメージさせることを意識していました。これは就活のみならず、様々な場面で必要なことらしいという事です。さらに、そのイメージの中に聞き手が入ってこれれば、より効果は高まる。

例えば就活の例なら自分が入社して活躍するイメージを具体化させ、その姿を見て、面接官は仕事仲間としてどう思うとか、そういう部分に再現性を持たせてみるという事だと思います。

目線を合わせる

如何に端的に効率よく伝えた所で、互いの前提が異なるとコミュニケーションにならないと言うことです。簡単な接頭語を使うのもいいし、端的に伝えた上で、そこに至った背景やロジックを別資料として提示するのもいいのかなと思いました。(僕が違和感を感じる伝え方の大人は多分ここが一番足りてない)

ロビー活動を怠らない

対象の人に動いてもらうための手段としてのプレゼンやメールのやり取りですが、あくまで手段です。ほかにも方法はあるはずで、本当に動いてもらいたかったら、その後のフォローや事前の手回しをすることは何も恥ずかしいことではない。という事です。


来年から社会人、その中でもコミュニケーションがとっても重要な仕事をするつもりです。連絡一つをとっても、質の高い奴だと思われるために、今から実践していきたいところです。



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