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山梨の旅

取り敢えず近県のお城を巡る旅を思いついてトライしてます。第三弾は甲府城です。天守閣や城郭は残ってないようですが、いわゆる城址後公園として甲府駅の側にあるようなので、これを見る事をメインに山梨県へ行ってきました。実はもう一つの目的として、ロードで行く為の下見の目的も隠れてます。なので、ガーミンを車に装着してルートの履歴も残してます。

そんな事なので高速は使わず、ロードで走る道を想定しながらのルートで走りました。金曜日の夜に出発が旅の基本です。有効的な時間を作るには最適な方法だと思います。渋滞で無駄な時間を使い、ストレスも溜まる事を考えると目的地の近くまで夜走りして、道の駅で車中泊をするのはベストな方法ですね。


環八から甲州街道をひたすら走ります。ここは江戸城からの何かあった時の脱出道と言われてますが、何故家康はその目的地を甲府にしたのでしょうか?同じような距離なら他にも沢山あるのですが。

江戸の時代に既にある程度整備されてたのが甲州街道だったのでしょうか?高低差もさほど無いのもその理由の一つかもしれませんね。

そんな事を考えながら本日の目的地のこすげ村までたどり着きました。道の駅こすげにお世話になったのですが、標高も適度にあり実に快適な車中泊となりました。

朝、かなり強めの日差しで起こされましたが、夜中で気付かなかったあたりの景色と空気のなんと爽やかなことか。

隣村の都内までは良くロードで来てますが、ほんの少し足を伸ばせばそこは甲州でした。
武田信玄のお国です。さて、その軌跡を訪ねる旅の始まりです。

今回の旅には我がパートナーの嫁が珍しく一緒なので、ベタな場所にも行かざるを得ません。

と、言うことでまずはお決まりの昇仙峡を目指してスタートです。柳沢峠を越えて甲府盆地に入りましたが、この峠はヤバイかもしれません。長いし、20%超えの激坂も所々にありかなりキツイですね。しかし、走ってみたいとの欲望も湧いてくる自分が居るのが可笑しくもあります。何人かの坂バカさんをみましたが、良いなあーと思う自分が怖い⁉️


その前に、山梨の名産と言えば信玄餅です。その工場があるのを嫁が調べて、行ってみようとなりまして、早速行く事になりました。

まだ時間ははやいのですが、詰め放題のサービスは既に終了しています。コロナ禍のせいで工場見学は中止との事。それにしても凄い人です。GO TO なんちゃらの影響は無いように思いますが、東京ナンバーをちらほら見受けられ、政府の施策とのズレを感じてしまいます。

そして、昇仙峡に向かいます。距離としては以外に近くすぐにその景観が現れてきました。

詳しい事は分かりませんが、何故ここにこの様な景観が出現したのでしょうか?

異様とも言える景色が目の前に現れて少し興奮してる自分がいます。

お決まりコースの滝を見て、少し散策しましたが、何せ股関節の痛みが治ってませんので、長い距離を歩くのは無理です。早々に退散しました。

何故にこんな岩があるのだろう?
どれだけ硬い岩なの?
水晶の産地でもあるこの場所の特性など、どなたか教えて下さい。

さて、今回の旅のメインである信玄さんのゆかりの地に行きたいと思います。

武田神社に向かいます。ここは信玄の居城である躑躅ヶ崎の館跡に建てられたそうです。

神になってる信玄(武田)ですが、3代で滅びてます。

なのに何故この広大な敷地が残っていたのでしょうか?家康は何故取り潰さなかったのでしょうか?

勝手な推測ですが、信玄は庶民から慕われた殿様だったのではないかと思います。信玄堤に代表される様に、人々の暮らしを守る事を第一に考えて施策したので、慕われたのではないでしょうか。

そんな空気を感じ徳川もこの地だけは犯さないとして、現代まで残ったのかなと感じました。

これはこの後訪ねた甲府城跡でも思った事です。

甲府城は武田氏が作ったものではありません。武田氏はお城(城郭)を、もたなかったのです。滅亡後に徳川達の手により築城されたお城ですが、現在の姿を見て何となく甲府の人達に好かれてない様な気がしました。

現状の姿で良しとしてる事が不思議ですし、誇りに思う空気も感じれません。

要するに武田亡き後は外から来た殿様の代理が治めてただけで、政治と生活の距離が離れてしまったのかと感じました。

街を俯瞰で見たときに感じた、何か大人しい雰囲気はもしかしたらこの地(甲信)の特性かもしれません。幕末期にほとんどその名が出てこないのは、武田滅亡後にそういう生き方を取った名残りなのかと思います。

殿様には頼らず、勉学で身を建てようと言う気概がこの地の特性になったのは、武田家の滅亡と密接に関係してるのかと思います。

そんな事を改めて感じながらこの旅を終わろうと高速の入り口に向かってたら、信玄が建てた善光寺さんがありました。

せっかくだからと訪ねたら、鳴龍と戒壇巡りを体験させて貰えました。

鳴龍は手を叩くとその音が天井の板に共鳴して、まるで龍が鳴いてる(聞いた事はありません)様に聞こえる現象です。

戒壇巡りは地下の真っ暗闇(生まれて初めて経験した暗闇です)を巡り、ご利益を頂く事です。暗闇を経験する意味において、なかなか面白い体験でした。


山梨県を巡る旅はこれで終わりなのですが、最後に面白いオマケがあります。

甲府から少し外れますが、ほったらかし温泉と言う施設で旅の疲れを癒してきました。

丘の上にある温泉施設ですが、甲府盆地を眺めながら入る露天風呂は最高ですね。

よくぞこんな場所に作ったものだと感心しました。今後の日帰り温泉施設の一つの形態として、流行っていくかもしれません。

たまたま、落雷の光と夜景のコラボレーションが見れて、最高の温泉でした。

お城を見る企画だったのですが、以外とその他もてんこ盛りで楽しい旅となりましたが、これは今後こあるべき形かと思い、ベタな観光も良しとします。

お城オタクではないですから、その地の色々な事を体験&紹介出来たら良いですよね。

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