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飯田市探訪

30年来の友人から相談された案件があり、その企画を推進する為に長野の飯田市に行って来ました。

2度ほど訪ねた事(泊まっただけ)はありましたが、深く探索した事はなかったので初めてのようなものです。

彼の出身地でもあるので、色々とアテンドしてもらいました。

まず、今回の企画の目的である小笠原書院を見てきました。ここは江戸時代にこの地を治めてた小笠原氏の住居のようです。

何故か当時のままその一部が残っており、文化財として管理されている建物です。

たまたま知り合った若者がここを気に入り、移住して下屋敷を仕事場として、活用してます。

その縁からこの場所で、あるイベントを開催出来ないかとの思いつきから、現地調査の為にやってきた訳です。江戸時代後期からの建物らしく(一部修復されてます)、里山の風景の中にマッチされた空間は懐かしく心穏やかになりました。

同じ敷地内に当家の末裔である、建築家の妹島和世さんが設計した小笠原資料館がありました。江戸から平成への時空間が凄まじいです。少し戸惑いを覚えますが、我々のやろうとしてる企画にはこの空間も有りだと思いました。

3人3様色々と期する物があるのが、その表情から察せられます。しかし、様々な問題もあるのが明確になったのも事実です。

夜、飯田名物(?)の焼肉を食べながら新しい案も出てきました。それらを踏まえ、今時流行りのZOOMを使い企画を練って行きたいと思います。

因みに飯田市は日本一焼肉を食べる町だそうです。確かに、街中のあちこちに焼肉屋さんがあります。何故でしょうか?この辺は馬の産地ではあるのは知ってますが、それと焼肉はそんなに関係ない様な気もします。
馬肉(馬刺し)を食べる文化はあるようですが、焼肉とはちょっと違いますね。

いずれにしろ本当に好きな様で夏には【焼肉フェス】なるロックフェスがあります。

余談ですが松本の方では【りんごフェス】と言うロックフェスもあります。

この地域(アルプス山脈&千曲川)はロック好きなんでしょうか?

それともその雄大な自然が音楽とコラボしたフェスをしやすいのでしょうか?

そんな与太話をしながらの素敵な飯田の夜を楽しみました。

さて、折角この地まで来たのですから行ってみたい所があります。

以前テレビで見て一度訪ねてみたいと思ってた、下栗の里です。車でそう遠く無い所にある様なので訪ねてきました。

そこは想像してた所よりはるかに凄い(高い)場所でした。標高1000メーターを超えた場所に忽然とその集落は出現します。

その数は数十軒はあると思いますが、何故ここに?の思いは更に強くなりました。周りには何もない山の中腹です。どうやって開拓したのかも不思議なくらいの急斜面に、へばりつく様に家々は立ってます。生活の苦労は簡単に想像出来ます。

いつ、誰が最初に住み着き、そして何故今まで続いているのか?

すぐ思いつくのは平家などの落武者の隠れた場所として、住み着き今日まで続いてるという事なのかと思います。

これについてはまだ調べてないので、今後勉強しようと思いますが、改めて他に住む所あるんじゃない?と強く思わざるを得ない秘境の地でした。現代の便利な世の中にここに住み続ける理由にも興味が湧きます。

街中に戻り【川元喜八郎博物館】でその精巧な人形の世界を見ました。三国志が題材なのですが、圧倒されます。飯田市は人形の町でもあるそうです。

地方都市、しかもそれ程大きくない町なのに様々な物があり、とても楽しく勉強になった旅でした。

最後にこの街は丘の町と呼ばれてるそうです。(丘フェスもあるらしい)確かに市街に出るには結構な坂道を下って行きます。そして、何処に行っても平坦な所はありません。
ロードで走る目線で運転してましたが、流石に長野はキツいですね。

地方都市の探訪は新鮮で楽しいです。
飯田市探訪でその魅力に開眼したかもしれません。

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