【鎌倉ポタリング#2】
さて、鎌倉へ!
やはり大仏さんを見ない訳にはいきません。
遠い記憶で何度か来た覚えはありますが、
場所の感覚が全くなく、グーグル先生に頼ります。
八幡様より手前にあるようで、近道を進んでいるはずです。
しかし、何故か若宮通りに出てしまいました。
流石、俺!
小町通りを抜けて何とか辿り着きました。
コロナ禍を過ぎた今これを見ると感慨深いですね。疫病などを退治する象徴として建てられた守り神が今だに此処に鎮座してる事は凄いですね。
確か台風により屋根などが吹き飛ばされて屋外に居る様になったはずです。
何故修復しないのか不思議ですが、この姿が馴染んでますので良いのかなと思います。
実はここに来たかった理由があります。
子供の頃は知りませんでした。青春時代に初めての彼女とのデートでこれを見て、あれ?我が村だ⁉️なんで?
親父から何となく聞かされてたので、多分知ってたとは思うのですが、見るまで存在自体を忘れてました。
その当時自分の出生が村なのを恥ずかしく思ってたので、確か彼女に伝えなかったと思います。
この感覚わかる人居るかなぁー?
北関東や東北の人には共感して貰えるような気がしますが、何やら得体の知れない劣等感みたいな物を抱えて東京に出て来たのです。
一番大きいのは〝訛り〝です。
これがいやでいやで中学時代から矯正してましたね。
実はいまだにこの恐怖は何処かにありまして、話す時に気をつけます。
たまたまですが、私はこの訛りがわりとほぼなく、気づかれない人生を送ってきました。
でも、水戸のお客様から電話があるとこれを感じてしまい、いやな気分になる自分が居ます。
故郷を否定してるようで、甚だ嫌な感覚なのですが、もう50年以上これですから仕方ないかなと諦めてます。
今となれば懐かしい思い出なのですが、その当時は絶対話せない事でした。
そんな故郷を自慢しない私でもこれを見るとやはり誰かに話したくなる衝動は起こります。
何か由来があってこれを納めた訳ではないそうで、たまたまの企画で発生したそうです。
それが現在まで続いてるのはちょっと誇らしいです。
因みに古くなった草鞋は我が故郷に戻ってきてまして、地元のお寺(香仙寺)に奉納されてます。
(写真を見つけられず)
では、頼朝さんに会いに行きましょう。
🎵源氏山から北鎌倉へ🎵
場所のあたりは把握してました。
ご存知の通り鎌倉は3方を山に囲まれてます。
その一つの山に頼朝の銅像があるようです。
そこに行こうとグーグルマップを見ていると、政子の墓が出てきました。
高校時代に永井路子さんの〝北条政子〝を読んで感想文を書いた所、先生から褒められ事があります。なんか嬉しい様な照れくさい様な気分を思った記憶があります。
その時覚えた文章を書く楽しさが、今これを書いてる原動力なのかもしれません。
その意味で北条政子は私にとって大切な人なのです。
感謝を伝えて山を下ります。
さて、旦那様の元へ行きましょう。
地図上では直ぐそこです。
しかし、私は希代の方向音痴です。
同じ道や脇道など何度も走りながら辿りつきません。
ほとほと嫌になってきました。
自分を信じられないのでグーグル先生を頼るしかありません。
本当にここで良いの?
山道を進むと、これは無理の崖が立ちはだかります。どうやらこの上に頼朝さんは鎮座してるらしいので、ロードを置いて登る事にしました。
ビィンディングですからかなり危ない状況ですが、進むしかないと登山の様な坂を登ると、開けた道が出て来ました。
どうやら自転車でも登れる道のようで、私はグーグル先生の徒歩道を走ってた様です。
有志の方々の尽力でこれが建てられたそうです。関東の地を歴史の表舞台に立たせ、その後の武士の時代を作った先駆者として、日本の歴史に残る英雄です。
彼がいなけれは鎌倉の街は無かったでしょう。
そして800年もその姿を残してる日本人の凄さを思います。
東京から1時間ほどで来れて歴史の旅が出来る街があるのですから、そりゃ海外の人も来ますよね。
多くの外国人観光客がおりました。
頼朝さんありがとう。貴方の作った街は今も輝いて人々に喜びを与えてますよ。
鎌倉を抜けようとすると、激坂を越えなければなりません。いつもは紫陽花寺の横の綺麗な道を登って江戸へ向かいます。
今源氏山にいるのでここを下り、知らない道を抜けようとすると、目の前に壁の様な坂が現れました。
流石に登れませんので押し歩きです。
鎌倉に入るもしくは出ていくにはいくつかの切り通しを抜ける事になります。
初めて走りましたが狭いし暗いし、これは攻められたらひとたまりもありません。
こうして実際に散策するとこの場所が幕府を開くのには適してたのだと感じます。
まだまだ歴史的な建物や場所が沢山あります。
とても1日では回りきれません。
次回色々調べて効率良く巡りたいと思います。
ロードで受ける風を含め楽しい鎌倉の旅になりましたが、何度来ても飽きない魅力的な所です。温故知新 そんな言葉が似合う街です。
なので、又来まーす。
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