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庭のイチジクの木

庭のイチジクの木が大きくなってきたので、こぢんまりさせようと昨年の初冬に枝を短く切りました。そしたら、なにすんだこのやろーとばかりに勢いの良い枝ががんがん伸びて、かえって巨大化してしまいました。枝が、空高く伸びています。

木は、枝を多めに切って短くする強剪定をすると、勢いの良い枝が伸びるそうです。目的とは全く逆の結果になってしまいました。

実は、紫陽花でも同じことをやっており、鉢植えを買ってきて庭に植えた時のように、こぢんまりとかわいい状態に戻そうとがっつり切ったのですが、爆発して巨大化しました。大きくなった木を小さくするには、何年かかけて少しずつ切り込んでいくしかなさそうです。急がば回れでした。



夏の暑い間、大きく成長したイチジクには毎日5、6個程の実が熟し、初めの頃はおいしいおいしいとがつがつ食べていましたが、さすがに何日も続くとみんな飽きてきて、冷蔵庫の中に在庫が溜まっていくようになりました。

半分くらいは鳥に食べられて消費されるのですが、なにせ巨大化したイチジクには次から次へと実が熟していきます。イチジクは2、3日で鮮度落ちてしまうため保存が利かないのですが、かといって捨てるのももったいない。

そう言えば子供の頃おばあちゃんがイチジクの甘露煮を作ってくれたことを思い出し、ネットで作り方を調べました。電子レンジでできるようです。試しにどんぶりにイチジクを入れてチンしてみると、大量の水が出ましたが、実は柔らかくなっているようです。

食べてみると、甘い。砂糖なんか入れなくても、甘くておいしいです。ただ、昔食べた甘露煮とはまだまだ遠い状態なので、出た水ごと鍋に入れ、煮込むことにしました。

弱火で30分くらい煮込んだでしょうか、水のかさが減りトロッとしてきたので、火を止めて冷ましました。食べると、甘い、うまい。砂糖を入れてないので、昔食べたような甘いお菓子のような甘露煮ではありませんでしたが、かえってイチジクの風味が感じられておいしかったです。生の新鮮なイチジクも良いですけど、保存も利く甘い甘露煮も良いですね。

意外に簡単だったので、冷蔵庫にまた在庫が溜まったら作りたいと思います。

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