働くってなんなんでしょう?
はじめまして!ReDesigner for Studentの森内と申します!
今日から、「ReDesigner for Student 後輩に贈るデザイナー就活応援 Advent Calendar 2022」がスタートします!
はじめましての方がほとんどだと思うので、まずはReDS(ReDesigner for Studentを略してレッツとよんでます)の中でのわたしの役割を紹介させてください。
ようは、学生・企業・学校のあいだを橋渡しするようなことをしています。
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「デザイン業界には新卒デザイナーの力が必要だ」と社会に広げる。ReDesigner for Student森内、斎藤の想い
普段、キャリアデザイナーとして学生の方々とお話しをしている中で感じることがあります。一言で言うと、「みんなすごい!!!!」です。みなさん、デザイナーとして働くために誠実に努力されているな…すごいな…といつも思っています。わたしが大学生だったころは、自分のキャリアや働くってことを、真剣に考えられていなかったし、正直「働きたくないな」と本気で思っていました。
とはいえ、わたしがお話しをさせていただいた学生の方なんてほんの一部だと思います。もしかすると、「働きたくない」故に「就職活動もしたくない」と思っている方も中にはいるんじゃないかな〜。
なのでこのnoteは、「わたしなんかが社会人になれるのか…」と漠然とした不安を抱えている人に読んでほしいなと思って書こうと思います!
先にお伝えすると、学生時代本気で「働きたくないないな」「就職活動したくないな」と思っていた人(わたし)が、自分の仕事にちょっとだけ誇りを持つことができるようになるまでの過程です。
「働くってなんなんでしょう?」というタイトルは、わたしが学生時代からずっと考え続けてきたことです。アルバイトですらこんなに行きたくない自分が、社会にでて働くことができるのか…なんで大人たちは楽しくなさそうな顔で毎日通勤しているのか…自分のすきなことを仕事にしたら楽しく働けるのか…と、とこしえの悩みかのように考え続けていました。そんな人がどうして、自分の仕事を誇ることができるようになったのかぜひ覗いていってください!
働くことに希望が持てなかった学生時代と就職活動
わたしは学生時代、本当に何も考えずに学生生活を送ってました。特にサークルにも入らず、本と服がすきという理由で本屋と服屋でアルバイトをしていて、そのアルバイトもただお金を稼ぐという目的でしていました。就職活動をはじめるのも人より遅く、服がすきだったのでアパレル業界になんとなくいきたいなと思っていたのですが、いきたかった会社はリーマンショックの影響でその年は新卒採用をしないことを決めました。でもそのことはそんなにショックではなくて、それはそんなに自分の将来のことを真剣に考えていなかったからなのかもしれません。
昔から東京に対する憧れが強かったので、東京で働きたいなという思いと、経済学部ということで、当時大量採用をしていた金融系の会社を片っ端から受けて(大量採用の会社を受けるという部分が自己評価の低さを表しています)なんとか証券会社に入社することとなります。この時、きっと2〜3年でやめて転職するんだろうなぁなんて思ってました。
証券会社を即退社
東京で働けると思っていたのですが、配属されたのは高松でした。今でこそとってもいい場所だな、と思うのですが当時は学生時代の同級生が東京で集まって遊ぶ姿をみては、さみしい気持ちになっていました。そして、金融業界独特の文化にまったくなじめなかったわたしはほんの数か月で退職する決意をしました。200人くらいいた同期の中でも一番早い退職で、なんて自分は根性がないんだ…と元々なかった自信をさらになくしてしまいました。退職するぞと決めた日、母親に泣きながらごめんねと電話したこと、思い出すと今でもちょっとつらいです!
「すきなことを仕事にするって難しいな」と感じたアパレル会社での経験
その後、セレクトショップの販売員として4年ほど働きました。だいすきだった洋服と毎日向き合う日々だったのですが、3年目のある日なぜだか楽しいと思えていないことに気づきました。毎日終電まで働いて、お休みの日は泥のように眠る。売上が悪い日は、レイアウトを変更せねばという強迫観念におそわれ、大好きな洋服と毎日触れ合えているのになぜだか辛いことばかりのような気持ちで働いていました。
また、当時はシフト制で働いていて、付き合いもほぼアパレル関係の人だったので、他業界のこと、ましてやビジネスのことなんてちっとも興味が沸かないし、「キャリア」みたいな言葉もまったくピンとこなかったです。ただ、なんとなくこのままじゃいけない、みたいな気持ちはあって、退職することを決意しました。
転職活動を経て人材会社に入社
転職活動をするにあたって、人材紹介会社にはじめて登録しました。この時にキャリアアドバイザーの方に自分の過去〜未来までいろいろお話をさせていただいて、はじめて「キャリア」について意識することになります。そして人と話すことではじめて、辛いと思っていたアパレル会社での経験の中でも、自分が得意だしすきだ、と思える業務がわかりました。
そんな自分の得意を活かせそうということで、人材派遣会社の営業として転職してその後5年働きました。販売員からの転職ということで、ビジネスメールもはじめて、名刺交換もはじめて、個人売上目標を持つのもはじめて、クライアントとのアポもはじめてと、本当に毎日大変な日々でした。
同期のなかでも売上を達成できたのは一番遅くて、1〜2年は結構辛かったです。ただ、信じてくれる先輩がいたおかげでなんとか続けることができて、3年目以降は売上面でも貢献できるようになってきました。
なんとなく自分の強みみたいなものの輪郭がようやく見えてきたな、という感覚がありました。そんな中、自分の得意なことを生かしつつ、すきなことにも触れていたいと強く思っていることに気づきました。あんなに「働きたくない」と思っていたのに、「楽しく働く」ことをすごく求めている自分がいたのです。
CINRA.JOBを経てReDesigner for Studentへ
その後、人材業界での経験を生かしつつ自分の興味のある分野にも関わっていきたいという思いで、クリエイティブ求人を扱うWEBメディア「CINRA.JOB」の運営に携わったあとにReDSへ。
ReDSは、グッドパッチが運営しているプラットフォームだからこそ、デザインやクリエイティブと毎日触れ合うことができます。加えて、自分の大事にしてきたことを活かせる環境で、そういう気持ちを共有できるメンバーと働くことができています。そして、自分があまりうまくできなかった就活というシステムを、学生 / 学校 / 企業の間に立って、よりよい市場にしていこうと自身の経験を原動力に働くことができています。
と、社会人12年目でようやく自分のすき(興味がある)、得意なことが重なってきたなという感覚を持ててきたところです。でも、自分の中では大学時代に勉強せず、すきなことばかりをしていた経験も、アパレル会社で「すきなことを仕事にするのって難しいんだ」と思った経験、そして何よりも学生時代の就職活動がぜんぜんうまくできなかった経験が今につながっているな…と強く思います。
とは言いつつ、12年はやっぱり長いです!笑
もし今、わたしの学生時代とおなじような悩みを持つ人がいたとして、もう少し近道できないか、と考えると、自分のコミュニティ外の人ともっと話してみようと伝えるかなと思います。わたし自身、学生〜アパレル企業で働いていた当時、自分と同じ境遇の同級生や同業者とばかりつるんでいたので、なかなか外の世界とつながることがなかったのです。
転職活動をするぞと決めて登録をしたエージェントのキャリアアドバイザーの方との会話や、人材会社時代の取引先の方の何気ない一言、こういう関わりの中で気づけたことがたくさんあったなぁと思います。
今何を思って働いているのか
ReDSでの仕事は大変なことも多いですが、社会に対して正しいことをしていると自信を持って働くことができています。わたしは、「デザイナーを増やす」というミッションに共感して入社した経緯があります。そしてそれは、一緒に働くメンバーはもちろん、ReDSを使っていただいている企業のみなさんも同じ思いを持っていただけていること、とても幸せな環境だなと思っています。
また、わたしたちやデザイン業界で働く人たちが誠実に学生と向き合うことで、より良い業界にいなっていくのではと考えています。そのために、プラットフォームとして学生・企業・学校の間の橋渡しを正しくしていければなと思っています!
働くってなんなんでしょう?
タイトルにもしたこの問いには、やっぱりうまく答えられません。でも漠然と、「働きたくないなぁ」と思っていた学生時代。「仕事って辛いもんだ」と思い込んでいた社会人数年目までの自分。すべての経験がすごく大事で、それらを経てやっと自分の仕事に自信を持つことができるようになってきたのかなぁと思っています。
そしてもし、今「働きたくないな」「就職活動したくないな」と思っている人がいたら、まずは自分のコミュニティ外の人と話してみる・話を聞いてみることを強くおすすめします!話をしてみるってどうやって…と思う方はまずはイベントへの参加などからはじめてみるといいかもしれません。
ReDesigner Online Meetupに申し込んでみるのもひとつの手だと思いますが、ReDesigner主催のものでなくてもよいので、まずは外とのつながりを持ってみると気づけることや前向きな気持ちになれることがあるのでは、と思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!明日もお楽しみに!
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